■ついに登場! 51年目の進化は歴代モデルの集大成?
日産は、2020年9月16日に新型「フェアレディZ(プロトタイプ)」をオンライン上で世界初公開しました。日本市場では、現行モデル(Z34型)が2008年に登場していたため、約12年ぶりのフルモデルチェンジとなります。新型フェアレディZは、どのような部分が変わっているのでしょうか。
【画像】新型Zの全貌はこれだ! 歴代との共通点もチェック!(74枚)
フェアレディZは、日産を代表するスポーツカーとして長きに渡り多くのファンを魅了するモデルで、2019年には誕生から50周年を迎えています。
フェアレディZの前身モデルとなる1962年に登場した「フェアレディ(SP/SR型)」は、「ブルーバード」のシャシを流用したオープンボディで、最終モデルでは145馬力を発揮する2リッターエンジンを搭載し、国産初の最高速度200km/hを記録したモデルです。
このフェアレディは、日本のみならずアメリカ市場でも受け入れられましたが、さらなるニーズに適合するために、初代フェアレディZが1969年に発売されました。
その後、幾度のフルモデルチェンジを経て、2008年に発売された6代目となるフェアレディZは、初代に原点回帰したようなスタイルが話題となりました。
また、搭載されるエンジンは「スカイラインクーペ」などで採用された、最高出力336馬力を発生させる3.7リッターV型6気筒エンジンでディサイズは、全長4250mm×全幅1845mm×全高1315mmと先代モデルよりもショートホイールベース化されています。
その後もフェアレディZについては、次期型モデルに関する噂が出ては消えてを繰り返していましたが、日産は2020年5月28日に「2019年度の決算報告」を公表。
ここで公開した動画「NISSAN NEXT: From A to Z」で、次期型フェアレディZが登場することを明らかにしたのです。
その後、複数回にわたってティーザー動画を公開し、シルエットやデザインを歴代モデルと重ねた形で徐々に明かしていき9月16日にフェアレディZプロトタイプ「Z PROTO」を世界初公開しました。
新型フェアレディZは、内外装のデザインを一新するとともに、V型6気筒ツインターボエンジンとマニュアルトランスミッションを組み合わせたパワートレインを搭載しています。
明かされたスペックは、ボディサイズが全長4382mm×全幅1850mm×全高1310mm、タイヤサイズは前255/40R19、後285/35R19です。
日本のデザインチームによって描かれ、開発された「フェアレディZ プロトタイプ」は、初代S30型のシルエットやフロント&リアのアイコニックなモチーフを引き継いだ魅力的なデザインに仕上がっています。
また、歴代Zの持つ黄色をソリッドパールの光と影のコントラストにより世界に類を見ない鮮やかでメリハリのある黄色いボディカラーを開発。さらにブラックルーフとの組み合わせによりモダンで未来的なカラーコンビネーションをデザインしました。
フードのバルジ形状やLEDヘッドランプのティアドロップ形状は、S30型のデザインを彷彿とさせます。
また、四角いジオメトリックなグリル開口も歴代Zの持つアイコンを継承しており、内側の楕円形のフィンはリアコンビなどにも使われている統一されたグラフィックによってZ独自の世界観を印象づけるだけでなく、スポーティーさとエレガントさを兼ね備えたデザインを表現。
サイドシルエットは、長いノーズから続くルーフラインの先に垂直に切り立つテールエンドと、フロントフェンダーよりもわずかに低く、なだらかに傾斜するリアのデザインによって、S30型がもつ特徴的なサイドシルエットになっています。
リアのデザインは、S30やZ32などいくつかの歴代Zが持つテールランプからインスピレーションを得たデザインテーマを現代風にアレンジし、より魅力的でZ特有のデザインに仕上がっているほか、そのテールランプはレイヤー形状に光り輝く美しくもハイテックで先進的な光の演出が特徴的です。
カーボンで成型されたサイドシルやリアバンパー、そしてフロントバンパー下のチンスポイラーはスポーツカーとしてのパフォーマンスの高さを感じることができ、19インチのアルミホイールと左右に配されたマフラーは「フェアレディZ プロトタイプ」の存在感を強く表現しています。
グローバルデザイン担当専務執行役員のアルフォンソアルバイサ氏は次のように話します。
「レトロモダンなテーマと、フューチャリズムを組み合わせることは我々にとっての挑戦でした。
デザイナー達は、歴代のモデルを振り返り、数えきれないほどのスケッチを描き、多くの議論を重ね、この『フェアレディZ プロトタイプ』にたどり着きました。
LEDヘッドライトにある2つの半円のデザインは、1970年代に販売された『240ZG』をイメージしています。
240ZGはヘッドライトのドーム型レンズによって円状のリフレクションを作り出すデザインを採用していました。我々はそのユニークな特徴と、そのZらしさを大事にし『フェアレディZ プロトタイプ』に反映しました」
■新型フェアレディZの内装やパワートレインはどう進化した?
スポーツカーとしてのドライビングを楽しむドライバーのためにデザインされた新型フェアレディZはの内装は、オーセンティックさと最新の技術を融合したデザインとなっています。
この内装デザインは、プロのレーシングドライバーと共に理想的なメーターデザインや室内空間の在り方を検討してきました。
それをもっとも特徴づける部分は、12.3インチのフルデジタルメーターディスプレイだといい、エンジン回転計の針が真上を示すと同時に、シフトアップインジケーターが点滅しドライバーにシフトアップを促し、スポーツドライビングをアシストします。
また、クルマの状態を示すほかの計器類も、一目でクルマが最適な状態であることがわかるようにデザインされています。
新たにデザインされたZ専用のステアリングは、スポーツカーであることを表現するディープコーン形状とし、操作性のよいグリップ形状や視認性良くまとまったスイッチ類によってスポーツカーとしての性能を最大限引き出すポテンシャルを兼ね備えたデザインを採用。
ボディカラーに合わせた黄色いステッチがインストルメントパネルの各所に施され、シート中央部にはグラデーション加工された黄色いストライプ模様がデザインされており、エモーショナルで立体感のあるスポーティーなインテリアを演出しています。
歴代のフェアレディZは多くの人にスポーツカーを所有する喜びと、運転する楽しさを提供してきました。
新型フェアレディZでは、シャープで長いボンネットの下には6速のマニュアルトランスミッションが組み合わされたV型6気筒ツインターボエンジンを搭載。そしてさらなる高性能モデルになるために、現在、発売に向けて、「Zに求められる性能と扱いやすさ」の開発が進められているといいます。
チーフプロダクトスペシャリストである田村 宏志は次のように述べています。
「Zはいつの時代もスポーツカーを操る楽しさを提供する“ダイナミックパフォーマー”です。お客さまがクルマとの一体感を感じながら、その高い性能を楽しむことができる。これはどの世代のZにも共通するものであり、我々の情熱と挑戦の証なのです」
※ ※ ※
最後に、日産自動車社長兼CEOの内田誠氏は次のように述べています。
「2020年の夏に発表した最新のEVである『アリア』は、最先端の電動化、運転支援技術を搭載し、これまでになかった全く新しいドライビングを提供します。
そして、革新の伝統を受け継ぐZは、ドライバーが主役の、ピュアスポーツカーとして、世に送り出します。Zは、私たち日産のDNA、情熱そのものです」
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みんなのコメント
日本に限らずどこの国でも、金持ちも都市人口のほうが多い、ってことを忘れてるメーカーは多いよね。
たぶん想像以上に売れると思う。
内装の洗練度も高くて使いやすそうで正直驚いた。