F1では最近、持続可能燃料の使用を前提に将来的にV10のような大排気量エンジンを復活させるかどうかが話題のひとつとなっている。ただザウバーのニコ・ヒュルケンベルグは、現状ではその話題を真剣に捉えていないようだ。
甲高いサウンドを奏でるV10エンジンの復活に関しては、特にファンの間で待望論が根強い。そして最近では多くのF1関係者がその話題について言及している。
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FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長は、2月に行なわれたF1ローンチイベント『F1 75』の後に次のように語った。
「今週のロンドンでのF1ローンチイベントは、F1の未来について多くの前向きな議論を引き起こした。2026年のシャシーとパワーユニットの新規則を楽しみにする一方で、我々はモータースポーツの未来に向けた技術革新のリーダーシップを取る必要がある」
「持続可能な燃料で走るV10エンジンの轟音も含め、さまざまな方向性を検討すべきだ。どの方向性を選ぶにしても、チームやメーカーが研究開発費のコスト管理を確実にできるようサポートしなければならない」
これについては、F1のステファノ・ドメニカリCEOも同様の見解を示している。彼は以前Autosportに対してこう語っている。
「もし持続可能燃料がゼロ・エミッションを実現し、サステナビリティの観点から正しい方向に進むなら、エンジン開発をこれほど複雑で高額にする必要はもはやないかもしれない」
「となると、もっと軽量で、良いサウンドを持つエンジンに戻すことも検討できるだろう」
しかしながら、ヒュルケンベルグはV10エンジン復活の話題が現時点では“雑音”に過ぎないと考えている。というのも、F1は来年、つまり2026年からレギュレーションが刷新され、各チームが電動比率の高められた全く新しいパワーユニットの開発を進めている最中だからだ。それは、ヒュルケンベルグの所属チームで、来季からアウディのワークスチームとなるザウバーも当然例外ではない。
中国GPを前に、ヒュルケンベルグはこの件について次のように述べた。
「僕は気にしていないよ。噂や憶測は耳にしたけど、正直なところ深く追ってはいない。どこからそんな話が出てきたのかもわからない」
「来年からのパワーユニット規則はもうほぼ確定していて、すでに各チームはかなり開発を進めている状態だと思うよ。それが今後数年間のレギュレーションとして明確に示されているのなら、それはただの雑音だと思う。個人的には、あまり真剣に受け止めていない」
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