軽井沢へタイカンで
5月の連休中は、ボルボC40リチャージ・ツインの長期試乗を行っていたため、ポルシェ・タイカンはガレージで惰眠を貪っていた。
しかし、それも終了したので、連休明けの比較的暇な時期を狙って、最近、軽井沢周辺に相次いでオープンしたホテルの視察を兼ね、川崎の自宅から都内を経て、軽井沢に向かい、その後、甲府に帰るというコースで走行距離300kmあまりを走ってみた。
最近、軽井沢にオープンしたホテルの中では、フランス料理の有名レストラン、ひらまつが直営するTHE HIRAMATSU 軽井沢 御代田に宿泊することにした。
しかし、予約を入れた後、充電器の状況を問い合わせると、200Vのコンセントがあるだけだという。
親切に写真を送ってくれたのは良いが、私の場合は、車載のケーブルをガレージの8kWの充電器に使用してしまっているので無く、ディ―ラーにも在庫はないので、ホテルでの充電は不可能になってしまった。
このようなケースがどのくらいあるのか判らないが、少なくとも、高級ホテルで、雨の日などに自分のケーブルをクルマのトランクルームから取り出してセットはしたくないし、充電完了時に濡れたままのケーブルをクルマに仕舞いたくはないと思う。せめて3kWでいいから普通の充電器が欲しいところだ。
気を取り直して、ポルシェのチャージング・マップで軽井沢の周辺をチェックすると、プリンス系のホテルやゴルフ場には既にほぼ装備されていた。
更に見ると、今年の春、オープンしたホテルインディゴ軽井沢には、2基装備されている事が判ったので、ここで昼食を採り、2時間ほど充電をすることにした。
実際に訪ねてみると、独立式の充電器が2基あり、予約しておいたので、スムーズに充電ができた。
因みにこのホテルには、充電だけで立ち寄る人も多く、その際には、ポルシェ以外のクルマについては3時間2000円という決まりになっているそうだ。
結局、1時間50分の充電で終えたが、その際は、176km残、50%のレベルから234km残、65%まで回復した。
これで、翌日、甲府までは余裕を持って走ることができる。
対照的なEVへのアプローチ
今回は期せずして、新設のホテルの対照的なEVへのアプローチを体験することができたが、一般的に言って、今なら、少なくとも国産の6kWの充電器の装備は必須であろう。ポルシェの8kWなら申し分はないのだが。
ところで、蛇足になるが、両ホテルの料理に対してのアプローチも対照的で驚いた。
それは、アスパラガスの調理法で、昼間食べたアスパラは、取り立てのものをさっと焼き上げており、サクサクと美味しく頂いた。
一方のフランス料理のひらまつでは、夜も翌朝もフランス産のものが出たが、両方とも茹でてあり、特に夜は、ぐでぐでで、殆ど味もしなかった。
長野県は山梨県と並び野菜の宝庫で、アスパラも現地の新鮮なものがあるのに、わざわざフランス産を輸入して、しかも茹で切ってしまうのは、いくらフランス料理が売りと言えども、合点がいかないところであった。
さて、翌日、甲府に到着した時のオドメーターは2725kmを指していた。従って今回の旅行で301kmを走ったことになる。この時の残距離は167km、41%の充電量であった。
すぐに8kWで充電を開始し、約7時間で満充電となった。
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