現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > スバル アウトバックが間もなくフルモデルチェンジ。新型の価格帯や装備はどうなるの?

ここから本文です

スバル アウトバックが間もなくフルモデルチェンジ。新型の価格帯や装備はどうなるの?

掲載 更新 68
スバル アウトバックが間もなくフルモデルチェンジ。新型の価格帯や装備はどうなるの?

<余裕の最低地上高は220mmはクロカン4WD並み>

日本におけるスバルのフラッグシップモデル「レガシィ アウトバック」のフルモデルチェンジが近づいています。すでにティザーサイトや、『新しい時代の、新しい豊かさが始まる。』というコピーも公開されています。

>>レガシィアウトバック(現行型・生産終了)のおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる

アウトバックは北米では2019年にすでにフルモデルチェンジ。現地ではレガシィの名前はつかず、アウトバックという独立したモデルとして位置付けられるミドル級SUVとなっています。おそらく基本的には、北米で販売されているアウトバックと同じボディで日本に登場するでしょう。

北米仕様のアウトバックのボディサイズは全長4860×全幅1855×全高1680mm、最低地上高220mm。FFベースのモノコックボディをもつクロスオーバーSUVですが、最低地上高のスペック的にはクロカン4WDといってもおかしくないほど本格派です。

パワートレインは、2.5リッター直噴「FB25」エンジン(最高出力182hp)と、2.4リッター直噴「FA24」エンジンにツインスクロールターボチャージャーを組み合わせたターボエンジン(最高出力260hp)の2種類で、トランスミッションは8速マニュアルモード付きのCVT、アクティブトルクスプリットタイプの4WDシステムが組み合わされています。

悪路走破性を高める電子制御「X-MODE」や、ダウンヒルで低速を維持するヒルディセントコントロールも備わります。2022年モデルには最低地上高を240mm超に高め、ギア比を下げて走破性を高めた「ウィルダネス」を登場させるなど、オフローダーとしての魅力も高めています。

<日本版アウトバックはアイサイトX搭載で400~500万円?>

そんな北米仕様の価格帯は2.5Lエンジン車で2万6945ドル(約297万円)~3万3595ドル(約370万円)、2.4Lターボ車は3万5145ドル(約386万円)~3万9945ドル(約440万円)。アウトバックはアメリカで現地生産しているので、日本仕様が同様の価格帯になるとは限りませんが、過去の例からすると北米仕様のほうが安価な設定になっていることが多いようです。

そうなると、日本版レガシィ アウトバックの中心価格帯は400万円~500万円あたりになるのではないでしょうか。とくに日本仕様ではフラッグシップとして、レヴォーグに搭載している「アイサイトX」を標準装備することは確実ですから、そのぶん価格は高めになることでしょう。

<日本仕様はフラッグシップらしいパワートレインに期待>

先代のレガシィ アウトバックは2.5L NAエンジンだけの設定で、ターボエンジン専用モデルであるレヴォーグと比べると、スバルのフラッグシップとしての満足度が感じられなかった部分もあります。新型レガシィ アウトバックがどのようなパワートレインを用意するのかはこれから明らかになっていくわけですが、現時点でスバルの最大排気量の過給エンジンである2.4Lターボを積むことで、フラッグシップらしさをアピールすることを期待したいものです。

とはいえ、冒頭で記したように新型レガシィ アウトバックのキャッチコピーからは新しい価値観の提案というニュアンスが感じ取れます。いつまでも排気量の大きなターボエンジンがフラッグシップにふさわしいという時代ではないということで、日本仕様では北米仕様とは異なるパワートレインによってインテリジェンスを感じさせるフラッグシップとして仕上げてくるのかもしれません。

文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)

※写真
1~2、4~7枚目は北米仕様のアウトバック(2022モデル)
3枚目はアウトバック ウィルダネス

こんな記事も読まれています

メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
AUTOCAR JAPAN
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
AUTOSPORT web
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
ベストカーWeb
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
Auto Messe Web
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
AUTOSPORT web
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
AUTOSPORT web
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
AUTOSPORT web
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
AUTOSPORT web
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
AUTOCAR JAPAN
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
Auto Messe Web
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
AUTOCAR JAPAN
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
レスポンス
【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
AUTOSPORT web
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 前編
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 前編
AUTOCAR JAPAN
NASCARの2024シーズン終了! 日本からスポット参戦した「Hattori Racing Enterprises」の今季の結果は…?
NASCARの2024シーズン終了! 日本からスポット参戦した「Hattori Racing Enterprises」の今季の結果は…?
Auto Messe Web
ジャガーEタイプ S1(2) スタイリングにもメカニズムにも魅了! 人生へ大きな影響を与えた1台
ジャガーEタイプ S1(2) スタイリングにもメカニズムにも魅了! 人生へ大きな影響を与えた1台
AUTOCAR JAPAN
もの凄く「絵になる」クルマ ジャガーEタイプ S1(1) そのすべてへ夢中になった15歳
もの凄く「絵になる」クルマ ジャガーEタイプ S1(1) そのすべてへ夢中になった15歳
AUTOCAR JAPAN
日本の「ペダル踏み間違い防止技術」世界のスタンダードに! 事故抑制のため国際論議を主導
日本の「ペダル踏み間違い防止技術」世界のスタンダードに! 事故抑制のため国際論議を主導
乗りものニュース

みんなのコメント

68件
  • デビューして北米中心に人気を博して、その後はボルボ、ベンツ、アウディも恥も臆面もなくこぞって丸パクリしたスバル・アウトバック、日本の自動車メディアやジャーナリストは、もっと正当に賛美するべきである。
  • 青いモデルかっこいいですね!
    こういう道具感のある仕上げが日本仕様で出てこないのが残念
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

425.7451.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

16.0475.2万円

中古車を検索
レガシィ アウトバックの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

425.7451.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

16.0475.2万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村