現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > まさかの「ジムニートラック」売ってた!? 「5ドア」ではない「荷台付きモデル」に熱視線! 「便利でオシャレなジムニー」登場すればヒット必至か

ここから本文です

まさかの「ジムニートラック」売ってた!? 「5ドア」ではない「荷台付きモデル」に熱視線! 「便利でオシャレなジムニー」登場すればヒット必至か

掲載 8
まさかの「ジムニートラック」売ってた!? 「5ドア」ではない「荷台付きモデル」に熱視線! 「便利でオシャレなジムニー」登場すればヒット必至か

■小粋でタフな「ジムニートラック」 日本でも販売していた

 軽自動車規格のコンパクトなボディに、大型の本格的クロスカントリー4WD顔負け、もしくはそれらよりも優れた悪路走破性を持つスズキ「ジムニー」。
 
 1970年に初代が登場して以来、4回のモデルチェンジを経て、現在は乗用車的な快適性も獲得。高い人気を保ち続けているのはご存知の通りです。

【画像】超カッコイイ! これが「ジムニートラック」です!(83枚)

 そのジムニーには、800ccエンジンを積んだ「ジムニー8」、2代目に1000ccエンジンを載せた「ジムニー1000/1300」、そして1300ccエンジンの「ジムニーシエラ」など、軽自動車規格をオーバーしたモデルも存在。海外では、こちらがメインで販売されています。

 また歴代のジムニーでは、ドアがなく屋根もすべてホロのモデル、ドアがあっても屋根がホロのモデル、車体後半がホロのモデル、屋根がすべてスチール製のモデルなど、多種多様なバリエーションを持つことも特徴です。

 中でも驚きなのが、初代と2代目に存在したピックアップトラックです。

 元来ジムニーが有している四輪駆動車としての走破性に、後部にフラットな荷台を設けることで積載性や汎用性をプラス。狭く険しい道や林道など厳しい環境下や、道路の整備が遅れていた発展途上国、新興国などで役立ちました。

 ある程度大きな荷台を載せる必要があるジムニーピックアップでは、軽自動車規格の全長制限を超えるため、前述の「軽規格オーバーのジムニー」を用いて作られてきました。

 初代では、ジムニー8(SJ20型)をベースにしたピックアップ(LJ80P)が誕生。

 軽トラックと同様にシート裏には壁を設置して密閉式のキャビンを構築、ホイールベースを延長し、後部には高床・三方開きの荷台を設置していました。なお、このモデルは海外のみでの販売でした。

 続く2代目にも、ジムニー1000に荷台を設けた「ジムニー1000 ピックアップ」(SJ40T)を1982年に設定。

 2代目ジムニーには海外市場向けにロングホイールベースモデルが存在したため、シャシはそれを利用していました。

 荷台寸法は、長さ約1.5m、幅約1.3m、最大積載量350kgを確保しています。

 なお、この代は実は国内でも販売されていましたが、その台数は少なく、わずか321台だったと言われています。

 全長約3.8mしかないピックアップトラックの姿は、まるで大きな4WDピックアップトラックを縮小したよう。現在から見ても、とても魅力的な佇まいです。

■実は最新の「ジムニートラック」登場していた?

 フロントに長いボンネットを持つピックアップトラックは、かつては、国内各メーカーが様々なモデルを販売していました。

 しかし、その後カタログから次々とドロップしてしまい、現在の日本市場で国産メーカーのディーラーから買えるピックアップトラックは、トヨタ「ハイラックス」および三菱「トライトン」のダブルキャブ版のみとなってしまいました。

 2017年からタイ生産モデルを輸入販売しているハイラックスは、年間販売台数を見ると、2021年には約5700台、2022年には約1万台、そして2023年には1万台をオーバー。その好調ぶりがうかがえます。

 そして2024年2月から発売を開始した新型トライトン(こちらもタイ製)も、発売前から大きな話題を呼んでいました。

 アウトドアが一般的なレジャーとなった現在、ピックアップトラックはSUVの選択肢の一つになりつつあることがわかります。

 そうなると、小粋でタフな小型ピックアップ、ジムニーピックアップにも需要があるのではないでしょうか。

 当のスズキもそこに着目していたようで、2019年1月に開催のカスタムカーイベント「東京オートサロン2019」には、ジムニーシエラをベースにした「ジムニーシエラ ピックアップ スタイル」を参考出品しています。

 後部に荷台を背負ったそのスタイルは、往年のジムニーピックアップそのもの。「4WD性能と荷台の利便性を必要としているユーザーの頼れる相棒」というスズキの説明も、ジムニーピックアップのコンセプトと一致します。

 初代や2代目の頃のジムニーピックアップはあくまでも実用的なトラックだったため、装飾やエアコン・パワーウィンドウなどの快適装備は装備していませんでした。

 しかし新時代のジムニーピックアップには、同社の軽トラックのロングボディモデル「スーパーキャリイ」のように伸ばされたキャビン、鮮やかな黄色い塗装、各部のメッキパーツ、車体を一周するウッド調ステッカーなどが備わり、現代流のSUVにふさわしい外観を獲得していました。

 スズキからはその後、ジムニーピックアップに関するアナウンスは発表されていません。

 しかし、新しいジャンルのクルマを次々と生み出す柔軟性があるスズキのことです。もしかすると、ジムニーピックアップの販売は、いつか現実になるかもしれません。

こんな記事も読まれています

【クラシック オブ ザ デイ】最もホットなメルセデスW124とは「500E」ではなく15台限定の「メルセデス E60 AMGリミテッド」だ!
【クラシック オブ ザ デイ】最もホットなメルセデスW124とは「500E」ではなく15台限定の「メルセデス E60 AMGリミテッド」だ!
AutoBild Japan
15年ぶりに「インテグラ」復活!? 「スポーティ“ハッチバック”」の実車展示に「好き」の声多し! 6速MTもある名車、米国登場の反響は?
15年ぶりに「インテグラ」復活!? 「スポーティ“ハッチバック”」の実車展示に「好き」の声多し! 6速MTもある名車、米国登場の反響は?
くるまのニュース
GRヤリス×GR-DAT公道試乗レポート! 気になる改良ポイントは?
GRヤリス×GR-DAT公道試乗レポート! 気になる改良ポイントは?
レスポンス
平均年収約458万円… 1800万円の「レクサスの最上級SUV」は買えないのでしょうか? 4人だけが乗れる「LX EXECUTIVE」を愛車するために必要な年収とは
平均年収約458万円… 1800万円の「レクサスの最上級SUV」は買えないのでしょうか? 4人だけが乗れる「LX EXECUTIVE」を愛車するために必要な年収とは
VAGUE
ソフトタイヤだけの使用に限定しても、オーバーテイクは増やせない……ピレリ、”抜けない”モナコ対策に白旗「我々にできることはあまりない」
ソフトタイヤだけの使用に限定しても、オーバーテイクは増やせない……ピレリ、”抜けない”モナコ対策に白旗「我々にできることはあまりない」
motorsport.com 日本版
横須賀に「新スマートIC」計画進行中! 三浦半島がもっと便利に!? 横浜横須賀道路「横須賀PA」直結工事はいつ始まるのか
横須賀に「新スマートIC」計画進行中! 三浦半島がもっと便利に!? 横浜横須賀道路「横須賀PA」直結工事はいつ始まるのか
くるまのニュース
URBAN DRIVESTYLE「Unimoke MK Surf」 サーフボードスタンドを備えた限定モデル登場
URBAN DRIVESTYLE「Unimoke MK Surf」 サーフボードスタンドを備えた限定モデル登場
バイクのニュース
[音のプロが推す“超納得”スタートプラン]「低予算でスピーカーだけを交換」or「お得にデッドニングまでを実行」!
[音のプロが推す“超納得”スタートプラン]「低予算でスピーカーだけを交換」or「お得にデッドニングまでを実行」!
レスポンス
マツダ アイコニックSP【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
マツダ アイコニックSP【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
【最新アクセサリー通信】スタイリッシュなだけでなくハンドリングが向上するヴェゼル用18inアルミ登場
【最新アクセサリー通信】スタイリッシュなだけでなくハンドリングが向上するヴェゼル用18inアルミ登場
カー・アンド・ドライバー
オジエが白熱首位争いでリード拡大。勝田はマシントラブルでデイリタイアに/WRCイタリアデイ2
オジエが白熱首位争いでリード拡大。勝田はマシントラブルでデイリタイアに/WRCイタリアデイ2
AUTOSPORT web
スズキが軽SUV「ハスラー」の「クーペ仕様」を提案! 悪路も走れる「スポーツカー」に変身! 斬新モデル「ハスラークーペ」登場に期待大
スズキが軽SUV「ハスラー」の「クーペ仕様」を提案! 悪路も走れる「スポーツカー」に変身! 斬新モデル「ハスラークーペ」登場に期待大
くるまのニュース
【クルマ持っとく? いらない?】シェアカーとマイカー、どちらがおトクなのか? 見極めポイントはココ!
【クルマ持っとく? いらない?】シェアカーとマイカー、どちらがおトクなのか? 見極めポイントはココ!
月刊自家用車WEB
「ピーポー」「ウーウー」「カンカンカン」違いを知らないとヤバい。消防車・救急車・パトカーなどサイレンの使い分け。
「ピーポー」「ウーウー」「カンカンカン」違いを知らないとヤバい。消防車・救急車・パトカーなどサイレンの使い分け。
月刊自家用車WEB
4年で108人死亡 岡山県「人食い用水路」はなぜ誕生したのか? 危険性は近年緩和も、そもそも存在するワケとは
4年で108人死亡 岡山県「人食い用水路」はなぜ誕生したのか? 危険性は近年緩和も、そもそも存在するワケとは
Merkmal
R32GT-Rのいい教科書になった! GT-Rを名乗れなかった儚き[スカイラインGTS-R] 中古車価格はGT-Rより半額以下の800万円!
R32GT-Rのいい教科書になった! GT-Rを名乗れなかった儚き[スカイラインGTS-R] 中古車価格はGT-Rより半額以下の800万円!
ベストカーWeb
ホンダ「クロスカブ110」【1分で読める 原付二種紹介 2024年現行モデル】
ホンダ「クロスカブ110」【1分で読める 原付二種紹介 2024年現行モデル】
webオートバイ
人気の軽にポップアップルーフをプラス! 車中泊にバッチリ対応したホンダ N-BOXがベースの軽キャンパー
人気の軽にポップアップルーフをプラス! 車中泊にバッチリ対応したホンダ N-BOXがベースの軽キャンパー
月刊自家用車WEB

みんなのコメント

8件
  • カマキリライダー
    昔から改造車としてジムトラ作ってるショップが有るので目新しさは無い。別に流行ってもいないのでヒットはしないと思う。ごく一部で欲しい層は居るだろうけど。
  • ********
    くるまのニュースに取り上げられたら終わり
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

165.4200.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.0420.0万円

中古車を検索
ジムニーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

165.4200.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.0420.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村