■シンプルでちょうどいい「メルセデスのバン」
メルセデス・ベンツは現在、国内では高級ミニバン「Vクラス」を展開しています。2024年10月には改良を実施し、より上級向けの新モデルも登場しました。
これとは反対に、欧州ではシンプルなモデルもラインナップされており、そのひとつが2024年6月にラインナップ追加が実施された「EQT」です。
【画像】超カッコイイ! これがアルファードサイズの「新型ミニバン」です!(73枚)
EQTは、ルノーとの業務提携によって登場したミディアムミニバン「Tクラス」(および商用バンの「シタン」)をベースにしたEV(電気自動車)で、2023年5月に発表されました。
日本でも販売されているルノー「カングー」シリーズとはコンポーネントを共通しており、実質的に兄弟車となります。
ボディサイズは全長4498mm×全幅1811mm×全高1859mm、ホイールベース2720mmと、都市部でも取り回しのしやすいサイズを実現。
さらに、6月21日にはロングホイールベース仕様が追加設定されました。全長は4922mm・ホイールベース3100mmと、標準仕様より全長は424mm、ホイールベースは380mmそれぞれ延長され、車内空間が広くなっています。
このボディサイズはトヨタの高級ミニバン「アルファード」ほどのサイズ感ですが、ベースのTクラスの基本設計が商用・乗用どちらにも使えるようになっており、シンプルなパッケージが特徴です。
荷室容量(5名乗車時)は標準仕様が551リッター、ロングホイールベース仕様が828リッターと大容量化を実現。ロングホイールベース仕様ではオプションで2名分のサードシートが設定され、7人乗りも選択できます。
シートアレンジは多彩で、セカンドシートとサードシートはすべて個別にスライド・格納・脱着が可能。セカンドシート、サードシートをすべて外した際の荷室容量は最大3600リッターを確保できます。
パワートレインは最高出力90kW(122馬力)・最大トルク245Nmを発生する電動モーターをフロントに搭載。これに容量45kWhのバッテリーを組み合わせ、一充電当たりの航続距離は282km(WLTPモード)です。
先進機能では、直感的操作を可能にした最新のマルチメディアシステム「MBUX」を採用したほか、レーンキープアシストや交通標識認識、アクティブブレーキアシストなどが標準装備されています。
価格は3万6053ユーロ(約588万円)からとなっています。
なお、日本国内への投入予定は明かされていません。
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みんなのコメント
ツッコミたい人が見てくれてコメントを残してくれるから他社よりPV稼げてそう
そらどんなに叩かれてもこの方針を改める訳がないわ