SNSでは移動式の吉野家が話題になっています。
移動式の店舗というだけでもめずらしいのですが、その装着しているタイヤにも注目が集まっていますが、どのような店舗なのでしょうか。
移動式の吉野家をSNSに投稿したのは、城島りあー@モタスポ系VTuber(@Kijima_Lear)さんです。
【画像】う、動くの? タイヤ付いた吉野家が凄い! その実態を見る!(11枚)
このツイートには「移動式の吉野家ってだけで面白いのにSタイヤ履いてるの草すぎんかwww」という文章とともに、タイヤの付いた吉野家の写真が投稿されており、2000件を超えるリツイート、1.2万件のいいねが寄せられています。
この投稿に対して「何ですかこれはw」「吉野家もコンマ1秒を攻める時代…」「待て待て待て、タイヤもあれだけどホイールもヤバくないかこれ」などさまざまな声が挙げられています。
移動式の吉野家というめずらしさだけでなく、モータースポーツ用のタイヤのひとつであるSタイヤが使われているところも注目を集めています。
この移動式吉野家とはどのような店舗なのでしょうか。吉野家の広報担当者は以下のように話します。
「これはトレーラーハウスを活用した店舗です。
出店投資抑制の検証として、トレーラーハウスを活用した店舗が関東エリアに3店舗あります。
トレーラーハウス店舗をけん引する際にSタイヤを使用したため、一部タイヤが設置されたままになっている場合がありますが、けん引後は地面の基礎と車体を固定します。
オープン以降トレーラーハウス店舗が走行したことはありません」
あくまでもトレーラーハウスをけん引するために使用したタイヤがSタイヤだったということで、Sタイヤ自体の装着に意味はないようです。
※ ※ ※
実は、トレーラーハウスがオープンしたのは10年以上前のことです。
2010年8月にオープンした「桶川北店」を皮切りに、2011年2月に「子母口店」、2011年2月に「吉野家467号線六会店」がオープンしました。
ちなみに、今後のトレーラーハウスの出店について「現状の予定はない」といいます。
■吉野家にはキッチンカーもある!? なぜ移動式販売を始めたの?
吉野家には「オレンジドリーム号」というキッチンカーも存在。オフィス街やスーパーの一角だけでなく災害被災地にも姿を現したことがあります。
吉野家は、1980年代から移動式販売をおこなっており、その後キッチンカーが登場。
首都圏や大阪、福岡で見かけることが多いようで、吉野家をイメージさせるオレンジ色ベースのキッチンカーは目立ち、周囲の注目の的です。
このような移動式販売を実施したきっかけについて、前出の担当者は以下のように話します。
「店舗で作った牛丼弁当を積み込んで屋外にて販売する、いわゆる『移動式販売』は1983年頃からおこなっていました。
車内で牛丼を調理・販売するスタイルがスタートしたのは2008年11月頃からです。
現在、全国を走る『オレンジドリーム号』は、2トン車や軽自動車をキッチンカーにしており、全国に14台あります。
『動く吉野家』として都心のオフィス街や店舗のない地域、離島やイベント会場に出向くほか、被災地での支援活動を担うこともあります」
※ ※ ※
このような移動式販売について、ユーザーからは「こんな場所で吉野家の商品を購入できるのですね」「本当にこの中で商品を作っているのですね」といった驚きの声が挙がっています。
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