Honda VAMOS HOBIO(ホンダ バモス ホビオ)|CAR #12
■愛車:
ホンダ バモス ホビオ
■オーナー:
森風美さん
■このクルマに乗りはじめてどれくらい?
約5年
■このクルマを選んだ理由は?
ホンダ ライフ ステップバン仕様のレトロなフロントフェイスにカスタムできると聞いて
■このクルマのお気に入りのポイントは?
荷物がたくさん積めて、足を伸ばして寝られるところ
■クルマを使ってどんな遊びをしている?
キャンプや車中泊で全国を旅しています
■次に欲しいクルマは何?
フィアット デュカトです。室内が広くて大きいのが魅力的です!
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初めてのマイカーにバモス ホビオ!選んだワケはフロントフェイス?
森さんは、お仕事でもプライベートでもキャンプや車中泊で旅することが多く、生活そのものがアウトドアと言っても過言ではないほど。そんな彼女がクルマの運転免許を取得して初めて買ったクルマが現在の愛車「ホンダ バモス ホビオ」だ。
初めてのクルマということで小回りが利くこと、ノーズが短くて運転しやすいことなどを考慮しながら、アウトドアでの使い勝手を考えて、荷物がたくさん積めること、足を伸ばして寝られることを条件として「軽バン」を探していたところ、バモス ホビオに出会ったのだとか。
当初の候補には、「スズキ エブリイ」や「ダイハツ ハイゼット」、「ホンダ N-VAN」なども入っていたそうだが、その中からバモス ホビオを選んだ決定的な理由はフロントフェイスをカスタムできるショップの存在を知ったから。相模原市にあるカスタムカー・ショップ「モデストカーズ」では、バモス ホビオのフロントフェイスをホンダが1970年代に販売していた「ライフ ステップバン」仕様のレトロ感あふれるフロントフェイスにカスタムできる。このフロントフェイスの可愛さが彼女の心を射止めたという。
森さん「ライフ ステップバン仕様のフロントフェイスがとっても可愛くて決めました。憧れのフロントフェイスにするべくカスタム資金を貯金しているところです」
インテリアは木目を多用したログハウスのような雰囲気!
カスタムされた後部座席と荷室のインテリアは、ログハウスのように木をたくさん使った柔らかな雰囲気を重視して設計。キャンプ道具をたくさん積めるように、造り付けの棚などを設置せず、なるべく広い空間を確保できるようにしてあるという。
床は縦180cmのサイズで男性でも寝られるほどの広さがあり車中泊するには充分だが、それだけではないのがスゴイところ。一見すると完全にフルフラットにして、全面が床になっているように見えるが、実はもともとの後部座席は床下に残されていて、床の前方を取り外すと4人乗りをすることもできるという。
森さん「友人などを乗せることもあるので後部座席は取り外さずに残しました。快適に車中泊はしたいけれど、利便性が失われるのもイヤという、欲張り精神からこのスタイルが生まれました!」
欲張り精神があるとは意外だが、その精神とフレキシブルさは後部座席の存在にとどまらず荷室全体にまで及んでいた。なんと床やラックなど、天井以外の部分は全て外せるようになっていて、使わないときは下ろしてしまえるのだとか。車中泊以外での使い勝手も忘れないリバーシブルみたいな柔軟さ、それが森さん流なのかも。
こだわりポイント「十字格子窓」は日本初?
どこをとってもこだわりのクルマだが、特にこだわったポイントを聞くと「リアサイドウインドウの十字格子窓がお気に入りです」と森さん。
森さん「天井と床を木目にしたとき、サイドの壁がそのままだと寂しさを感じました。何かいい方法がないかと思っていたとき、たまたま手に取った雑誌で海外のタイニーハウスが目に入りました。そこで木目の十字格子窓が使われていて、“これだ”と思って採用したんです。私が十字格子窓を取り付けた時は、まだ誰も同じことをしていなかったので、日本初の方法だと思います」
窓を塞いで壁を作る方法もあるけれど圧迫感が出てしまうので、窓は残して外が見えるように十字格子窓を。しかも、マグネットで取り付けてあるので、すぐに取り外すことができるようになっている。こういった細かなこだわりが、バンライフのムードをさらに盛り上げてくれる。
また、シートもオリジナル仕様に張り替え。全面布張りのシートにすると車内に布面が多くなり重い印象があるので、背面にレザー、座面にコーデュロイを採用した。レザーがアクセントになってインテリア全体が締まって見えるほか、コーデュロイの座面は滑りにくくて座り心地もいいという。
次に乗りたいクルマは「フィアット デュカト」
バモス ホビオとのバンライフを満喫している彼女だが、あえて次に乗るならどんなクルマがいいか聞いてみると「フィアット デュカトに乗ってみたいです」という。
「フィアット デュカト」は、イタリア生まれの大型商用バン。キャンピングカーのベース車両としても人気があり、2022年からは日本でも正規販売店の取り扱いがスタートした。荷室をがらんどう状態で購入することができるので、中身は自分好みにカスタムできる。
森さん「バモスはコンパクトで小回りが利いて便利だけど、長旅にでるとスペースが足りなくなって大変なので、室内が広くて大きいデュカトは魅力的ですね。中を細かく仕切るのではなく、ひとつながりの広い空間を意識してカスタムしたいです」
確かにデュカトは、荷室内でも立って歩けるほどの高さもあり、その広々とした空間は車中泊にはもってこい。さまざまなキャンピングカービルダーも採用している車両なので、納得のチョイス。彼女がカスタムするデュカトもぜひ見てみたいものだ。
森さんのこだわりを詰め込んだバモス ホビオは、ルックスも機能性も兼ね備えたユニークな愛車だった。フロントフェイスがステップバン仕様になるのを楽しみに待ちながら、今後の車中泊スタイルにも注目していきたい。
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