2018年上半期、登録車の販売ナンバーワンとなったのは日産ノート。その座は確固たるものになってきたが、人気の理由はどこにあるのか? いまや日本市場におけるベンチマークといえるノートの魅力を3 つにわけて解説しよう。
<b>コンパクトカー市場は
今やノートを中心に動いている!!</b>
しめ縄、しめ飾りをとんと見なくなったが。正月の風物詩はどうなったのか
『2018年度上期 登録車 販売台数No.1』
『2018年度上期 コンパクトカー 販売台数No.1』
『2017年度 コンパクトカー 販売台数No.1』
◆ノートe-POWERが売れるワケその(1)
<b>モーター駆動
ならではの楽しさ、
静かさ、燃費の良さ</b>
これまでのハイブリッドカーはエンジンと電気モーターの出力をミックスするものが多かったが、日産の「e-POWER」は、エンジンは発電に専念、駆動は電気モーターだけで行なうというシステムなのが特徴だ。
エンジンは発電専用とすることで効率を上げて燃費を稼ぎ、段付き感が皆無なモータードライブを常に味わえるという、まさに一石二鳥のパワートレーンとなっている。日産の100%電気自動車「リーフ」が、同セグメントの国産ライバルよりも人気になっているように、今や市場は電動パワートレーンによる走りを求めている。そうしたドライブフィールを、リーズナブルに、従来通りの感覚で使えるのが「e-POWER」なのである。
<b>1,『おサイフにも優しい クラストップレベルの低燃費』</b>
<JC08モード燃費>37.2km/ℓ
<b>2.『加速と静かさはクラスを超えた驚き!』 </b>
加速と静かさはクラスを超えた驚き!電気モーターのトルク 感は2.0ℓターボエン ジン並。にも関わらず、 電気の走りで静粛性は 2クラス上のセダン並。 エンジンの停止時間が 長いことや遮音対策が 活きている。
<b>3.『e-POWERならではの ワンペダルドライブとは?』</b>
ノートe-POWERの走行モードで 「S」モードおよび「ECO」モードを選択すると、アクセルを戻すことによって減速もコントロールできる。 これが「e-POWER Drive」、足を 踏み変えることなく停止までコントロールできるワンペダルドライビングである。コンパクトカーではノートだけが持つ未来感覚だ。
◆ノートe-POWERが売れるワケその(2)
<b>予防安全評価で満点の
評価を獲得した充実の安全装備</b>
『技術の日産』に基づく最新の運転支援システムを多数搭載しているのもノートの魅力。前走車に速度を合わせる追従クルーズコントロール、同じく高速道路で役立つ車線逸脱防止支援システム、クルマと歩行者に対応する自動ブレーキ、駐車場での事故を防ぐ踏み間違い衝突防止アシストといった数々の先進安全装備を設定している。これにより経産省や国交省が進める「セーフティ・サポートカーS」のワイドに対応しているのも見逃せない。このような事故低減に役立つ優れた先進安全性能も、ノートがコンパクトカー市場をリードしている理由のひとつだ。
◆ノートe-POWERが売れるワケその(3)
<b>Lクラスセダンに匹敵
するほどの広々とした室内</b>
2,065mmという室内長を誇るノート、コンパクトカーとは思えない広いキャビンを実現している。タンデムディスタンスはL クラスセダン並だ。e-POWERという新しい電動パワートレーンはバッテリーが小さくできるため、キャビンもラゲッジも犠牲になっていないのも美点のひとつ。後席ドアは90度まで開くため、チャイルドシート利用時にも十分以上な開口広さを実感できるだろう。ほとんどのグレードで6:4分割リヤシートを採用、中央のアームレストにはふたつのカップホルダーが備わるなど快適性のレベルも高い。
後席使用時でもベビーカー(A型、B 型、AB型のいずれも)を一台載せることができるラゲッジスペースを確保。後席を倒せば、ゴルフバッグ3個を載せることも可能だ。
☆ <雪国に朗報!> e-POWERに4WDが追加
電動パワートレーン「e-POWER」は緻密な駆動制御を得意としているため2WDであっても雪道で安心して走れるが、凍結路での発進という心細いシーンにも対応した4WDを求める声に応えてモーターアシスト方式を採用した4WD車が登場した。後輪を駆動するのは専用の小型モーター、これをe-POWERのバッテリーによって作動させる。インパネのスイッチで4WDに切り替えると発進の0km/hから後輪用モーターが駆動力を発生させ、雪道での発進性を確保する。速度が上がると自動的に2WD(前輪駆動)に移行して燃費を重視するコンパクトカーの効率的な走行に切り替わる。
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