売れ筋ウオッチ・人気車ひしめくSUV＆クロスオーバーはヤリスクロス首位、ハリアーやライズも安定の人気

2月のボディタイプ別売れ筋・SUV/クロスオーバーは計6万5395台が登録され、登録車の合計に対するシェアは31.8％と、前月から1.6ポイントの低下となった。もっとも、ボディタイプ別でのトップシェアは譲らず、２番目に大きな市場であるハッチバック/コンパクトカー市場を6ヶ月連続で上回っている。

先月に引き続き首位に君臨したのは、9490台を登録した「トヨタ ヤリスクロス」。3ヶ月連続のプラスとなる前月比1.5％増をマークし、地位を盤石にしている。8月末の販売開始から半年が経過し、人気の高さに生産が追いついてきた様子で、これからも市場をけん引していくことが予想される。

2位には8006台で「トヨタ ハリアー」がランクイン。登録は前月から10％強の減少とトップ5では唯一の前月比減となったが、コンパクトSUV勢との価格差を考慮すれば2位は立派なポジションといえそうだ。

3位は「トヨタ ライズ」。登録台数は前月から約13％増の7901台となり、4ヶ月ぶりに前月比での増加に転じた。今や街で見かけない日はないほど浸透したライズだが、ヤリスクロスという身内の強敵が登場後もコンスタントに売れ続けている。

トヨタ車の優勢に割って入ったのが4位の「日産 キックス」。5069台の登録は前月比約9％の増加となり、2ヶ月連続で登録を増やしている。3月3日にはメタル調パーツや専用トリムを奢った「キックス AUTECH」も販売され、人気はしばらく続きそうな気配だ。

5位は4220台を登録した「トヨタ RAV4」。1月にキックスに奪われた4位奪還はならなかったが、こちらも1月と比べて登録を1.4％伸ばし、前月比プラスを達成している。

各社の売れ筋として台数を積み上げるSUV/クロスオーバー。今後の展開からも目が離せない。