絶滅危惧種だった国産“スーパーモト”待望の復活
カワサキモータースジャパンは、「モーターサイクルショー2024」で注目を集めた“スーパーモト”「KLX230SM」を、2025年1月中旬に発売予定だとアナウンスしました。果たしてどんなバイクなのでしょうか?
【画像】「えっ!…」これがカワサキから復活する国産の“スーパーモト”新型「KLX230SM」です(16枚)
“スーパーモト”とは、オフロードバイクにオンロードタイヤを装着したモデルのことで、軽さを活かしたキビキビとした走り味を特徴とします。
かつて“モタード(スーパーモタードの略)”とも呼ばれ、ちょっとしたブームを巻き起こした“スーパーモト”ですが、昨今は選択肢が激減。そんななか新たに登場する「KLX230SM」は、国産メーカーのラインナップでは貴重な存在となります。
実は「KLX230SM」は、日本でも2022年まで発売されていました。しかし、2022年11月に施行された令和2年排出ガス規制に適合できていなかったため、残念ながら生産は同年10月末で終了。しかし、生産終了を惜しむ声が多かったことから、今回、約2年ぶりに日本市場に復活することになったようです。
新型「KLX230SM」はその名のとおり、同じく2024年11月下旬に登場する新型「KLX230」をベースにしており、スタイルなどの基本設計もほぼ踏襲しています。
ルックスは、競技向けバイクである「KX」シリーズのようにスマートなもので、ヘッドライトやシュラウドなどのエクステリアパーツはデザインを一新しています。
新型「KLX230SM」と新型「KLX230」で異なるのは足回りで、前者には17インチタイヤと倒立式フロントフォークを装着。オンロードでの性能を追求しています。
気になるエンジンは、233ccの空冷単気筒を搭載。もちろん、最新の排ガス規制をクリアしたものとなります。
また、スマートフォンとの連携機能も搭載しており、ツーリング時の快適性も高めています。
●気になる日本仕様のスペックとは
スペックがどのようになるか興味津々ですが、残念ながら現時点では、日本仕様の新型「KLX230SM」に関する詳細なスペックは明らかになっていません。
ちなみに、すでに発売がスタートしている北米仕様は、全長80.1インチ(約2035mm)、全幅33.2インチ(約843mm)、全高44.2インチ(約1123mm)、ホイールベース53.7インチ(約1364mm)で、シート高は33.0インチ(約838mm)と発表されています。
また、搭載されるエンジンは、総排気量233ccの空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブで、最大トルクは13.2lb-ft(17.9Nm)/6400rpmとアナウンスされています。
なおカラーリングは、北米仕様は“バトルグレー”と名づけられたグレー1色のみのラインナップですが、日本仕様には他の色が用意されるのではないかとのウワサも出ています。
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