1974ダットサン・スカイライン240Kの概要
自動車イベント「ノスタルジック2デイズ」と「コレクションカーオークション」のコラボレーションによりオークションが開催された。
【画像】ダットサン・スカイライン240K【どんなクルマ?】 全62枚
「コレクションカーオークション」は、希少価値の高いクルマに特化したオークションハウスのBHオークションと、ネットオークションの「ヤフオク!」が協力して昨年6月から開かれている。
2022年2月27日に判明したオークションの結果を紹介。
1974ダットサン・スカイライン240K
スタート価格:700万円(税込770万円)
最終結果:落札ならず
入札数:0
1974ダットサン・スカイライン240Kの詳細
「ケンメリ」の愛称で知られるスカイラインシリーズでも屈指の人気を誇る4代目「GC110」。
当時から続く絶大な人気によりその希少性は日々著しく高騰。非常に高値で取引されるモデルである。
この個体はそんな希少な「ケンメリ」の中でもとくに貴重な、輸出仕様モデルである「ダットサン240K HGC110」である。
15年もの間プリンス&スカイラインミュージアムで展示されていた車両であるため、状態はおおよそ良好な個体となっている。
国内で確認されている4ドア「HGC110」の個体は、この1台ともいわれている。
「ダットサン240K」は主に豪州やクウェート、欧州の一部、タイで販売されていたとされている。
そのカタログにはすべて女性のモデルを使用していたことでも知られており、そのスタイリッシュなデザインと、利便性に優れたコンパクトさをあわせ持っていたこともあり、国内とは対照的にその購買層に女性も多分に含めていたことが窺えるのも興味深い。
事実、オーストラリアから輸入されたこの個体も、記録によれば最初のオーナーは既婚女性であったという記録が残っている。
エンブレムは輸出モデルであることを表す「240K GT」が誇らしげに、備えられ、この個体は通常の「ケンメリ」ではないことをアピールしている。
エンブレム、テールランプのデザインなどの違いもあるが、国内モデルとの最大の違いは搭載されるエンジン。
国内モデルに搭載されていたのは、2L直列6気筒の「L20型」であるが、この「240K」は大排気量化された2.4L直列6気筒「L24型」エンジンが搭載されている。
400ccの違いは数字上以上に明確で、よりトルクフルな乗り心地を実現している。
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