軽らしからぬ上級装備
スズキは12月10日、7年ぶりにフルモデルチェンジした新型「アルト」を公開し、12月22日(水)より販売を開始すると発表した。何でも値上がりのご時世に、エントリーグレードなら100万円を切る価格設定とされた最新軽ハッチバックをたっぷり紹介しよう。
国内累計販売台数約526万台を誇るスズキの代表する軽アルト。9代目モデルは、車両の基本となるプラットフォームに軽量・高剛性な「HEARTECT(ハーテクト)」を採用。環状骨格構造のバックドア、センターピラー、サイドドアによりボディ剛性を引き上げ、ルーフパネルとルーフメンバーの接合部にも高減衰シーラーを使うなど、入念な防音・防振対策が施されている。またマイルドハイブリッドの採用で燃費の向上も図った。
エクステリアは、目力強めの先代のエッセンスを受け継ぎつつ、丸みを帯びたやわらかいデザインとされ、LEDヘッドライトやホワイトの2トーンルーフなどエントリーレベルの軽らしからぬ上級装備も自慢。一方のインテリアは、全高を50mm、室内高を45mm、室内幅を25mm拡大し、広い室内空間を実現した。また、ネイビーカラーのインパネやドアトリムが質感の高さを表現し、デニム調のシート表皮等によりファッション性も取り入れた。
驚くのは、6エアバッグに加え、スズキの予防安全技術「スズキ・セーフティ・サポート」が全車に標準装備となること。この中には、夜間の歩行者も検知するステレオカメラ方式の衝突被害軽減ブレーキをはじめ、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能などが含まれ、100万円を切る車両価格を考えると安全装備は非常に充実している。さらに、オプションでフルカラーヘッドアップディスレイや全方位モニターといったクラス上の装備も用意されている。
パワーユニットには先代譲りとなるガソリンユニットに加え、アルトとして初めてマイルドハイブリッド(MHEV)を設定。MHEVの燃費は軽トップの27.7km/L(WLTCモード)を達成する。そして、これだけの内容を備えていながら最廉価グレードは943,800円(消費税込)と90万円台を実現。1979年に47万円で登場した初代からの「低価格」という美点はしっかりと守っている。
全グレードの税込価格は以下のとおり。
A(2WD): 943,800円
(4WD):1,075,800円
L(2WD):998,800円
(4WD):1,129,700円
HYBRID S(2WD):1,097,800円
(4WD):1,228,700円
HYBRID X(2WD):1,259,500円
(4WD):1,379,400円
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