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ホンダ、ミルが今季ベストリザルト「最後はプッシュして追いかけることができた」/第13戦インドGP決勝

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ホンダ、ミルが今季ベストリザルト「最後はプッシュして追いかけることができた」/第13戦インドGP決勝

 ブッダ・インターナショナル・サーキットで開催されている2023年MotoGP第13戦インドGP。9月24日にMotoGPクラスの決勝レースが行われ、レプソル・ホンダ・チームのジョアン・ミルが5位、マルク・マルケスは9位で終えた。

 また、アレックス・リンスの代役で参戦したステファン・ブラドル(LCRホンダ・カストロール)は15位、日本の中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は11位でポイントを獲得した。

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 初開催となったインドGPの決勝レースで、ジョアン・ミルが今季ベストリザルトとなる5位でチェッカーを受けた。また、チームメートのマルク・マルケスは、Honda RC213Vのポテンシャルを存分に発揮し、序盤から表彰台争いを繰り広げた。6周目に転倒を喫し大きくポジションを落としたが、再スタート後にすばらしい追い上げをみせて9位でチェッカーを受けた。

 前日のスプリントで負傷をしたルカ・マリーニ(ドゥカティ)が決勝を欠場したため、予選5番手のミルは4番グリッドから決勝に挑んだ。好スタートを切ったミルだったが、5番グリッドのマルケスと7番グリッドのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)に先行されてしまう。

 中盤に入ると、3番手を走行していたフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)が転倒し、ミルのポジションは、5番手から4番手へ。終盤に入ると、追い上げてきたブラッド・ビンダー(KTM)とし烈な4番手争いとなり、最終的に5位でチェッカーを受けた。

 好走をみせたミルは、先行を許したビンダーとは、わずか0.5秒差。ホンダライダーの中ではベストリザルトで初開催のインドGPを締めくくった。この結果は、彼とチームの努力の成果であり、モビリティリゾートもてぎで開催される日本GPでも、ライダーとマシンのポテンシャルを継続できるよう取り組んでいく。

 一方、前日のスプリントで3位になり、開幕戦ポルトガルGP以来の表彰台を獲得したマルケスは、決勝でも上位を目指した。好スタートを切ったマルケスは、上位3選手を激しく追撃。そして、ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)とバニャイアの激しい2番手争いを視野にペースを上げていく。

 しかし、6周目の1コーナーで痛恨の転倒。16番手までポジションを落としたが、わずか8秒で再スタートを切ったマルケスは、すばらしい追い上げをみせて9位でチェッカーを受けた。前日のスプリントに続き、着実な進歩を感じさせるレースだった。

 負傷欠場のアレックス・リンスの代わりにLCRホンダ・カストロールから出場したステファン・ブラドルは、15位でフィニッシュし、ポイントを獲得。終盤は気温が上昇し、タイヤの消耗が激しい厳しいレースとなったが、完走を果たしポイントを獲得した。前日のスプリントでは、スタート直後の多重クラッシュに巻き込まれてリタイアとなったが、この日はしっかりと結果につなげた。


■ジョアン・ミル(決勝:5位)
「今日はすばらしいレースだった。今大会のパフォーマンスにはとても満足しているよ。5位でフィニッシュできたことは、僕たちにとって大きな励みになった。マシンをより理解したことで、速く走るためにはどうすればいいかもわかった。その一方で、レース終盤にちょっとしたアクシデントがあり、クアルタラロに離され、後退してしまった」

「転倒しそうになったが、最後はプッシュしてビンダーを追いかけることができた。これは大きな収穫だった。全体的にはとてもいいレースができたし、インドでの時間を楽しむことができた。この調子で日本GPも頑張るよ!」

■マルク・マルケス(決勝:9位)
「9位という結果だけでは、今日のレースの全容はわからないと思う。転倒した後に、こうして“普通”の結果を残せたのはとてもポジティブなことだよ。本当に軽微な転倒だった。前のマシンのスリップストリームに残ろうと懸命にプッシュしていたときに、少しはらんでしまったことが転倒につながった」

「バニャイアとマルティンがミスをしたのを見て、ここでプッシュしなければと思ったのですが、それが間違いの原因だった。最も重要なのはレースを完走すること。全体的に今日のリズムはクアタラロととても近かったと思う。今回の結果には満足しているよ」

■ステファン・ブラドル(決勝:15位)
「ポイントを獲得し、今大会を締めくくることができてよかった。連戦となる来週の日本GPで、さらに前進したいね。昨日の転倒と今日の厳しいコンディションを考えれば、リスクをおかすことに意味はない。自分の仕事に集中し、最終的にポイントを獲得することができた」

■中上貴晶(決勝:11位)
「今日のコンディションはトリッキーでした。レース終盤は気温も上がり、マシンの熱も加わり、呼吸が苦しいほどでした。金曜日は2度の転倒を喫しましたが、今日はマシンのフィーリングもよく、しっかりと仕事ができました。来週の日本GPにつながるレースができたと思います」














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