コンパクトで取り回しのよいボディながら、最大7名乗車が可能なトヨタ・シエンタは、子育て世代のファミリー層を中心に人気の高いモデルです。そんなシエンタはまもなくフルモデルチェンジが行われるという情報があるようです。
ちょうどよいサイズがうれしいトヨタ最小ミニバン
2003年の登場以来、日本の道路事情に合わせたコンパクトミニバンとして人気を博してきた「トヨタ シエンタ」。現行型は2015年に登場した2代目で、スニーカーのような軽快さを感じるデザインに加え、WLTCモードで22.8km/Lの燃費性能を誇るハイブリッド車が好評となり、新車販売台数ランキングでは毎年のように上位にランクインしてきました。
トヨタ シエンタ コスパ重視なら中間グレードのG。ライバルのフリードとどこが違う?
シエンタ最大の魅力は、5ナンバーサイズのコンパクトなボディながら、最大7名乗車が可能なことです。
より上位クラスの「ノア」や「ヴォクシー」、さらには「アルファード」や「ヴェルファイア」も人気の高いミニバンですが、ボディサイズが大きく、運転に不慣れな人にはややハードルが高いのも事実。シエンタはコンパクトカーとほぼ同サイズのため運転がしやすく、それでいて3列シートを備えているという「ちょうどよさ」が人気のポイントとなっています。
実際のところ、3列目シートはとても狭く、大人が長時間乗車するのは厳しいサイズ感です。ただ、知り合いの子どもを一時的に乗せる際などには問題なく使える点が、子育て世代のファミリー層に高く評価されています。
幅広いニーズに対応するグレード構成も魅力!
現行シエンタには多くのグレードが用意されています。まず、ガソリン車とハイブリッド車が用意されており、それぞれに7人乗り仕様の通常モデルと、3列目シートがない代わりに広いラゲッジルームが魅力の5人乗り仕様「ファンベース(FUNBASE)」がラインナップされています。
さらに、通常モデルも「ファンベース」も、それぞれベースグレードの「X」、中間グレードの「G」、そして上級グレードの「G クエロ(Cuero)」が設定されています。なお、ガソリン車のみ4WD仕様が用意されていますが、最大乗車人数は6名となる点には注意が必要です。
WLTCモード燃費はガソリン車が14.0~17.0km/L、ハイブリッド車が22.8km/Lとなっています。
また、価格帯はガソリン車が181万5000円~235万8000円、ハイブリッド車が223万6500円~258万円です。
よりサイズの大きいノアやヴォクシーが200万円台後半からということを考えると、コストパフォーマンスはかなり高い1台と言えそうです。
>>トヨタ シエンタのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
>>トヨタ シエンタハイブリッドのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
現行シエンタはすでにオーダーストップ!
そんなシエンタですが、2022年5月現在、販売店では新規オーダーをストップしているようです。その理由は、まもなくフルモデルチェンジが行われるためとされています。
たしかに、現行シエンタは登場からおよそ7年が経過しており、フルモデルチェンジが近いことがWEBなどでも予測されていました。
現時点でトヨタから公式なアナウンスはありませんが、販売店からの情報によると、7月頃には新型モデルが発表され、オーダーを開始できるようです。ただ、細かい仕様や価格については不明とのことです。
現行シエンタを中古でねらうなら…
シエンタに限った話ではありませんが、新型モデルが登場すると悩ましいのが、「新型を待つかどうか」という点です。当然、新型モデルのほうが機能面では優れていることが多いものですが、発売直後は納期が長くなりやすく、値引きもそれほど期待できません。
一方、現行モデルは型落ちとなってしまうため値引き幅も大きくなりやすく、さらには多くの人がすでに購入しているため、評価をしやすいというメリットもあります。
ただ、シエンタの場合、現行モデルも常に一定の人気があることや、昨今の新車不足の影響もあり、すでに在庫はほとんどないようです。そのため、中古車をねらうほうが現実的でしょう。
>>トヨタ シエンタのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみ
>>トヨタ シエンタハイブリッドの中古車相場をグラフで見てみる
カービューで中古車を検索すると、現行モデルのシエンタ2500台以上の在庫があります(2022年6月上旬調べ)。中には100万円を下回る個体もありますが、ほとんどのモデルは150万円~200万円程度となっており、平均価格は約156万7000円です。
ガソリン車であれば、新車同様の個体である「登録済み未使用車」も60台以上あることがわかります。ただ、ハイブリッド車に関しては、「登録済み未使用車」は皆無であり、走行距離1万km未満の個体も50台ほどしかありません。
また、ガソリン車もハイブリッド車も、新車に近いコンディションのものは新車価格と同等以上の価格となっており、中古車に期待される「割安感」はあまりありません。
それにクルマそのものは新車同様でも、中古車販売店のアフターサービスは新車とは大きく異なるのがふつうです。中古車をねらう場合はそうした点を踏まえて購入するようにしましょう。
新型シエンタはどうなる?
現時点では詳細不明の新型シエンタですが、これまでの情報から次のようなモデルとなることが予想されます。
まず、シエンタ最大の魅力とも言えるコンパクトなサイズ感は維持されることが濃厚です。現行モデル同様、3列目シートを備えたグレードと2列目シートまでのグレードが用意される見込みであり、パッケージングについてはキープコンセプトとなりそうです。ハイブリッド車とガソリン車も継続してラインナップされる見込みです。
一方、安全装備については大きく向上することが予想されます。2022年1月に登場したノア/ヴォクシーに搭載される最新の「トヨタセーフティセンス」が採用されることが濃厚で、全車速追従機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)や、レーントレーシングアシストが標準装備となることが確実視されています。
また、最新のディスプレイオーディオも搭載される見込みで、今回のフルモデルチェンジでは機能面での進化がメインとなりそうです。
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文:ピーコックブルー
写真:
1枚目:シエンタ ハイブリッド X
2枚目:シエンタ 特別仕様車 G“セーフティエディションII”
3枚目:シエンタ ファンベース G クエロ
4枚目:シエンタ G クエロ(7人乗り)
5枚目:シエンタ G クエロ(6人乗り)
6枚目:シエンタ ファンベース G クエロ(5人乗り)
7枚目:シエンタ ブラックインテリア
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みんなのコメント
ほとんど現行モデルの説明じゃない