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スバル・クロストレック登場 新クロスオーバーSUV、XVからどう進化? 比較

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スバル・クロストレック登場 新クロスオーバーSUV、XVからどう進化? 比較

XVがクロストレックへ サイズ感は?

2022年9月15日にワールドプレミアとなったスバルの新型クロスオーバーSUVのクロストレック。

【画像】スバル・クロストレックとXV【インテリア/エクステリアを比べる】 全191枚

いうまでもなくスバルXVの後継車種ということになるが、果たしてどんなところが変わっているのだろうか?

発表された情報からチェックしてみたい。

まず最も大きく変わったのがその車名だろう。

実は従来型のスバルXVも北米市場ではクロストレックという車名で販売されており、今回グローバルネームとして全世界でこちらの名前に集約されたということになる。

ちなみに車名の由来は「クロスオーバー」と「トレッキング」を組み合わせた造語であり、SUVらしい頼もしさと身軽で躍動的なイメージをあわせ持つものとなった。

エクステリアは一目でXVの後継車種であることが分かるデザインテイストを踏襲しながらも、より立体感を感じさせる大型ヘキサゴングリルの採用やスピード感のあるフェンダーやプロテクターの形状を採用。

またグリルやクラッディング、リアランプをボディに嵌合させることで、かしめたような立体的な造形とし、頼もしさとラギッドな美しさを表現した。

ボディサイズはほぼ従来型を踏襲しており、全長が5mm短くなり、全高が5mm高まった(従来型「アドバンスグレード」との比較)だけと、フルモデルチェンジを重ねるごとに肥大化が顕著な現代に置いて稀有な存在となっている。

プラットフォームは従来型でも高い評価を集めていたスバルグローバルプラットフォームを継続採用しつつ、レヴォーグやWRX S4でも採用済のフルインナーフレーム構造を新たに採用。

ボディのさらなる高剛性化と軽量化を実現し、サスペンション取りつけ部の剛性向上など最新の知見や技術を盛り込むことで、従来型を上まわる高いレベルの動的質感を手に入れている。

パワートレインは電動化 応答性向上

新型クロストレックの心臓部には2L DOHCの直噴+モーターを備えたeボクサーを搭載。詳細スペックは明らかとなっていないが、従来型に搭載されていた水平対向4気筒エンジンのFB20型にモーターをプラスしたものを改良したものが継続搭載されていると思われる。

一方、従来型に設定されていた1.6Lガソリンモデルや、過去にラインナップされていた2Lガソリンモデルは設定されないようで、新型クロストレックは全車モーターを備える電動パワートレインを搭載するモデルとなった。

組み合わされるトランスミッションは従来型と同じくリニアトロニック、駆動方式は常時前輪駆動のAWDとなる点は変わりないが、エンジンやトランスミッションにも振動や騒音を低減する改良が施されているということで、より快適性の高いドライブを楽しむことができそうだ。

また細かなところでは電動パワーステアリングに応答遅れが少ないスポーティで上質なステアリングフィールを実現する、2ピニオン電動パワーステアリングを採用。

ドライバーのステアリング操作軸をモーターアシスト軸から分離した構造とし、操舵初期のフリクションを低減することで、リニアで滑らかなトルク伝達を可能としたほか、ブレーキブースターには優れた昇圧性能を持つ電動ブレーキブースターを採用。

これにより、プリクラッシュブレーキで急な飛び出しなどへの応答性が向上したほか、全車速追従機能付クルーズコントロール使用時の、急な先行車の割り込みなどに対する素早い減速も実現するなど、応答性だけでなく安全性の向上にも寄与している。

スバルの代名詞「アイサイト」の進化

いまやスバルを代表する装備となった先進運転支援システムのアイサイトは、画角を従来型の約2倍と大幅に拡大し、画像認識ソフトや制御ソフトを改良してより広く遠い範囲まで認識できるようになった新型ステレオカメラユニットと、国内向けのスバル車としては初採用となる、新型ステレオカメラよりも広角で、二輪車/歩行者を認識できる高角単眼カメラを搭載することで、歴代アイサイトとして最高の性能を実現。

また、すでにレヴォーグなどに採用されている11.6インチの大画面を持つセンターインフォメーションディスプレイを搭載し、大画面がもたらす使い勝手の良さや先進的ですっきりとしたデザインとしただけでなく、スマートフォンとの連携機能を大幅に強化することで、普段使っているスマートフォンと同じ感覚でシームレスに扱えるインフォテインメントシステムに進化している。

そのほか、細かなところでは、スバルの新型車としてはめずらしく、初期型からサンルーフの設定がある点も特徴的。

従来のスバル車では1度目の年次改良でサンルーフ付きが追加されることが多かったが、これはサンルーフを求めるユーザーの多い北米市場が主要マーケットであることも影響しているのだろうか。

実際の導入は2023年以降とのことで、正式発売まではまだしばらく時間があるが、登場を期待して待ちたいところだ。

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みんなのコメント

1件
  • ボンネット内を見ると萎える。鉛バッテリー二個だよ?いつの時代のクルマだよ。。。The化石。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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