トヨタは12月14日、新型コンパクトSUV「C-HR」を発売した。価格は1.2LターボにCVTを組み合わせた4WDのエントリーモデル「S-T」が251万6400円、上級グレードの「G-T」が277万5600円、1.8リッターユニットにモーターを組み合わせた2WDのハイブリッド版「S」が264万6000円、同上級グレード「G」が290万5200円と、戦略的な設定となっている。
C-HRは、トヨタの「もっといいクルマづくり」の実現に向けたクルマづくりの構造改革「TNGA」の第2号車として投入された。TNGA第1号車のプリウスとプラットフォームを共通にしながらも、世界の様々な道での走行テストのほか、欧州の一般道路でステアリングやショックアブソーバーのチューニングを実施するなど「味付け」にこだわり、優れた「レスポンス」や「リニアリティ」「コンシステンシー(クルマの応答が常に一貫していること)」を実現したという。
また、デザインにもこだわった。特にエクステリアは、デザイナーの想いをそのままの形で表現することを心がけたとのこと。強く絞り込んだボディと大きく張り出したホイールフレアを組み合わせ、独創的なスタイルを追求している。
燃費については、ハイブリッド車はクラストップレベルの30.2km/Lを実現。また、1.2Lターボ車(レギュラーガソリン仕様)は15.4km/Lを実現し、いずれも「エコカー減税」の対象となっている。
なおC-HRは、2017年1月2日と3日に「箱根駅伝」の運営車両として使用される予定という。
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