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今は絶滅危惧種だけど…ちょい古の国産車はクーペ天国!! お買い得な名スポーツクーペを狙え!!

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今は絶滅危惧種だけど…ちょい古の国産車はクーペ天国!! お買い得な名スポーツクーペを狙え!!

 ミニバン、SUV、軽自動車が幅を利かせる昨今。セダンが絶滅危惧種と叫ばれて久しいが、クーペだって激減しているのが実情。現行の国産モデルでは今や希少な存在となりつつあるクーペだが、その一方で中古車にまで目を光らせればまだまだ魅力的なモデルが溢れている。「だったら、中古車にしようかな……」と思い始めているアナタにとって、イケてるクーペは何ですか?

文/FK、写真/トヨタ、日産、ホンダ、マツダ

今は絶滅危惧種だけど…ちょい古の国産車はクーペ天国!! お買い得な名スポーツクーペを狙え!!

パッと見はGR86と大差なし!? だったらTOYOTA 86を選ぶのもアリ!

現代のハチロクとして復活を遂げ、大きな話題を集めたTOYOTA 86。その発表から1カ月後の受注台数は月販目標台数の7倍となる約7000台に達し、好調な立ち上がりを見せた

 2021年10月にスバルとの共同開発によって誕生したGR86。意のままの走りを実現するための“凝縮”と本質を極める“機能美”を追求したエクステリアデザインは見る者に新鮮さを与えたが、パッケージやサイズは従来モデルを継承。そのため、見る人によっては新旧モデルでビジュアル的に大差なし……と映ることもあって、従来モデルでもあまり古さを感じさせない。

 また、TOYOTA 86には専用エアロを装着したエアロパッケージFT、ブレンボ社製ブレーキを採用したLimited High Performance Package、特別設定色を採用したYellow LimitedやBritish Green Limitedなどの派生モデルも多く、新型が登場した現在でも色褪せない魅力に溢れてる。

 ちなみに、中古車市場におけるTOYOTA 86の相場は80万円~800万円と幅広い価格帯で推移しているが、比較的買いやすいお手頃な個体も多い。

 そのいっぽうで、2014年にTRDが創立60周年を記念して発売した限定100台の14R-60を筆頭に、2016年に限定100台で発売された86GRMN、2017年に発売された86GR、2020年に86台限定で発売されたBLACK LIMITEDなどは新車時と同等、もしくはそれ以上の価格で取り引きされており、おいそれと手が出せない高嶺の花となっている。

新車は高すぎる!? フェアレディZが好きなら先代モデルでもイイんじゃない?

ヘッドランプからウエストへとアーチを描きながら駆け抜けるダイナミックなキャラクターラインが、グラマラスかつアスリートのようなしなやかさを演出する先代のフェアレディZ

 世界的な半導体不足による部品調達の遅延や新型コロナウイルス感染拡大の影響による物流の停滞などによって現在は受注を一時停止している新型フェアレディZ。新型が欲しいのに注文すら受け付けてもらえない……とお嘆きのZファンがいたら、先代モデルの中古車購入も視野に入れてみてはいかが? 

 初代から続くZらしいハイパフォーマンス・デザイン・ハイバリューを盛り込みながら、走行性能や質感を飛躍的に進化させた先代モデルは軽くてホイールベースが短い車体にVQ37VHRエンジンを搭載して優れた運動性能を実現。

 しかし、それ以上に魅力的な先進技術が採用されていることにも注目を。その先進技術とは、シフトダウン時にエンジン回転数を一瞬高めることでギヤと同期させるシンクロレブコントロール付き6速MT。

 これはドライバーのクラッチ操作をペダルに設けたスイッチで検出するともにシフト操作をシフトポジションセンサーで検出し、これらの情報と車速信号から変速先のシフト位置での回転数に同期するようエンジン回転数を制御してくれるという優れモノ。要するに、減速時のシフトダウン時にヒール&トゥが不要になり、誰でもプロドライバーの気分に浸れるというワケだ。

 そんな先代モデルの中古車市場における平均価格は250万円前後。まだまだ高値安定傾向にあるというのが実情だ。

古さを感じさせないハイブリッドスポーツのCR-Zもイマドキでグッド!

2015年のマイナーチェンジでフロントバンパー、フロントグリル、リアバンパー、サイドシルガーニッシュのデザインが刷新され、流麗で存在感あるスタイルで登場したCR-Z

 先進的で躍動感のあるエクステリアに1.5リッターi-VTECエンジンと独創のハイブリッドシステムであるIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)を組み合わせたCR-Z。

 走行シチュエーションやドライビングスタイルに合わせてSPORT・NORMAL・ECONという3つの走行モードを選択できるホンダ初の3モードドライブシステムを搭載したり、ハイブリッドカーとして世界初の6速MTを、CVT車にはパドルシフトを標準装備するなどドライバーに操る楽しさも提供した。

 また、専用のサスペンション、ボディの軽量化&高剛性化、徹底した空力処理などによって実現した俊敏かつ安定感のあるハンドリングも秀逸。それでいて、25.0km/L(10・15モード走行燃料消費率(CVT車))の優れた燃費性能を実現したCR-Zは評価も高く、第31回 2010~2011 日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。2012年9月にはバッテリーをニッケル水素からリチウムイオンに変更するマイナーチェンジも行われ、ハイブリッドシステムも進化を遂げる。

 優れた走行性能から今も人気が健在のCR-Zは2015年8月にエクステリアの刷新が行われたが、その流麗で存在感あるスタイルは今見ても古さを微塵も感じさせない。現在の中古車市場では2010年~2011年モデルのタマ数が多く、価格も15万円~100万円で買えるものが多く存在している。

RX-7の血統を継ぐRX-8は現代の目線で見ても十分イケてる

エアロパーツやビルシュタイン社製ダンパーをはじめ、RECARO社製バケットシートやブロンズ塗装の19インチ鍛造アルミホイールなどの専用装備で武装したRX-8最後の特別仕様車「SPIRIT R」

 REとGENESISを掛け合わせたRENESIS(レネシス)と名付けられた新型のロータリーエンジンを搭載したRX-8は、RX-7の生産終了から8カ月後の2003年4月に登場。

 RENESISは低回転域から9000rpmに至る高回転域まで高いトルクを発生するとともに、フューエルインジェクターや点火プラグの改良などによって、低燃費&高出力でかつクリーンな排出ガスという三拍子そろった654cc×2ローター自然吸気の新世代エンジンとして大きな注目を集めた。

 ボディのスタイリングもパッと見はスポーツカー然としたクーペフォルムでありながら、大人4人が乗ることができる空間を有する4シーターを採用。

 加えて、観音開きのフリースタイルドアシステムによって、実用面でもしっかりとした配慮がなされていた。2003年4月から2012年3月末までに海外向けも含めて19万2094台が生産されたRX-8は約9年間で一度のマイナーチェンジと二度の一部改良が行われ、2012年6月に惜しまれつつ生産終了に。

 現役時代はやや評価が低かった感も否めないRX-8だが、マツダ最後のロータリーエンジン搭載車という付加価値も手伝って、最近の中古車市場では徐々に価格が上昇する傾向にある。RX-7の血統を継ぐスポーツカー=RX-8を買うんだったら今がチャンス!?

今後の値上がりを見越して……NSX買うなら、今でしょ?

2代目NSXの集大成とも言えるタイプSは2022年7月に30台限定(全世界で350台)で発売。限定色のマットカラーや特別感を演出する専用パーツ、タイプS専用ロゴの設定などでスーパースポーツとしての存在感が高められている

 2022年12月をもって生産が終了となるNSX。日本が誇る世界のスーパースポーツとして登場した初代モデルは1990年9月に発売を開始し、2005年に生産を終了。

 そこから11年の時を経て華麗なる復活を遂げた2代目は、先代モデルの卓越した運動性能と誰もが快適に操ることができる人間中心のスーパースポーツというコンセプトを継承しつつも、時代にマッチしたホンダ独自の先進的な電動化技術との融合によって大きく進化。

 その最たる特徴は高効率・高出力を実現した3モーターハイブリッドシステムのSPORT HYBRID SH-AWDだ。これはミッドシップにレイアウトした3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンに、クランクシャフトと直結したダイレクトドライブモーターと9速DCT、前輪の左右を独立したふたつのモーターで駆動するツインモーターユニットを組み合わせて四輪の駆動力を電動で制御するもので、全速度域での高いライントレース性を実現。

 軽量で剛性の高いボディやオールアルミ製の独立懸架前後サスペンションとも相まって、日常からサーキットでのスポーツ走行までスーパースポーツたる走りも披露した。

 2代目のデビューで初代の中古相場が跳ね上がったように、生産終了とともに中古市場での値上がりが予想される2代目NSX。借金をしてでも2代目に乗りたい! という人は、早めの購入が吉と出るだろう。

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  • 2代目NSXはすでにプレミア価格で取引されているがタイトルのお買い得とは言えないんじゃないか。
  • この記事5回以上使いまわしする。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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