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電気自動車やハイブリッド車の購入検討者が急増 車両価格の低減が普及のカギ

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電気自動車やハイブリッド車の購入検討者が急増 車両価格の低減が普及のカギ

■電気自動車の一回充電あたりの渡航距離に対する正しい認識が増加傾向に

 時間貸しの駐車場「タイムス」やカーシェアサービスを展開するパーク24は、電気自動車」(EV)についてのアンケートをドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」会員を対象に実施。2018年に行われたこの調査では、より多くのユーザーが電気自動車やハイブリッド車に興味を示す結果となりました。

9割以上が大間違い 浸透しない電気自動車への正しい認識

 パーク24の資料によると電気自動車のカタログ等では一回充電あたりの渡航距離は164kmから400km(JC08モード)程度、走行できるモデルが中心となっています。2014年に行われた同様の調査では、当時のEVの航続距離(180kmから220km程度)を正しく回答した人はわずか0.7%でしたが、2018年の結果では実際の渡航距離に近い101kmから400kmの範囲を選択した人が28%まで増加しています。

 2017年10月には一回充電で400kmの渡航距離を実現した日産「リーフ」の登場や、アメリカのテスラ社がモデル拡充を行うことで話題を集めてきたEVですが、そうした影響もあってかEVの走行性能に対する正しい認知は年々深まっているようです。

■電気自動車購入の決め手は「価格が手ごろになること」

「ガソリン車以外のクルマの購入を検討したことがありますか?」という質問に対しては2017年の調査より4%多い35%の人が「ある」と回答しています。「ある」と回答した人のうち、ディーゼル車が前回から19%ダウンの34%、EVが5%アップの32%、プラグイン・ハイブリッド車(PHV)が15%アップの31%と続いていますが、この結果からも多くのユーザーがEVやPHVに関心を示していることが分かります。

 また、「どのようになったら電気自動車を購入しますか?」という質問に関しては「価格が手ごろ」が最多の43%(クルマ未保有者の回答では39%)となっています。

 こうした結果についてパーク24は、「当社が実施したアンケートでは、クルマの購入予算を200万円未満とする人が多く、現時点では価格面において電気自動車を選択肢の一つとすることが難しい状況にあるものと思われます。 

 政府は電気自動車の購入者対して補助金を交付していますが、普及のためにはさらなる車両価格の低減が求められているようです」とコメントしています。

※この意識調査は2017年12月4日から10日まで非公開形インターネットアンケートで行われ、8540人の有効回答者数がありました。

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