RBのドライバーであるダニエル・リカルドは、2025年シーズンのスポーティングレギュレーションを変更することで、ドライバーの体重に対するプレッシャーを緩和するというF1界の決定を歓迎した。
先月のF1コミッションの会議で来年のレギュレーションの微調整が承認され、車両の最低重量が798kgから800kgに増加し、選手権における記録的な重さとなった。2kgの増加は、厳密にはドライバーの体重、シート、装備の許容量に適用されるもので、車両の他の部分に対するものではないため、チームはレースに向けてドライバーに急激なダイエットを要求しても何も得るものはない。
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リカルドは、もともと身長が高く体格が大きいドライバーが、背が低く体格の小さいドライバーに太刀打ちできない状況を改善するために、この変更は待ち望まれていたと語った。
「(ドライバーは)背の高さはどうにもできない」と、リカルドはベルギーで語った。
「だから、体重を落とすために脱水症状を起こさなければならないのは不公平だ」
身長178cmのリカルドは、グリッド上で最も背が高いドライバーというわけではない。アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)とエステバン・オコン(アルピーヌ)の身長は186cmで、ジョージ・ラッセル(メルセデス)は185cmだ。対照的に、ランド・ノリスの身長は170cmだ。そしてリカルドのチームメイトである角田裕毅は、161cmと全員のなかで最も低い。
ドライバーは、最低体重を満たすために厳しい食事制限を守らなければならないだけでなく、トレーニングで筋肉量を増やしすぎないように注意されている。筋肉量を増やすと走行中の安全に影響が出る可能性があるからだ。
「たとえその体重に達していなくても、なるべきアスリートになれる自由があるのはいいことだし、『ああ、気をつけなきゃ。筋力トレーニングをやり過ぎてはだめだ』なんてこともない」とリカルドは述べた。
「トレーニングに関して少し自由が持てるようになったことは、僕たちの多くにとって大きな利点だ」
他のドライバーもこの問題に関して同様の感想を抱いていた。カルロス・サインツ(フェラーリ)はスパで記者会見に出席した際、「筋肉をつける量や、摂取する食べ物には注意する必要があった」と認めた。
しかし一部の人々にとって、このことは安全性と技術的機能が加わるのに伴ってF1マシンの重量が次第に重くなっていき、エンジニアとドライバーに問題を引き起こしていることを示すもうひとつの例となっている。
「もちろん、2kgは大きな変化ではない」とサインツは語った。
「問題なのは、2kgの上にさらに2kg、さらに2kg、さらに2kgと重くなっていくことだ。これが過去10年間のF1の傾向だと思う。ここに2kg、あそこに3kg、あそこに5kgと増え続けている。以前は(マシンは)600kgくらいだった」
「この重量によって、マシンはより安全にもなっている。衝撃吸収構造が多用され、ドライバーの安全性のために多くの取り組みが行われているからだ。可能な限りの安全性がほしいと思っていることを僕は決して否定しない」
「でも、重量を軽くできることは何であろうと、ここにいるドライバー全員が感謝すると思う。FIAとチームが、2026年だけでなく将来のルールを決める際にもそのことを考慮してくれるよう期待している」
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みんなのコメント
ジリジリとでも減らして行かなきゃだろ。