世界各国のレースで採用されている人気マシンカテゴリー
いま世界で最も参加している、メーカー数とレース数が多いカテゴリーといえば、FIA(国際自動車連盟)が規定する世界共通規則「GT3」によるものだ。
2005年に始まった「GT3」は、それまでのGT1やGT2クラスの下位カテゴリーとして、コスト削減やジェントルマンドライバー(=アマチュアドライバー)の参加を促すことを目標として創設されたものだった。競技専用車両のため公道を走ることはできないが、一般の人でも購入可能な市販レースカーという位置づけだ。
市販のスポーツカーをベースに改造を施したレース車両であり、モノコックなどは量産車両のものをベースとしている。また、エンジンも一部例外規定はあるが基本的にはベース車両のものを使用。そのため、出力などマシンの性能差が生まれるが、BoP(バランス・オブ・パフォーマンス)と呼ばれる性能調整システムを導入し、エンジンの吸気量を絞ったり、ウエイトを積んで重量を増やすなどして均衡を保つ工夫がなされている。
ちなみに、市販車に「GT3」の名を初めて使用したのは1999年に登場したポルシェ 911(996型)からだ。ポルシェは当時、GT1やGT2クラスにも参戦しており、先を見越してGT3カテゴリーが設立される以前からその車名を特別なモデル名として使用してきた。したがって市販車における「GT3」はポルシェの商標となっており、他のメーカーが市販車に無断で使用することはできない。 写真/Porsche AGポルシェ 911 GT3の中古車を探す▼検索条件ポルシェ 911 GT3 × 全国ジェントルマンドライバーによるカスタマーレーシングというものを、ビジネスとして成立させてきたポルシェをはじめとする欧州メーカー。彼らが中心に始まったGT3は、いまや世界的なメインストリームとなり、カスタマーの枠を超えて、メーカーの威信をかけたファクトリーレーシングの様相を呈している。
代表的なGT3マシンをざっと列挙してみると、ポルシェ 911をはじめ、メルセデスAMG GT、BMW M6、M4、アウディ R8、フェラーリ 488、ランボルギーニ ウラカンEVO、マクラーレン 720S、アストン マーティン ヴァンテージ、ベントレー コンチネンタルGT、シボレー コルベットなど世界中のスーパーカーが顔を並べる。また、国産メーカーもこの流れに乗って、日産 GT-R、レクサス RC F、ホンダ NSXのGT3マシンをリリースしている。
レースシリーズとしては、欧州とアジアの「GTワールドチャレンジ」、北米の「IMSA(GTD)」や日本の「スーパーGT(GT300クラス)」、「スーパー耐久(ST-Xクラス)」などが代表的なものだ。また、「ニュルブルクリンク24時間(ドイツ)」や「バサースト12時間(オーストラリア)」、「スパ24時間(ベルギー)」、「ラグナセカ・レースウェイ8時間(アメリカ)」そして「鈴鹿10時間」など、耐久レースでも人気だ。
当初は3000万円前後で購入できるレースカーとして始まったGT3も、性能向上とともに価格も高騰し、メーカーによる差はあるものの6000万円を超えるマシンも珍しくなくなった。億超えのスーパーカーが買える富裕層にとってはそれでも安いのかもしれないが、時代は繰り返されるもので、GT3マシンの価格高騰に対して、新たにコストを抑えた「GT4」というカテゴリーが誕生しにぎわい始めている。この続きは次回。
ここでいくつかのGT3マシンを紹介
写真/Daimler AGメルセデスAMG GTの中古車を探す▼検索条件メルセデスAMG GTの中古車を探す × 全国写真/BMW AGBMW M6の中古車を探す▼検索条件BMW M6 × 全国写真/Euan Cameron Photographyアウディ R8の中古車を探す▼検索条件アウディ R8 × 全国写真/Automobili Lamborghiniランボルギーニ ウラカンの中古車を探す▼検索条件ランボルギーニ ウラカン × 全国写真/NISSAN MOTORSPORTS INTERNATIONAL日産 GT-R Nismoの中古車を探す▼検索条件日産 GT-R Nismo × 全国写真/トヨタ自動車レクサス RC Fの中古車を探す▼検索条件レクサス RC F × 全国写真/本田技研工業ホンダ NSX▼検索条件ホンダ NSX × 全国文/藤野太一、写真/Ferdi Kraling Motorsport-Bild GmbH、Porsche AG
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