この記事をまとめると
■高速道路の料金所では取り締まりをしていることがある
かつて「交通戦争」と呼ばれた2度の暗黒時代があった! リアルな戦争よりも死亡者の多かった「日本の黒歴史」からの教訓とは
■多くはシートベルト非着用やスマホ保持を確認している
■警察以外にも高速道路会社による高速制限令に基づいた取り締まりも行われている
料金所に立っている警察官は何を取り締まっている?
高速道路を走っていてビックリするのが、料金所での取り締まり。シートベルトもしているし、ETCレーンをゆっくりと抜けているなど問題なくても、柱や機器の影からこちらを覗いているのはドッキリとさせられる。
実際になにを見ているのかと想像して一番に思い浮かぶのはシートベルトだろう。実際に行なわれていて、その際にこちらを見ているのは当然、警察官だ。違反者を見つけたら、先の路肩に寄せて切符を切る。最近では、スマホをいじりながらの運転も増えているので、こちらも見ているとのこと。
立っているのが警察官でない場合もあって、なにをしているのかわからないだけにこれまたビックリさせられたりする。それでは誰が立っているのかというと、道路会社のスタッフだ。ちなみに制服がどちらも水色っぽいのも紛らわしい。
この場合、なにを見ているのかというと、過積載や荷物の積み方などだ。過積載については最近は路面にセンサーを埋め込んで自動で警告するシステムもあるが、目視によってのチェックも健在だ。もちろんすべてのトラックを止めて、いわゆる台貫に乗せて重さを測って、車検証のデータから過積載かどうかを確認することはできないので、抜き打ち的に行なっている。
この抜き打ちをどのトラックでやるかは経験と勘とのこと。具体的にはタイヤの潰れ具合や走行速度、エンジン音などでも判断しているというから職人技に近い。
高速道路会社にいる取り締まり部隊「車限隊」
そもそも高速道路を走れる車両には規定があって、その規定を超えるものは走行不可だ。規定がある理由は道路が傷んだり、荷物の落下で他車に損害を与えたりする可能性があるから。その規定は高速制限令と呼ばれるもので、詳しい条件はICのところに看板で示されているので見たことがあるのではないだろうか。これを超えるものは許可が必要となる。
つまり料金所での取り締まりはこれに基づくもので、各高速道路会社には「車両制限令等違反車両等取締隊」、略して「車限隊」という専任のスタッフがいて、取り締まりを日々行なっている。
過積載だったり、荷物の高さが高すぎたり、はみ出ていたり。また、荷崩れしそうな状態にある車両だった場合、その場で改善させたり、無理なときは「措置命令書」を交付。次のICで出るようにさせて車両の通行禁止を命じるなどしたり、悪質な場合は警察にも協力を依頼することもあるという。
ちなみにアメリカではもっと厳しくて、過積載については一般道でも抜き打ちで行なっていて、もしオーバーした場合は、別のトラックに積み替えるなど、その場で処理しなくてはならない。ただ困るのは、アメリカの場合は荷主が積み下ろしをしてくれるので、わずかな過積載だと気が付かないことと、州によって規定が異なること。
いずれにしても、トラックの積み方についてシビアなのはどの国も同じだ。
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みんなのコメント
>料金所での取り締まり
普通に生きていれば何もビックリしない