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"爽快シビック"を謳う新型ホンダ・シビックが日本デビュー。ボディタイプはハッチバックのみの設定

掲載 更新 12
 "爽快シビック"を謳う新型ホンダ・シビックが日本デビュー。ボディタイプはハッチバックのみの設定

ホンダが11代目となる新型シビックのハッチバックモデルを発表。グレード展開は標準仕様のLXと上級タイプのEXという2車種で構成

 ホンダは2021年8月5日、新型シビックのハッチバックモデルを9月3日に発売すると発表した。

新型「CIVIC」用無限パーツ先行公開

車種展開は以下の通り。
LX:6MT319万円/CVT319万円
EX:6MT353万9800円/CVT353万9800円
なお、月間販売計画は1000台を予定している。

 11代目となる新型シビックは、商品コンセプトとして“爽快シビック”を標榜。親しみやすさ(Approachable)と特別感(Speciality)をあわせ持ち、乗る人全員が“爽快”になれるクルマを目指して開発される。具体的には、ホンダのクルマづくりの基本である「人中心」の考え方を深く掘り下げた気持ちが明るくなるような開放的なデザイン、質の高い走行体験を提供するダイナミクス、直感的に使うことのできる「HMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)」など、乗る人を中心とした考えを元に、着実な進化を果たした。

 パッケージングに関しては、開放的な空間と広い水平視野角による気持ちの良い視界を実現。また、従来からのロー&ワイドな骨格をさらに際立たせることにより、高い安定感と動的性能の両方で、新型シビックならではのフォルムを創出する。ボディサイズは従来モデル比で30mm長く、幅は同一で、5mm低く、ホイールベースが35mm長い全長4550×全幅1800×全高1415mm/ホイールベース2735mmに設定。また、Aピラー下端の位置を50mm後退させ、後席のショルダーラインを35mm下げ、リアクォーターガラスを新設したことで、前後席ともに視界をいっそう拡大させた。

 エクステリアについては“Sokai Exterior”をデザインコンセプトに掲げ、運転しやすく心も開放的になれるようなキャビンを追求するとともに、クーペのような流れるプロポーションを描くことで、前方視界の確保と美しいスタイリングを高次元で両立する。
 各部のデザインにもこだわり、フロントマスクは精緻感のあるハニカムパターンのアッパーグリルとフルLEDヘッドライトを、上下に薄いシャープなデザインで構成。また、バンパー左右を伸びやかな造形とすることでワイド感を強め、合わせて下部はロアグリルと左右ガーニッシュを大胆な“ハ”の字でアレンジして、スタンスのよいスポーティな表情を創出した。一方、サイドビューはルーフの高さのピークを従来モデルに対して前方に設け、後方に向かってスムーズに傾斜させることで、クーペを彷彿させる流れるようなフォルムを具現化。さらに、フロントフードからリアエンドまで水平基調を低く一気につなげて、低重心で伸びやかなクーペイメージをさらに強調する。足もとには18インチアルミホイールを組み込み、LXには軽快なイメージのベルリナブラック+切削クリアを、EXにはスポーティさと上質感を際立たせるベルリナブラック+ダーク切削クリアを採用した。そしてリアセクションは、テールゲート一体型のリップスポイラーを装備したうえでコンビネーションランプとともに低く配置し、同時にリアタイヤをより外側に張り出させることで、地面に張りつくような力強い後ろ姿に仕立てる。ボディカラーはEXとLXともにプレミアムクリスタルレッドメタリック/プラチナホワイトパール/クリスタルブラックパール/ソニックグレーパール/プレミアムクリスタルブルーメタリックの全5色を設定した。

 内包するインテリアは“Fine Morning Interior”をコンセプトに、“清潔性”“リズム”“刺激”という要素を抽出しながら、視覚的ノイズを最小限に抑えた造形とすることで、爽やかで心地の良い移動ができる空間を創出。また、感性に響くようなスイッチの触感と空間のデザインを追求し、気持ちのいい視界を提供するキャビンルームに仕立てる。細部のパーツにもこだわり、クリーンな見え方と優れた配風性能を両立させたパンチングメタルのエアコンアウトレット、Honda SENSING用フロントワイドビューカメラのカバーと連続感を持たせてすっきりとアレンジしたアッパーコンソール、ピラーと一体デザインのオーディオスピーカー開口などを配備した。内装カラーはEXに高揚感がにじみ出るブラック×レッドを、LXに軽快&カジュアルなブラックを設定。前席には最新のフレームを内蔵したボディスタビライジングシートを装着し、シート表皮はEXがプライムスムース×ウルトラスエードのコンビ、LXがプライムスムース×ファブリックのコンビで仕立てる。一方、ラゲッジルームは開口部を広げて使いやすさを向上。容量はクラストップレベルの452リットルを実現する。後席シートバックには60:40分割可倒機構を組み込んだ。

 HIMの進化も見逃せない。最大の注目ポイントは、EXに装備する10.2インチフルグラフィックメーターだ。全面を液晶パネルで構成する同メーターは、左側にオーディオなどのインフォテインメント系、右側にHonda SENSINGやナビなど運転支援系の情報を表示。また、ステアリングスイッチの位置と連携させることで、直感的な操作をサポートする。走行状況やユーザーの好みに応じた多彩な表現、走行環境・自車状況を反映したわかりやすい表現で画面アレンジしたことも、同メーターのアピールポイントだ。なお、LXには7.0インチ高精細液晶パネル+アナログスピードメーターを装備している。

 エクイップメント面の充実化も訴求点だ。EXにはBOSEプレミアムサウンドシステムを設定。フロントピラーに埋め込んだツィーターなど12個ものスピーカーでキャビンを取り囲むようにレイアウトし、コンサート会場にいるような臨場感が楽しめる。また、自動地図更新サービスやHondaリモート操作、Hondaデジタルキー、車内Wi-Fi、Hondaアプリセンターなどの先進機能を有する車載通信モジュール「Honda CONNECT」を標準で装備。緊急サポートセンターやHonda ALSOK駆けつけサービスが利用できるHonda Total Care プレミアムも用意する。さらに、簡単・確実に操作できることを目指して開発した9.0インチHonda CONNECTディスプレーは、静電式タッチパネルを配したうえで、インストルメントパネル中央の見やすい位置に配置。合わせて、目的の機能が素早く選べるようアプリや情報表示のゾーニングを明確化するなど、使い勝手の向上を果たした。

 走行面に関しては、質が高く軽快な新しい移動体験の提供を目指して、細部にわたる熟成と進化を実施する。パワーユニットには、ターボチャージャーの構造見直しや吸気配管の圧力損失低減などを図った進化版のL15C型1496cc直列4気筒DOHC16V・VTEC直噴ガソリンターボエンジンを搭載。圧縮比は10.3に設定し、最高出力は182ps/6000rpm、最大トルクは24.5kg・m/1700~4500rpmを発生する。トランスミッションには、エンジンのトルク変動を効果的に吸収するデュアルマスフライホイールに加えて進化させたシンクロナイザー機構やアルミ製ブラケットを採用する6速MTと、トルクコンバーターを大容量化したうえで全開加速ステップアップシフト制御やブレーキ操作ステップダウンシフト制御を組み込んだパドルシフト付CVT(7スピードモード付)を設定。CVTには、デフォルトの「Normal」モードから前方に操作すると加速特性に優れた「SPORT」モードへ、後方に操作すると燃費に優れた「ECON」モードへ切り替わるドライブモードスイッチを配備した。
 基本骨格については、タイプRまで想定して開発した新世代プラットフォームに、軽量・高強度の高張力鋼板や構造用接着材を適用拡大するともにアルミや樹脂のパネル類を組み込んだ新設計の軽量・高剛性ボディを採用。懸架機構は、フロントにスムーズな姿勢変化と 上質な乗心地を両立させたマクファーソンストラット式を、リアに乗心地と静粛性を高めたマルチリンク式をセットする。また、操舵機構には優れた応答性とリニアなステアフィールをもたらすデュアルピニオンアシストEPSを装備した。

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みんなのコメント

12件
  • 直4DOHCを積み、MTまで用意するグローバルモデル、この今やむしろ貴重になってしまった「真っ当な、普通の、使っ・操って心地良いクルマ」が、しかも300万円台前半から発売されて、少なくともSNSではネガティブコメントばかりというのは、ホンダよりも日本人のさもしさの程度がヤバいと思う、、、
  • (貧乏日本人以外の)市民の車であって、低所得・派遣社員のお前ら向きじゃないからな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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