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4シリーズ・グランクーペを電気自動車化! BMW i4をiシリーズのラインアップに追加

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4シリーズ・グランクーペを電気自動車化! BMW i4をiシリーズのラインアップに追加

 この記事をまとめると

■BMW iシリーズとして電気自動車のi4がラインアップに加わった

ボンネットは開けられない! ドアノブもない! BMW iXがタダモノEVじゃない6つの理由

■最高出力340馬力のi4 eDrive40とシステム最高出力544馬力のi4 M50を設定

■最新世代の安全機能・運転支援システムを搭載し、価格は750万~1080万円

 4シリーズ・グランクーペをベースにした電気自動車のi4

 BMWがサブブランドとして展開している「iシリーズ」は、「持続可能な次世代モビリティ」として環境配慮型のモデルをラインアップしているのはご存知のとおり。かつては「i3」と「i8」の2モデルがラインアップされていたが、2020年にi8が生産を終了し、その代わりに2021年11月、新たにSUVの「iX」と「iX3」が加わっている。

 そして、2022年、新たにiシリーズのラインアップに加わることになったのが、「i4」だ。

 BMW i4は、スポーティでエレガントなスタイルを持つBMW4シリーズ・グランクーペをベースに、電気自動車に仕立てたプレミアムミドルクラスクーペで、リヤに電気モーターを搭載した後輪駆動のi4 eDrive40と、前後に電気モーターを搭載して運動性能を高めた4輪駆動のi4 M50をラインアップする。

 i4 eDriveは、最高出力340馬力・最大トルク430Nmで、ボディ床下に搭載されるリチウムイオン電池の容量は210.6Ah、総エネルギー量は83.9kWh。一充電での走行可能距離は590kmとなる。

 一方のi4 M50は、最高出力258馬力・最大トルク430Nmの電気モーターを前輪に、そしてリヤには313馬力・365Nmの電気モーターを搭載し、システム最高出力544馬力・最大トルク795Nmを誇るスポーティ志向のモデル。リチウムイオン電池の容量や総エネルギー量はi4 eDrive40と同じだが、一充電での走行可能距離は510kmとなる。

 BMW i4には、最新の充電テクノロジーが採用されており、普通充電と急速充電(CHAdeMO)に対応。

 普通充電は、6.4kWのBMWウォールボックス(200V/32A)の利用で約15時間で0%の状態から100%まで充電ができる。急速充電(CHAdeMO)は、90kW充電器の利用なら0%から80%まで40分で充電でき、また10分の充電で最大約90km(i4 eDrive)/約75km(i4 M50)の走行可能距離を追加する。さらに、150kWの急速充電器を利用すれば、0%から80%まで30分で充電が完了し、10分の充電でそれぞれ約150km(i4 eDrive)/約75km(i4 M50)の走行可能距離を得られる。

 BMWの次世代モデル投入でますます目が離せないiシリーズ

 BMW i4のトピックは電動化されたパワートレインだけではない。最新世代の安全機能・運転支援システムの搭載も見どころだ。

 BMWがいち早く導入した、高速道路での渋滞時の一定条件下においてドライバーがステアリングから手を放して走行することが可能となる「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」を搭載するとともに、高性能3眼カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーによる高い解析能力によってより精度と正確性が向上した「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」を標準装備。

「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」には、アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)およびレーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、サイド・コリジョン・プロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロス・トラフィック・ウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能などが含まれている。

 さらに、パーキング・アシストも標準装備。パーキング・アシストには、35km/h以下で車両が前進したルートを最大50mまで記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることができるリバース・アシスト機能もあり、対向車とのすれ違いすらできない細い道の多い日本では非常に有用だ。

 そのほかにも、車載通信モジュールによって、ドライバー、クルマ、それらを取り巻く情報をITネットワークで繋ぐBMWコネクテッド・ドライブや、音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能となるBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントなどを搭載。スマートフォンをドアハンドルにかざすことで、ロックの解除と施錠、さらにはエンジンの始動も可能になっているなど、最新機能がてんこ盛りだ。

 BMW i4各グレードの価格は、i4 eDrive40が750万円、i4 eDrive40 Mスポーツが790万円、i4 M50が1080万円となる。

 いまや世界的なトレンドとして急激に電動化が進んでいる自動車業界。BMW iシリーズには、今後もどんどん新モデルが追加されることが予想されるだけに、目が離せないブランドとなりそうだ。

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