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クリスタルピラーがトレードマークの、ハイソカーの親玉!「S120クラウン」発売!【40年前の今日、こんなことが…】

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クリスタルピラーがトレードマークの、ハイソカーの親玉!「S120クラウン」発売!【40年前の今日、こんなことが…】

フレームシャシー+四独サスの豪華車

この記事の公開日は2023年8月31日。今から40年前の今日――すなわち1983年8月31日に発売された名車をご存じであろうか? トヨタ・クラウンの七代目モデル、S120型系である。

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クラウンのプレステージ性を示す有名なキャッチコピーに「いつかはクラウン」というものがあるが、これが最初に広告で使われたのが、このS120型系であった。四代目にあたるS60/70型系での失敗から、保守的な路線からは踏み外さずに世代交代を重ねてきたクラウンだが、この七代目も、その先代・S110型系のキープコンセプト・モデルといってよい。

ボディのバリエーションには4ドア・ハードトップと4ドア・セダン、バン/ワゴンがあり、先代まで存在していた2ドア・ハードトップは、ソアラにその地位を譲る形で消滅。ペリメーターフレームに前ダブルウィッシュボーン/後4リンクのサスペンションというレイアウトも基本構造も先代から変わっていないが、上級モデルでは、リアサスペンションにセミトレーリングアームを新採用したのが特徴である。トヨタでは当時、「フルフレーム構造+四輪独立懸架は量産FR車としては世界初」と謳っていた。

ボディスタイルは直線基調の堂々としたものだが、中でも当時のトヨタらしい先進イメージを象徴したのは、”クリスタルピラー”と称するリアピラーの処理である。これはシルバーとクリアーの二重のフィニッシャーをピラー部分にはめ込んだものだが、これにより、ボディ腰上がぐるりとガラスで覆われているかのような雰囲気を醸し出していた。また、グリル左右にフォグランプを配したフロントマスクも特徴的で、これは後の世代にも受け継がれている。

搭載エンジンは、先代から引き継いだ直列6気筒DOHC 2.8Lの5M-GEU(175ps)を筆頭に、同じく直6 DOHCである2Lの1G-GEU(160ps)、直6 OHCターボ2LのM-TEU(145ps)、直4 2.4Lディーゼルの2L(83㎰)および同ターボの2LT(96ps)の、合計6種類を用意。なお、このほかにタクシー用のLPG仕様エンジンとして、3Y-LPG(直4)とM-PU(直6)もあった。

装備の面でも先代よりさらに豪華さを増しており、例えば空調では、先代から継承したマイコンオートエアコンの改良版である「新マイコンオートエアコン」を採用。世界初の10気筒可変容量コンプレッサーにより燃費と快適性の向上を両立したという。音響面の目玉である「ロイヤルサウンドシステム」には、ボタンひとつで各シートポジションに応じた最適な音が楽しめるという、ポジションセレクター(これも世界初)が含まれていた。どちらの装備もロイヤルサルーンGに標準、ロイヤルサルーンにはオプション設定。

車両価格は4ドア・ハードトップの最高グレードであるロイヤルサルーンGで382万円、同じくハードトップの2Lロイヤルサルーン(ツインカム)で314万円、一番安価なスーパーエディションで211.8万円。セダンではロイヤルサルーンGが364.2万円、ディーゼルターボのスーパーデラックスで215.2万円、スタンダードで134.7万円。ステーションワゴンのスーパーサルーンでは260.3万円であった(いずれも東京地域)。

文:LE VOLANT CARSMEET WEB CARSMEET web編集部
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みんなのコメント

25件
  • この型のクラウンをはじめ、対抗車のセドグロ、マーク2兄弟、ローレル等のハイソカーブームが、セダン人気を牽引していたのが、懐かしい。
    この頃のセダンはカッコよかったし、ステータスでもあった。
    今じゃ、ミニバンばかりで、セダンは数える程。
    昭和のジジイには、寂しい限りだね。
    と書くと、また、老害だのとコメント付くんだろうね。
  • フレームボディとフルフローティングの乗り心地、おじさんが長年大切に乗ってましたが、工事車線規制で停止中に、後ろからノーブレーキの車が衝突してきて、いろいろ部品探したけど、見つからず手放ししたそうです。後に工事入庫したままの現車見せてもらい、フレームボディの頑丈さ見ました。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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