トヨタのベストセラーが驚くほど過激に仕上がった!
最高出力は300psオーバー!
6月1日、トヨタのモータースポーツ部門であるTOYORA GAZOO Racing(以下、TGR)は、「GRカローラ RZ」と「GRカローラ モリゾウエディション」を世界初公開した。
GRカローラは、トヨタの豊田章男社長の意向によって開発がスタートした。プレスリリースには「多くのお客様に愛していただけるクルマだからこそ、絶対にコモディティと言われる存在にしたくない。お客様を虜にするカローラを取り戻したい。」と、豊田社長自らの思いが記されていた。
新型GRカローラ(RZ)のボディサイズは全長×全幅×全高:4410×1850×1480mm、ホイールベース2640mm。搭載するエンジンは「GRヤリス」が搭載する1618cc直列3気筒ガソリンターボ・エンジン「G16E-GTS」だ。304ps/6500rpmの最高出力と370Nm/3000~5500rpmの最大トルクを発揮する。
駆動方式はスポーツ4WDシステム「GR-FOUR」 で、3モードから任意で選べる。トランスミッションは「iMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)」と呼ぶ6MTのみ。
iMTは、マニュアル車の発進・変速操作をアシストするのが特徴で、発進時は、クラッチ操作を検出し、エンジン出力を最適に調整(トルクアップ)することで、クラッチのみでの発進操作をよりスムーズする。変速時は、ドライブモードセレクトでSPORTモードにすると、変速後のエンジン回転数を合わせるよう制御し、スムーズな変速フィーリングをアシストする。
足まわりは、サスペンションがフロント:マクファーソンストラット式、リア:ダブルウィッシュボーン式。前後ベンチレーテッドディスクのブレーキは強化され、フロントが対向4ポットキャリパー、リアが対向2ポットキャリパーとなる。アルミホイールはBBS製の鍛造だ。タイヤは235/40R18の横浜ゴム「ADVAN APEX V601」を履く。
気合の入った社長プロデュースモデル
同時に発表されたモリゾウエディションは、トヨタのマスタードライバーでもあるモリゾウこと、豊田社長がプロデュースした限定モデルだ。今冬、全国の正規ディーラーである「GR Garage」にて台数限定で抽選販売する。
プレスリリースでは「豊田が強くこだわりを持つ『お客様を魅了する野性味』を追求したグレードです」と、謳う。
ひとつは徹底した軽量化だ。リアシートを撤去し、乗車定員を2名としたことで、約30kgの軽量化を実現。エンジンは最大トルクをプラス30Nmの400Nm/3250~4600rpmへ高め、加速性能が向上した。ボディカラーには専用色の「マットスティール」が設定された。
足まわりでは、10mm拡幅したハイグリップタイヤである245/40R18のミシュラン「PILOT SPORT CUP 2」に換装された。細かい部分では構造用接着剤を3.3m追加で塗布し、さらにボディ補強ブレースを追加し、ボディ剛性を高めた。
インテリアでは、専用セミバケットシートを採用。ステアリング・ホイールなどには人工皮革「ウルトラスエード」を使う。フロントのウインドウシールドガラスには、モリゾウのサインが刻印される。
価格などを含む詳細は今後明らかになる。トヨタがつくった本気のホットハッチ、期待“大”だ!
文・稲垣邦康(GQ)
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