現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ホンダ「オデッセイ」生産終了で27年の歴史に幕? 爆売れ「ワゴン風」初代モデルの功績とは?

ここから本文です

ホンダ「オデッセイ」生産終了で27年の歴史に幕? 爆売れ「ワゴン風」初代モデルの功績とは?

掲載 更新 30
ホンダ「オデッセイ」生産終了で27年の歴史に幕? 爆売れ「ワゴン風」初代モデルの功績とは?

■「クリエイティブ・ムーバー」の第一弾だった初代「オデッセイ」

 ホンダが同社の狭山工場閉鎖に伴い、同工場で生産される5代目「オデッセイ」含む3車種の国内生産を、2021年内で終了することが明らかになりました。

アルファード並みの迫力顔! ホンダ「エリシオン」が全長5m級にイメチェン!

 オデッセイは、ホンダの現行ミニバンラインナップでもっとも古い歴史を持つモデルとして存在。なかでも初代オデッセイはホンダの経営危機を救った歴史的なモデルとして知られています。

 現在までで27年の歴史を持つオデッセイの初代モデルは、どんなモデルだったのでしょうか。

 初代オデッセイは1994年10月21日に発売され、ボディサイズは全長4750mm×全幅1770mm×全高1675mm。乗車定員は2+2+2の6人乗り仕様と、2+3+2の7人乗り仕様がありました。

 当時のほかのミニバンと比べて低めの車高に設定されたことや、ヒンジ式のリアドア、FFレイアウトの採用が特徴。そのため、ミニバンというよりもステーションワゴンに近いプロポーションを持つモデルとして登場しました。

 搭載されるエンジンは2.2リッター直列4気筒で、トランスミッションは4速ATが組み合わされます(エンジンはモデルライフ途中で2.2リッターから2.3リッターに変更、また3リッターV型6気筒を追加)。

 コラム式シフトが採用され、1列目シートから2列目シートへのウォークスルーが可能だったことも特徴です。

 前述した低めの車高やヒンジ式リアドアの理由については、ベースとなった5代目「アコード」と同じラインで生産するためだったといわれています。

 ワンボックスカーの延長だったほかのミニバンとは一線を画す低重心ボディが新鮮に映り、オデッセイは1995年の登録車販売台数ランキングで4位を記録(販売台数:12万5560台)する大ヒットを記録。

 バブル崩壊の影響もあって、当時危機的な経営状況だったホンダを救うモデルとなりました。

 なお、当時ホンダは初代オデッセイを「クリエイティブ・ムーバー」(生活創造車、いわゆるRVカテゴリ)の第一弾に位置づけ、その後第二弾、第三弾……と展開しています。

 それではここでクイズです。

 クリエイティブ・ムーバーの第四弾として1996年11月22日に発売されたクルマは、次のうちどれでしょうか。

【1】NSX

【2】HR-V

【3】S-MX

【4】MDX

※ ※ ※

 正解は【3】の「S-MX」です。

 S-MXは、「ステップワゴン」のシャシをベースに若者をターゲットに開発されたトールワゴンで、運転席側が1ドア、助手席側が2ドアという変則4ドアハッチバックとして登場しました。

 広々とした車内、そして完全フルフラット状態でセミダブルベットと同等サイズのベッドになるシートアレンジなどが特徴で、“青春を燃やす情熱のバーン”という意味合いを込めた「ステップバーン」という愛称をホンダ自らがつけていました。

 ちなみにクリエイティブ・ムーバーの第二弾は初代「CR-V」、第三弾が初代「ステップワゴン」と、どちらも大ヒットを記録し、現在も系譜が続いています。

※クイズの出典元:くるまマイスター検定

【キャンペーン】マイカー・車検月の登録でガソリン・軽油7円/L引きクーポンが全員貰える!

こんな記事も読まれています

渋滞をバイクがすり抜けていく……道路での「追い越し」と「追い抜き」って意味が違うって知ってた?
渋滞をバイクがすり抜けていく……道路での「追い越し」と「追い抜き」って意味が違うって知ってた?
ベストカーWeb
エンジンが超気持ちいい! ビートは遊び心から生まれた傑作だった!! 今なお愛され続ける軽オープンスポーツ
エンジンが超気持ちいい! ビートは遊び心から生まれた傑作だった!! 今なお愛され続ける軽オープンスポーツ
ベストカーWeb
新型ランクル250がついに登場!! 今年買うことができるトヨタのSUV12選
新型ランクル250がついに登場!! 今年買うことができるトヨタのSUV12選
ベストカーWeb
日産「ハコスカGT-R」の神話は傑作パワーユニット抜きには語れない! レースで勝つために磨かれた「S20型エンジン」の真実
日産「ハコスカGT-R」の神話は傑作パワーユニット抜きには語れない! レースで勝つために磨かれた「S20型エンジン」の真実
Auto Messe Web
勝田範彦が圧勝でシーズン2勝目。連勝狙った新井大輝はSS1直前に無念のリタイア
勝田範彦が圧勝でシーズン2勝目。連勝狙った新井大輝はSS1直前に無念のリタイア
AUTOSPORT web
4年前の優等生 今の実力はいかに? プジョーe-208 GTへ試乗 ハンサムさは変わらず 競合多し
4年前の優等生 今の実力はいかに? プジョーe-208 GTへ試乗 ハンサムさは変わらず 競合多し
AUTOCAR JAPAN
20台以上のランボルギーニ軍団がタスマニアの大自然を走破! 美観と美食の「エスペリエンツァ・ジロ・オセアニア」の旅路とは
20台以上のランボルギーニ軍団がタスマニアの大自然を走破! 美観と美食の「エスペリエンツァ・ジロ・オセアニア」の旅路とは
Auto Messe Web
日本育ちの新星ラッツェンバーガーの事故死から30年。遅咲きの逸材が歩んだF1までの道のりと悲劇
日本育ちの新星ラッツェンバーガーの事故死から30年。遅咲きの逸材が歩んだF1までの道のりと悲劇
AUTOSPORT web
D’station Racing、スーパーGTでのチャーリー・ファグの第3ドライバー起用を正式発表
D’station Racing、スーパーGTでのチャーリー・ファグの第3ドライバー起用を正式発表
AUTOSPORT web
両側スライドドア採用 VW新型キャンピングカー5月7日公開へ 「カリフォルニア」初のPHEVも
両側スライドドア採用 VW新型キャンピングカー5月7日公開へ 「カリフォルニア」初のPHEVも
AUTOCAR JAPAN
アイルトン・セナが所有していたホンダNSXが中古車サイトに。約9800万円で売りに出される
アイルトン・セナが所有していたホンダNSXが中古車サイトに。約9800万円で売りに出される
AUTOSPORT web
限られた選択肢のなか、2025年に向けF1チームとの交渉を行うボッタス。他カテゴリーへの転向は考えず
限られた選択肢のなか、2025年に向けF1チームとの交渉を行うボッタス。他カテゴリーへの転向は考えず
AUTOSPORT web
トヨタ新型「“セダン”SUV」発表! まさかの“シャコ上げ”&ゴリゴリフェンダー採用! タフすぎる「新クラウン“RS”」誕生に販売店でも反響アリ
トヨタ新型「“セダン”SUV」発表! まさかの“シャコ上げ”&ゴリゴリフェンダー採用! タフすぎる「新クラウン“RS”」誕生に販売店でも反響アリ
くるまのニュース
アイルトン・セナは「マールボロ」だけでなく「JPS」のF1にも乗っていた!! 没後30年を記念して3台のF1とホンダ「NSX-R」が集まりました
アイルトン・セナは「マールボロ」だけでなく「JPS」のF1にも乗っていた!! 没後30年を記念して3台のF1とホンダ「NSX-R」が集まりました
Auto Messe Web
レッドブルF1、ニューウェイ離脱に備え、上級職員の移籍を阻止か。テクニカルディレクター&空力責任者と新契約との噂
レッドブルF1、ニューウェイ離脱に備え、上級職員の移籍を阻止か。テクニカルディレクター&空力責任者と新契約との噂
AUTOSPORT web
フォルクスワーゲン、『ポロGTI』に誕生25周年を祝う限定車を設定。日本へは227台が上陸
フォルクスワーゲン、『ポロGTI』に誕生25周年を祝う限定車を設定。日本へは227台が上陸
AUTOSPORT web
そういえば街の郵便車がキレイになったような… なんと全国通達「8000台コーティングせよ!」 大仕事の舞台裏が明らかに
そういえば街の郵便車がキレイになったような… なんと全国通達「8000台コーティングせよ!」 大仕事の舞台裏が明らかに
乗りものニュース
グラベルのWRCポルトガルにトヨタが4台エントリー。オジエとロバンペラが今季初の両出走へ
グラベルのWRCポルトガルにトヨタが4台エントリー。オジエとロバンペラが今季初の両出走へ
AUTOSPORT web

みんなのコメント

30件
  • 車種もリストラ

    社員もリストラ

    工場もリストラ

    世界では売れてるから別に良いんだよな?w
  • もうホンダの終わりですね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

480.0516.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

8.0565.0万円

中古車を検索
オデッセイの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

480.0516.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

8.0565.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村