現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 新型クラウンセダンに四駆なし!? i-Fourユーザーはどうすりゃいいんだ!?!?

ここから本文です

新型クラウンセダンに四駆なし!? i-Fourユーザーはどうすりゃいいんだ!?!?

掲載 12
新型クラウンセダンに四駆なし!? i-Fourユーザーはどうすりゃいいんだ!?!?

 まもなく発売される新型クラウンセダンだが、まさかまさかのAWDモデルの設定がない模様。FRセダンなんだから不要!! と思うなかれ、雪国ユーザーからすれば必須モデル。そのうえ新型クラウンスポーツはじめ、他のシリーズに設定されているのになんでセダンだけなしなのよ……。

文:佐々木亘/写真:ベストカーWeb編集部

新型クラウンセダンに四駆なし!? i-Fourユーザーはどうすりゃいいんだ!?!?

■先代まであったのに……四駆欲しいならセダン以外!?

新型クラウンスポーツはもちろんのこと後々追加されるエステートなど、他のモデルは軒並み4駆が基本なのに……

 クラウンと言えばFRセダンの代名詞であるが、ラインナップの一角には四輪駆動を残してくれていたクルマでもある。

 先代のHEVにFourを用意し、先々代では2.5Lガソリンにi-Fourがあった。

 FFセダンのカムリにはあったり無かったりの四駆だったが、クラウンとマークXには、しっかりと四駆が用意されていたのだ。

 トヨタの上級FRセダンには必須ともいえる四駆なのだが、16代目クラウンの本命ともいえるクラウンセダンのスペックには「FR」の文字しかない。

 降雪地域のみならず、クラウンセダンの四駆を必要とするユーザーは多いはずだが、四駆に乗るなら他のボディタイプを選んでくださいということなのだろうか。

 歴代クラウンの四駆モデルを乗り継ぎ、セダンの登場を楽しみにしていた人はどうすればいいのだろう。

■セダン待ち多数!! 4駆なしは意外とキツいゾ

全長5m超という歴代最大サイズ、そして4駆モデルがないとなると販売現場が心配するのも納得でもある

 およそ1年前に登場したクラウンクロスオーバー。新しいクラウンの姿に、当初は閉口する人も多かったが、段々と馴染んでいった。

 現在では、クロスオーバーもクラウンという認識が付き、歴代クラウンからの乗り換えも進んできているという。

 好調なクロスオーバーの販売だが、歴代クラウンを乗り継ぐユーザーが本命として待っているのは、やはりセダン。トヨタ販売店の営業マンは、こう話す。

「昨年の公開から、順に登場するとアナウンスされたクラウンですから、先出しされたクロスオーバーを購入せずに、セダンの発売を待つクラウンオーナーはたくさんいます。ただ心配事も多いのがセダンです。大きくなったボディサイズはもちろんですが、発表されている駆動方式がFRのみというのも厳しいポイントになるでしょう。」

 セダンには四駆が無いのか、と気にするユーザーの声は、特に北海道・東北・北陸・山陰エリアに多いという。

 この地域には四駆のクラウンセダンを残していてくれたから、クラウンに乗り続けてきたというオーナーも多い。

 FRのみが記載されているクラウンセダンの駆動方式に、頭を抱える営業マンも多い。

「せめてHEVにだけでも、先代のようにFourを設定してほしい。セダンを待ちわびたi-Fourユーザーの買い替え先が無くなってしまう。」

 こうした要望も各所から出ているようだが、プロトタイプにその気配は無い。レクサスLSにはAWDがあるのだから、クラウンセダンにも用意してほしいところ。

 正式販売開始の時に、四駆の設定があれば問題ないのだが、今の販売店営業マンの様子を見ると、設定の期待は薄そうだ。

■2駆と車高もクリアランスも違うってホント!?

 一部グレードにのみ設定されてきたクラウンの四駆。リアエンブレムにi-Fourの文字が追加され、少しだけ車高が上がり、タイヤハウスのクリアランスが大きくなる四駆のクラウン。

 見た目には少し腰高の印象も受けるが、i-Fourならではの良いところも多いのだ。

 まず、タイヤの接地感が高く、加速時のボディの沈み込みが少ない。

 姿勢変化が少ない分だけ、ステアリングを握るとFRよりもはっきりとしたクルマの反応が返ってきて気持ちいい。

 後席をメインに使うショーファーユースならFRの方が良いが、ドライバーズカーとしてクラウンを使うなら、四駆を強く推したいくらいだ。

 その上、積雪路も安心とくればいうこと無しである。

 現在のところ設定はなさそうだが、クラウンセダンに四駆が実現すれば、FRベースの四駆ということで注目度も高まりそう。

 なにより、クラウン四駆難民が作られなくてよくなる。売り手にも買い手にも嬉しい設定であるのは言うまでもない。

 筆者は、近日発売されるクラウンセダンのカタログに、しれっと「Four」が載っていることを願っている。

 それでもやっぱりセダンはFRだけというならば、四駆熱望ユーザーはきっぱりセダンと別れを告げて、クロスオーバー・スポーツ・エステートから、新しい相棒を見つけるほかない。

 ただ、トヨタなら、こうした声に耳を傾けてくれると期待したい。トヨタさん、クラウンセダンの四駆作りますよね。みんなが登場を待っています。

こんな記事も読まれています

光明は高速グラベルラリーにあり。不運が続くトヨタのエバンス「早い段階で自信を取り戻すことが重要」
光明は高速グラベルラリーにあり。不運が続くトヨタのエバンス「早い段階で自信を取り戻すことが重要」
AUTOSPORT web
トヨタ8号車が総合トップ! 雨が強まりSCでレース折り返し|ル・マン24時間:12時間経過
トヨタ8号車が総合トップ! 雨が強まりSCでレース折り返し|ル・マン24時間:12時間経過
motorsport.com 日本版
【クルマら部】クルマ愛クイズ!三菱が誇るスペシャリティクーペ『FTO』から全4問!
【クルマら部】クルマ愛クイズ!三菱が誇るスペシャリティクーペ『FTO』から全4問!
レスポンス
木村武史、レクサスで挑む6回目のル・マン24時間に自信あり「ひさびさに手ごたえがありますよ」
木村武史、レクサスで挑む6回目のル・マン24時間に自信あり「ひさびさに手ごたえがありますよ」
AUTOSPORT web
アルファロメオ『ジュニア』が「ミッレミリア」に出走…イタリアのヒストリックカーレース
アルファロメオ『ジュニア』が「ミッレミリア」に出走…イタリアのヒストリックカーレース
レスポンス
三菱の「ランエボ“SUV”」!? 高性能4WD搭載の「スポーティモデル」! 斬新ドアも超カッコイイ「e-EVOLUTION C」とは
三菱の「ランエボ“SUV”」!? 高性能4WD搭載の「スポーティモデル」! 斬新ドアも超カッコイイ「e-EVOLUTION C」とは
くるまのニュース
BMW Motorrad「R 12」はフラットツイン入門に最適!! クルーザースタイルで抜群の親しみやすさを実現
BMW Motorrad「R 12」はフラットツイン入門に最適!! クルーザースタイルで抜群の親しみやすさを実現
バイクのニュース
レッドブルF1代表がメルセデスの皮肉に反撃「我々はダウングレードで彼らのアップグレードに勝った」
レッドブルF1代表がメルセデスの皮肉に反撃「我々はダウングレードで彼らのアップグレードに勝った」
AUTOSPORT web
超低い車高がカッコいいのよ!! V12が最高に気持ちいい! スーパーカーブームの火付け役[フェラーリ512BB]
超低い車高がカッコいいのよ!! V12が最高に気持ちいい! スーパーカーブームの火付け役[フェラーリ512BB]
ベストカーWeb
【本物】キャメルトロフィーのランドローバー「ディフェンダー90」を1年前に入手!「レース当時の姿を再現するのがライフワークです」
【本物】キャメルトロフィーのランドローバー「ディフェンダー90」を1年前に入手!「レース当時の姿を再現するのがライフワークです」
Auto Messe Web
メリットがあるのは間違いないもののコスパは果たして!? タイヤに「窒素ガス」を注入するのはあり?
メリットがあるのは間違いないもののコスパは果たして!? タイヤに「窒素ガス」を注入するのはあり?
WEB CARTOP
VANTECH、ペットとの時間を大切にする特別仕様のキャンピングカーを発表
VANTECH、ペットとの時間を大切にする特別仕様のキャンピングカーを発表
レスポンス
ピレリ、ムジェロでのF1タイヤテストを完了。2日目はサインツJr.とリザーブのベアマンが周回重ねる
ピレリ、ムジェロでのF1タイヤテストを完了。2日目はサインツJr.とリザーブのベアマンが周回重ねる
motorsport.com 日本版
日産「“2ドア”ハコスカGT-R」実車展示に大反響! 「極上個体」の値段に議論勃発!? 今「いくら」で買える?
日産「“2ドア”ハコスカGT-R」実車展示に大反響! 「極上個体」の値段に議論勃発!? 今「いくら」で買える?
くるまのニュース
何か関係はある? 偉人の名前が付けられた「ナポレオンミラー」の正体とは
何か関係はある? 偉人の名前が付けられた「ナポレオンミラー」の正体とは
バイクのニュース
メルセデスベンツの新型EVトラック、欧州20カ国走破ツアー開始…航続500kmの『eアクトロス600』
メルセデスベンツの新型EVトラック、欧州20カ国走破ツアー開始…航続500kmの『eアクトロス600』
レスポンス
「高速SA」に泊まれる!? 謎の「ハイウェイホテル」車中泊より快適ってホント? “どんな人”が利用してる? 実際に宿泊した人からの感想も
「高速SA」に泊まれる!? 謎の「ハイウェイホテル」車中泊より快適ってホント? “どんな人”が利用してる? 実際に宿泊した人からの感想も
くるまのニュース
気になる! バイクのバッテリー寿命はすべて均一なのか?
気になる! バイクのバッテリー寿命はすべて均一なのか?
バイクのニュース

みんなのコメント

12件
  • fd3********
    田舎のユーザーなら、あの大きさでも問題ないってか
    でなきゃこんな事言わないわな
  • 滋養ダン
    期間2年弱でシリーズ開発では如何なトヨタと言えど開発リソースが足りません。
    どうせベストカーは4WDを「BMW M3対抗!」とか言ってスポーツカー記事にするんでしょ?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

276.7305.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

35.0350.0万円

中古車を検索
クラウンセダンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

276.7305.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

35.0350.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村