現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【最高速450km/h】デンマーク発のハイパーカー、ゼンヴォ・オーロラが日本初公開

ここから本文です

【最高速450km/h】デンマーク発のハイパーカー、ゼンヴォ・オーロラが日本初公開

掲載 6
【最高速450km/h】デンマーク発のハイパーカー、ゼンヴォ・オーロラが日本初公開

デンマーク発のハイパーカー、日本初公開

トータル出力1800ps、最高速度450km/hというとてつもないパフォーマンスのハイパーカー、ゼンヴォ・オーロラが日本に姿を現した。

【画像】ビンゴ東京ショールームで日本初公開のハイパーカー「ゼンヴォ・オーロラ」 全24枚

デンマークのハイパーカーメーカーとして注目されているのがゼンヴォ・オートモーティブだ。2007年に2人の情熱的なクルマ好きによって設立され、社名は創業者2人の名前を組み合わせたもの。

2008年に完成した最初のプロトタイプは、スーパーチャージャーとターボチャージャーで武装したゼンヴォ ST1。続いて送り出されたのがV8ツイン・スーパーチャージャーを搭載するTS1で、この自社開発のパワートレインは、現在のTSR-GTに至るまで使用されてきた。

2023年初頭に同社初の量産モデルとして発表されたのがオーロラだ。V12クワッドターボ・エンジンを搭載し、洗練された美しいカーボン・モノコック・シャシーを備える、デンマーク唯一のハイパーカー・ブランドであるゼンヴォの、新時代の幕開けとなるモデルである。モデル名は希少な光現象であるオーロラの美しさにちなんで名付けられた。

オーロラは限定100台のみが製作される。グランドツーリング仕様でエレガントなトゥール(Tur)と、サーキット走行に焦点を当て、高ダウンフォースを獲得したアジル(Agil)の2タイプがそれぞれ50台ずつ生産される。

ゼンヴォ・オーロラは卓越したクラフトマンシップが生み出す芸術品として、ヨーロッパ、北米、中東のイベントに出品され高い注目を集めてきたが、今回日本で初めてのお披露目となった。

統合出力1850psを発揮

オーロラのミッドに搭載される6.6L 90度V型12気筒エンジンは4基のターボを搭載し、最高出力1250ps、許容最高回転数は9800rpmという高回転型ユニットだ。さらにPHEV用の軽量な3基の電動モーター・システムは600psを発生。統合出力は驚異的といえる1850psを発揮する。

ここに7速ハイブリッド・ギアボックスが組み込まれる。パドルシフト方式で、リバースギアは無く、電動モーターが受け持つ。フロントにも電動モーターが備わり、細かなトルクベクタリングにより安定した操安性を実現する。

シャシーはカーボン構造のスペシャリストであるマニジング・コンポジット社と共同開発した、ゼネヴォのZM1モジュラー・モノコック・デザインをベースに、アジルとトゥールの2タイプの使用状況に合わせて製作されていることに注目したい。快適性に振ったシャシーと、サーキット走行を突き詰めた高剛性に造り分けられる。

パワートレインは2タイプとも共通だが、ダウンフォースを重視してとことん突き詰めたアジルの最高速度は365km/hに留まるが、快適性を重視し空気抵抗を減じたトゥールは450km/hに達するという。

ちなみに発表されたパフォーマンスは、トゥール仕様で0-100km/h加速2.3秒、0-300km/h加速9.0秒、0-400km/h加速17.0秒という驚異的な数値を謳う。

価格は4億2461万円から

日本でのパートナーであるビンゴスポーツのショールームには、アジルとトゥールの2タイプが展示された。大きなリアウイングを備え空力を突き詰めたアグレッシブなスタイルのアジルと、エレガントに仕立てられたトゥールの造り分けは興味深い。どのハイパーカーとも違う独創的なスタイリングは、圧倒的な存在感を放つ。

今回持ち込まれたのはエンジンレスのスタイリング・モックアップだったが、その造り込みは素晴らしく、装備品などは完成車と変わらぬクオリティだったのが印象的だった。

気になるゼンヴォ・オーロラの基本価格は、両タイプとも260万ユーロ(約4億2461万円)となり、オプションや特別装備により変動するのはいうまでもない。現在オーダーすると2026年にデリバリーされる予定とのこと。

ビンゴスポーツでは3月29-31日に永田町の本社ショールームでジャパンローンチをおこなう。このあと4月5日ごろまでショールームに展示されるので、興味のある方は足を運んでみてはいかがだろうか。

こんな記事も読まれています

日産『エルグランド』、15年目の大変身へ! 燃費倍増も、BEV化はおあずけ?
日産『エルグランド』、15年目の大変身へ! 燃費倍増も、BEV化はおあずけ?
レスポンス
ラリージャパンはヒョンデを駆る首位のタナクがクラッシュでトヨタのエバンスが優勝! 日本の勝田は惜しくも表彰台を逃す4位で終幕
ラリージャパンはヒョンデを駆る首位のタナクがクラッシュでトヨタのエバンスが優勝! 日本の勝田は惜しくも表彰台を逃す4位で終幕
WEB CARTOP
スズキが新型「カタナ」発売! めちゃ“レトロ感”あふれる「旧車風デザイン」に反響殺到! “鮮烈ブルー”採用した「レジェンドバイク」最新モデルが凄い人気!
スズキが新型「カタナ」発売! めちゃ“レトロ感”あふれる「旧車風デザイン」に反響殺到! “鮮烈ブルー”採用した「レジェンドバイク」最新モデルが凄い人気!
くるまのニュース
F1シート喪失ボッタスのメルセデスリザーブ復帰は「時間の問題」トト・ウルフ代表認める
F1シート喪失ボッタスのメルセデスリザーブ復帰は「時間の問題」トト・ウルフ代表認める
motorsport.com 日本版
約100万円! トヨタ最新「軽トラック」は使い勝手サイコー! 斬新モデル「エクストラ」は“豪華装備”がすごい! めちゃ「過酷な環境」で愛用される“超タフ軽トラ”の魅力とは!
約100万円! トヨタ最新「軽トラック」は使い勝手サイコー! 斬新モデル「エクストラ」は“豪華装備”がすごい! めちゃ「過酷な環境」で愛用される“超タフ軽トラ”の魅力とは!
くるまのニュース
これがなくっちゃ被っちゃいけない!?「SG規格」とは?【バイク用語辞典】
これがなくっちゃ被っちゃいけない!?「SG規格」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース
パンク知らずで空気圧チェックも不要! ブリヂストンの夢のタイヤ「AirFree」に乗ったらアリだった
パンク知らずで空気圧チェックも不要! ブリヂストンの夢のタイヤ「AirFree」に乗ったらアリだった
WEB CARTOP
ステーションワゴン専用モデルに刷新した新型フォルクスワーゲン・パサートが日本で販売開始
ステーションワゴン専用モデルに刷新した新型フォルクスワーゲン・パサートが日本で販売開始
カー・アンド・ドライバー
いすゞ、EV路線バス「エルガEV」の量産を開始
いすゞ、EV路線バス「エルガEV」の量産を開始
日刊自動車新聞
【オープントップ ランクル】ピックアップトラックにも転換可能!トヨタ、SEMAでオープントップ ランドクルーザー コンセプトを初披露!
【オープントップ ランクル】ピックアップトラックにも転換可能!トヨタ、SEMAでオープントップ ランドクルーザー コンセプトを初披露!
AutoBild Japan
「日本一大きい交差点」立体化完成いよいよ“秒読み段階”へ!? 「合計40車線」で“大渋滞エリア”の仙台バイパスに悲願の高架道路
「日本一大きい交差点」立体化完成いよいよ“秒読み段階”へ!? 「合計40車線」で“大渋滞エリア”の仙台バイパスに悲願の高架道路
くるまのニュース
トヨタ『カローラツーリング』などリコール…後方カメラが映らなくなるおそれ
トヨタ『カローラツーリング』などリコール…後方カメラが映らなくなるおそれ
レスポンス
【新車価格情報】国産車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年11月20日時点
【新車価格情報】国産車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年11月20日時点
カー・アンド・ドライバー
トライアンフの大排気量バイク「ロケット3」に“伝説のスタントマン”に敬意を込めた特別仕様車が誕生! 日本限定15台の超貴重モデルです
トライアンフの大排気量バイク「ロケット3」に“伝説のスタントマン”に敬意を込めた特別仕様車が誕生! 日本限定15台の超貴重モデルです
VAGUE
DSの新型電動SUVクーペ、年内デビューへ…ボディに描かれた「750」の意味
DSの新型電動SUVクーペ、年内デビューへ…ボディに描かれた「750」の意味
レスポンス
いま路線バスのサバイバルが始まっている! 電動バス・小型バス・二階建てバスで細かなニーズに対応することが鍵か
いま路線バスのサバイバルが始まっている! 電動バス・小型バス・二階建てバスで細かなニーズに対応することが鍵か
WEB CARTOP
トヨタ新型「ハイラックス“ミカン”」公開! タフ顔&オシャベージュ幌の「チャンプ」! 大注目の「新モデル」日本導入ありそう!?
トヨタ新型「ハイラックス“ミカン”」公開! タフ顔&オシャベージュ幌の「チャンプ」! 大注目の「新モデル」日本導入ありそう!?
くるまのニュース
大人の遊び心をくすぐるクラシックデザイン!「CRONOS」と「YADEA」がコラボ車両を発売
大人の遊び心をくすぐるクラシックデザイン!「CRONOS」と「YADEA」がコラボ車両を発売
バイクのニュース

みんなのコメント

6件
  • セクシーハムスター
    記事で気になったのは、100台限定を量産と言ってるところ
  • あき
    450kmってどこで使える性能なんだろ
    このご時世速さ、パワー追及するより燃費追及してほしいな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

677.3698.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

428.0980.0万円

中古車を検索
ヨーロッパの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

677.3698.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

428.0980.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村