スバルとSTIは2024年1月12日、東京オートサロン2024で500台限定の特別仕様車「WRX S4 STI Sport ♯」を正式に発表。また、フォレスター&レガシィアウトバックBOOST GEARパッケージなどを公開した。さっそくレポートしよう。
文、写真/ベストカーWeb編集部
500台限定の特別仕様車「スバルWRX S4 STI Sport ♯」初お披露目! レイバックSTIパーツ装着車にフォレスターBOOSTGEARも登場だぁ!!【東京オートサロン2024】
■目玉はSTIコンプリート初採用のフレキシブルパフォーマンスホイール!
ついに公開された500台限定の特別仕様車WRX S4 STI Sport ♯
まずは今回のオートサロンで初公開された特別仕様車「WRX S4 STI Sport♯」(プロトタイプ)。ベースとなったのはノーマル仕様の最上級グレード「WRX S4 STI Sport R EX」(502万7000円)。
当日のプレスカンファレンスではまず、同車の開発を担当したSTIの高津益夫開発副本部長が「このモデルは各所にSTIパフォーマンスパーツを装着したことにより、操縦性の向上とより上質な乗り味を実現しました。また、ホイールには前後で形状の違うSTIフレキシブルパフォーマンスホイールを採用しています。これはSTIコンプリートカーとして初めての装備となります」とアナウンス。
ニュル24時間の知見がフィードバックされているというSTIフレキシブルパフォーマンスホイールを採用
STIフレキシブルパフォーマンスホイールはこれまでのSTIのニュル24時間レースでの知見が盛り込まれており、STIがこだわり続けている「ハンドルを切った瞬間のクルマの応答性」を向上させるため、前後で最適化を施した形状の違った専用ホイールになっているという。
わずかなハンドル操舵角からクルマが思いどおりに動いてくれるので、思いのままに走れる楽しさと安心感に加え、ハンドリングの気持ちよさ、また路面の轍やうねりなど外乱に対しても修正舵が少なくて済むため、直進安定性に優れているホイールだという。
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■数々の専用装備を身にまとうWRX S4 STI Sport ♯
シャークフィンルーフアンテナやトランクスポイラーなどにピアノブラックカラーを施し、精悍な印象に
エクステリアでは、通常ディーラーオプションで設定される小型トランクスポイラーをはじめ、フロントグリル、ドアミラーカバー、シャークフィンルーフアンテナにクリスタルブラックシリカ塗装を施し、STI製BBS19インチフレキシブルパフォーマンスホイールを採用。
ボディカラーでは専用色として「オフショアブルー・メタリック」を新たに設定(3万3000円アップの有償カラー)。ほかには、セラミックホワイト、クリスタルブラックシリカ、WRブルーパールの計4色展開となる。
ブラック基調にシルバーの差し色を入れた専用の「ブラック×シルバー」コーディネートのインテリア。ウルトラスエード+合成皮革のRECAROシートをフロントに採用
また、インテリアではノーマルのボルドーからブラック基調にシルバーの差し色を入れた専用の「ブラック×シルバー」コーディネートとし、ウルトラスエード+合成皮革のRECAROシートをフロントに採用。インパネトリムやセンタートレイ、フロアコンソールリッド、ドアアームレスト、シフトブーツをブラックカラーに統一し、シルバーステッチを施している。
このWRX S4 STI Sport ♯、価格は623万7000円で500台限定。2024年1月12~28日までの間、全国のスバル販売店で抽選エントリーを受け付ける。同年2月1日に抽選を行い、当選したユーザーは商談がスタートする。
■BOOST GEARパッケージ車は将来市販化?
フォレスターBOOST GEARパッケージ
このほか、スバルブースでは数々のSTIパフォーマンスパーツを装着したパーツカスタマイズモデルであるレヴォーグレイバックSTIパフォーマンス、BRZ STIパフォーマンスの2台を出展。
また、スバルブース内ではフォレスターBOOST GEARパッケージを展示した。これは2023年に出展されたクロストレックBOOST GEARコンセプト、レックスBOOST GEARコンセプトに続くBOOS TGEARモデル。
トーヨータイヤブースに出展されたレガシィアウトバックBOOST GEARパッケージ
なお、スバルブースに隣接しているトーヨータイヤのブースではレガシィアウトバックBOOST GEARパッケージをコラボモデルとして展示しており、今後BOOST GEARは近い将来の市販化を見据えているようだ。
プレスカンファレンスでは辰己英治STI総監督(右)の今シーズンかぎりでの勇退が発表された
さらに、ニュルブルクリンク24時間レースSP4Tクラス参戦予定車両の「SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2024」などを公開。プレスカンファレンスでは、長年スバルのニュル参戦プロジェクトを主導してきたSTIの辰己英治総監督が今回のチャレンジで最後となることも合わせて紹介された。
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みんなのコメント
おまえBremboのブレーキも載せられなくなったんか;つД`)
STIはWRXのために一年何をしたのか?
乗り換えを考えていたが、S208と同価格なのに標準車にオプション満載しただけのこのクルマには、スペシャルを感じることができなかった。残念です。