F1とオランダGPは開催契約を1年間延長することで同意した一方で、開催が2026年でひとまず最後となると明かされた。
オランダGPは2021年に36年ぶりにF1カレンダーへ復帰。マックス・フェルスタッペンという人気ドライバーの存在が契約を後押しし、改修されたザントフールト・サーキットを舞台に開催されてきた。
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F1開催契約は2025年まで延長されていたが、12月4日にオランダGPの開催契約が”1年間のみ”延長されることが発表された。
ここ数ヵ月間、オランダGP主催者側とF1側では、現行契約が終了する2026年以降についての交渉が進められてきた。ただオランダGPは資金面で問題を抱えていた。オランダGPディレクターのロバート・ファン・オーバーダイクは、イベントチケットへのVAT(付加価値税)引き上げという政府側の計画が、状況を難しいものにしていると指摘していた。
そしてオランダGPのより良い未来のために、スパ・フランコルシャン(ベルギーGP)とのローテーション開催方式も含めて、いくつかのシナリオが議論された。
しかしながら、オランダGP側はこの方向性を望まず、2027年以降はF1開催から降りることを選択した。ディレクターのロバート・ファン・オーバーダイクは”リスクとバランス”を取らなければならなかったとコメントしている。
「我々は個人所有・運営の企業であり、イベントの開催継続で得られる機会とその他のリスクや責任とのバランスを取らなければならない」
「2025年と2026年にさらにもう2回素晴らしいオランダGPを開催し、最高の形で終えることを決定した。我々のイベントが熱狂的なファンや地域、F1コミュニティに愛され、支持されている間にこのステップに進めたかった」
なおF1のステファノ・ドメニカリCEOはオランダGP側の決定を尊重したいと述べている。
「関係者全員が積極的に協力し、レース延長のための解決策を見つけようとし、隔年開催や毎年の開催など、多くの選択肢を含めて検討を行なった。2026年に素晴らしいレースを終えるというプロモーターの決定を尊重する」
「F1にとって素晴らしいパートナーであるオランダGPのチーム全員とザントフールト市に感謝したい」
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