5月10日、2024年MotoGP第5戦フランスGP MotoGPクラス初日のプラクティスがル・マン-ブガッティ・サーキットで行われ、レプソル・ホンダ・チームのジョアン・ミルは18番手、ルカ・マリーニは21番手で終えている。
また、ヨハン・ザルコ(ホンダ・カストロールLCR)は20番手、中上貴晶(ホンダ・イデミツLCR)は22番手で終えている。
2024年MotoGP第5戦フランスGP TV放送&タイムスケジュール
天候が不安定で知られるル・マンだが、金曜日は晴天に恵まれた。午後から行われたプラクティスは、トップタイムから17番手までが1秒差に収まるという大接戦。フリー走行から着実にタイムを上げてきていたミルは、トップから1.133秒差の18番手でフィニッシュした。
チームメイトのマリーニは、マシンの改善策を見いだすことに注力。午前中のフリー走行では23ラップ、午後のプラクティスでも23ラップをこなし、マイレージを稼いだ。その結果、ミルと約0.3秒差の1分31秒860のベストタイムを記録。チームメイトから大きく後れをとっていた今シーズンだったが、マシンへの習熟が進んでいる様子が見られた。
また、ホームGPを迎えたザルコは、午前中のFP1でトップのホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)から1秒差以内につける走りを見せ16番手となる。午後のプラクティスではさらに約0.8秒タイムを短縮したが、他車のタイムアップ幅には追い付くことができず、20番手に留まった。
一方の中上は1日を通して苦戦。コーナーの進入でリヤの接地感が得られず、コーナーの立ち上がりではリヤのホイールスピンに苦しんだ。午後に行われたプラクティスの終盤では、セクター1で自己ベストを記録していたがセクター2でアボート。最後の計測ラップでタイムが更新されるかと思われたが、コース上の2カ所でイエローフラッグが振られたことにより、アタックを遂行することができなかった。中上のベストな走りは、土曜日のセッションに持ち越される形となる。
■ルカ・マリーニ(FP1:22番手、プラクティス:21番手)
「今週はマシンの改善に集中し、日曜日の決勝を現状のベストで迎えることが目標だ。それが今年の重要なレースウイークの流れだと思う。より速く、より強くなるために集中しなくてはいけない。今日は天候もよく、週末を通してこのコンディションが続けば、マシンの改善は大きく前進できると思っている」
■ジョアン・ミル(FP1:21番手、プラクティス:18番手)
「今日のプラクティスはタイムがとても接近していた。それほど離されてはいないが、トップから1秒差に入るのは簡単ではない。今大会のパッケージを最大限に活かしながら改善に取り組んでいる。重要なのはポジティブな要素に焦点を当てて、最大限の努力をすることだ。その仕事に僕たちは取り組んだ。明日もこの調子で頑張るよ」
■ヨハン・ザルコ(FP1:16番手、プラクティス:20番手)
「フランスGP、そしてル・マンは、僕にとっていつも特別だ。このサーキットで走るのを楽しみにしていた。フリー走行からプラクティスにかけて、セットアップを変更した結果、安定したペースで周回を重ねることができた。今日はベストを尽くせたと思う。明日も全力で挑むよ」
■中上貴晶(FP1:19番手、プラクティス:22番手)
「今日はグリップ不足で苦戦しており、バイクに乗りながら自信をもつのが難しかったです。いくつかのアイデアを試しながら、変更と改善を加えて作業を進めていきたいと思います」
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