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実はまだ売っていた!? 甲高い声で「くるまにポピー♪」 45年目でも売れる商品展開 いまや海外でも人気に

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実はまだ売っていた!? 甲高い声で「くるまにポピー♪」 45年目でも売れる商品展開 いまや海外でも人気に

■「くるまにポピー♪」でおなじみのポピー 現在はヨーロッパで爆発的な人気

 かつてテレビやラジオでは「くるまにポピー♪」と甲高い声で歌う強烈なCMが流れていました。
 
 歌いながら漫才師のオール阪神さんがおもちゃのクルマを漕ぐ姿は、世の中に大きなインパクトを残しました。
 
 そんなCMをリアルタイムで見たことがなくても、歌は聞いたことがあるという人も多いかもしれませんが、いまでも売られているのでしょうか。

【画像】「くるまにポピー♪」でおなじみ! あのポピーはまだ売っていた! 懐かしすぎる実物を見る!(7枚)

 ポピーとは、「グレイスメイトポピー」という商品名の自動車用液体芳香剤で、製造・販売しているのはダイヤケミカルです。

 1962年に自動車ワックスの製造販売からスタートし、やがて自動車用液体芳香剤を手がけるようになりました。

 同社がグレイスメイトポピーを発売したのは1978年6月で、商品はヒットし1979年には海外取引も開始し、オール阪神巨人さんが出演したあのCMを開始したのは1981年のことでした。

 CMのインパクトも大きく影響し、1992年にはグレイスメイトポピーシリーズは累計販売個数が7000万個を突破しています。

 その後、ダイヤケミカルは液体芳香剤をリキッドタイプのほかエアコン取り付けやスプレーなどさまざまな形に広げ、現在では16ブランドを展開しています。

 こうしたなか、ダイヤケミカルの担当者によるとグレイスメイトポピーは、現在でも一般のクルマやタクシー、トラックドライバーまで幅広くリピーターに愛用されているといいます。

 発売から2023年で45周年を迎えるロングセラー商品のポピーですが、では実際に、現在どのように売れているのでしょうか。

 売れ行きについて前出の担当者は次のように話します。

「来年で発売から45周年になるポピーは、現在でも全国のカー用品店やホームセンターなどで取り扱っていただいている、弊社の看板商品です。

 2019年頃にはオランダを中心としたヨーロッパで爆発的な人気となり、一時は工場の生産が追いつかないほどでした」

■ロングセラーであるポピーのこだわりは?香りのバリエーションも進化中

 グレイスメイトポピーは、液体の調合から充填、パッケージ加工まですべて国内の自社工場でおこなっています。

 また国内向けと海外向けでは、それぞれ地域に合わせて香料を厳選して使用されています。

 こうした品質の高さが、長年愛されるロングセラー商品となる理由のひとつのようです。

 それでは、どのような点を大切にして製造しているのでしょうか。担当者は商品のこだわりについて以下のように語ります。

「液体香料に芯を挿入することで、安定した揮発を促しています。

 芳香剤市場で初めてこの方法を取り入れたのがグレイスメイトポピーです。

 また、液体なので車内でこぼれにくい構造にすることが大切です。

 それに併せて、香りの強さを調整できるように、キャップに開閉機能をつけました」

 さらに、発売当初から変えた点については「パッケージデザインを変えたほか、香りもバリエーションを増やしました」と話します。

 現在の国内向けグレイスメイトポピーは「きんもくせい」「柑橘系」など5種類の香りが展開されています。

 海外向けの香りは「華やかなカトレアの香り」「まったりとした甘さが広がるバニラの香り」などが加わり全11種類。

 このようにグレイスメイトポピーは、液体芳香剤のパイオニアとしていまでも現役です。

 そんなグレイスメイトポピーの今後の展望について、担当者は以下のように語ります。

「海外では、引き続き商品の提供を広めたいと考えています。日本国内でも、もっとグレイスメイトポピーの人気を盛り上げていきたいですね」

※ ※ ※

 ドライバーならずとも知っているグレイスメイトポピーは、現在でも40年以上にわたり売れ続けているロングセラーです。

 ヨーロッパでの人気もさることながら、国内でもその人気は衰えることがなさそうです。

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みんなのコメント

3件
  • 長年ポピーだけを使用してます。あの重圧なビンと、強めの香りがとても好きですが、中の液体がいつも半分を過ぎるころには、なんだか香りがしなくなるような気がして、いつも早めに交換してます。何か最後まで香りが長続きする方法とかがあると、メーカーさん教えてほしいですね〜。
  • 当時のCM観てたおっさんですが一度も使ったことないわ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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