GASGASのペドロ・アコスタは、MotoGPオーストリアGPの決勝を13位で終えた。苦戦が続いているが、まだその解決策を見つけられていないため、アコスタとしても内心厳しく感じているようだ。
アコスタはシーズン序盤には表彰台争いにコンスタントに加わっていたが、中盤になると失速。今回オーストリアGPで記録した13位という結果も、彼にとってはワーストタイとなる。
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以前記録した13位は、2番手争い中の転倒によるものだったため、実質的には今回が彼のMotoGPにおけるワーストの結果だ。
アコスタはKTMの現状について、瞬間的な激情から厳しい言葉での批判はしたくはないと語りつつ、KTMの母国戦オーストリアでスピードが不足していた理由を見つけなくてはいけないと説明した。
「僕たちはやる気十分でここにやってきたけど、この状況をどう乗り越えるか、胸に痛みを抱えて去ることになったよ」
「厳しいね。何を言おうとしても厳しい。予想していなかった問題がたくさんあったよ」
「なぜそういった問題が出ているのか、僕にはまだ分からない。冷静に見守る必要がある。今週はミサノへ行って、テストチームが何をしているのかを観察して、冷静に分析するつもりなんだ。熱くなってイライラしたいわけじゃない。怒っている時に判断したり、ハッピーな時に約束事をしたりしちゃいけないってよく言われるだろう」
なおオーストリアGPではKTMテストライダーのポル・エスパルガロがワイルドカード参戦を実施。ここで彼は新型のパーツなどを試していた。今週行なわれるミサノでのプライベートテストでは、ダニ・ペドロサもこれらのテストを行なう予定だ。
アコスタはこのテストでオーストリアGPで直面していた問題に対する、答えが得られることを期待している。なおレギュレーション上、アコスタはテストに参加することはできない。
「興味深い3日間になるだろう。なぜああいったことが起きたのか、どうすればそれを避けられたのかといったことを理解できるかどうか、それを確かめよう」
「まず何が起きていたのか、そしてその理由を理解する必要がある。解明したいんだ。まだ分かっていないからなんて言うべきなのかもわからないけどね」
「テストチームにはいい先導役がいる。今日もダニ・ペドロサという素晴らしいトラックコーチが居たからね。僕の場合、彼の言っていたことの大部分が役に立った」
「ミサノテストはダニだけ参加する予定だけど、彼らがどんな方向に進んでいるのか見ることで、特に今週末僕に起きたことをより理解できると思う。難しい瞬間から、抜け出せるといいね」
アコスタはKTM陣営が全体的に苦戦している理由について訊かれたが、「バイクが悪いという度胸は無い」と答えている。
「僕らは細かいものが欠けている。それらを全部まとめ上げていかないといけない」
「全体的に僕らは苦戦している。5位に入ったブラッド・ビンダー(KTM)ですら、トップからは18秒差だ。5位から13位までは12秒(編注:実際は15秒)差があるのも分かっているけどね。でも1位から5位で18秒差は大きいよ」
「何が起きているのかを理解する必要がある。Q2に進めなかったのは、僕自身のせいだと思っているし、もし進めていたならここにこんな表情でいないよ。皆とシャンパンと花束でお祝いしていただろうね」
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みんなのコメント
特にペッコとマルティン。
予選はともかくレースになるとおいていかれるのは
皆同じ。
アプリリアとKTMですらこの状態なのだから日本のメーカーは余程の事がない限り厳しそうだ。
でも今回はちょっと違うかな?
問題はミラーも言ってたけどマシンの開発が進みが遅くなって来た?