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最上級ディスプレイオーディオ、どんな感じ? カロッツエリアDMH-SF700で「COCCHi」を使ってみた

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最上級ディスプレイオーディオ、どんな感じ? カロッツエリアDMH-SF700で「COCCHi」を使ってみた

1DINスペースで装着できる!

“ディスプレイオーディオ”はここ数年で自動車メーカーによる純正装着が進み、認知が広がってきた注目のカーAVユニット。

【画像】大画面のDA パイオニア・カロッツエリアDMH-SF700【詳しく見る】 全25枚

見た目はカーナビにそっくりだが地図表示やルートガイドなどのナビ機能は搭載しておらず、その名の通り「ディスプレイ」を備えた「オーディオ」という位置づけ。単体でも使用できるが、スマホを接続して使うと、そのポテンシャルをよく理解できる。

市販モデルとしてはカロッツェリアがラインナップを充実させており、今回紹介する「DMH-SF700」はシリーズ最上級モデルに位置づけられている。

本体部分は、一般的なカーナビの半分の大きさである1DINサイズだ。それに、フローティングスタイルの9型HDディスプレイを組み合わせている。

1DIN、2DINのカーオーディオスペースを持つクルマのほとんどに装着ができるので、最新の車種はもちろん、数十年前の車種に「今どきのナビやエンタメ機能を付けたい」というユーザーにオススメなのだ。

9型大画面をホンダ・フィットに

写真はホンダ・フィットに装着した「DMH-SF700」。

フロントパネルはフルフラットで質感が高く、静電式タッチパネルにより軽快にコントロールすることができる。

ディスプレイ部が前方へとせり出しているフローティングモデルだから、実際よりひと回り大きく見えるし、手を伸ばしてタッチ操作する時も指が届きやすい。

そしてスマホとの連携では、iPhoneとの接続で「Apple CarPlay」、Androidとの接続で「Android Auto」を利用でき、いずれもスマホアプリをDMH-SF700の内蔵機能のようにコントロールできることになる。

地図表示や音楽再生、ハンズフリー通話、メッセージの送受信などが行え、SiriやGoogleアシスタントなどの音声操作もOK。

さらには、スマホを接続し、Apple CarPlayやAndroid Auto対応のカーナビアプリを利用すればAV一体型カーナビと同様の機能を実現できる。

ナビアプリ「COCCHi」を試す

Google MapsやApple純正マップなど無料で使用できる地図アプリもあるが、試しておきたいのは話題の「COCCHi(コッチ)」だ。

パイオニアが今年9月にリリースしたカーナビアプリである。

フル機能を利用するには月額350円のサブスク契約が必要となるが、この料金が安いと思えるほどの充実の機能を搭載している。

それというのもカーナビブランドとしてもっとも長い歴史を持つカロッツェリア直系のDNAを受け継いでおり、地図表示、目的地検索、ルート探索、ルート案内などすべての機能が本格的。カーナビを毎日使うようなヘビーユーザーをも満足させられるクオリティなのでご紹介しておこう。

まず、DMH-SF700の大型高精細ディスプレイに映し出される地図は、落ち着いた配色や読みやすい文字などによって、必要な情報を素早く読み取れる。

とりわけ重宝するのが、パイオニア独自の“スマートループ渋滞情報”だろう(写真下)。

渋滞地点がひと目でわかるうえに、信頼性の高い渋滞回避ルート探索をCOCCHiでも実現している。

COCCHiの大型更新 注目の新機能は?

また、音声案内の充実度も特筆でき、「国道〇号線に入ります」「5分道なりです」「3つ先の信号を左です」「右寄りの車線がおすすめです」と、地図を見ずに音声だけを頼りに走れるほどだ。

そして11月13日には初の大型アップデートが行われた。

ディスプレイオーディオ接続時のルートガイド中に、新たに「交差点案内図」が表示されるようになった(写真上)。

主要なポイントでリアルなイラスト図が用いられており、走行すべき車線や進む方向がひと目でわかる。

取材中に初めての道路を走る場面があったのだが、交差点の全体像を把握しやすくて安心感がグンと高まる。

個人的に気に入ったのは、Google Mapsとの連携だ。

Google Mapsで検索した気になるポイントを、COCCHiに出力できる機能が今回のアップデートで追加されている(写真下)。

検索は世界一のサーチ能力を誇るGoogleに任せ、簡単な操作で、COCCHiにルート探索やルート案内を引き継げるのは使い勝手がいい。

YouTubeをディスプレイオーディオで

そして、なんと言っても9型HDディスプレイはさまざまなビジュアルソースを楽しむのにも向いている。

覚えておきたいのは、カロッツェリアのディスプレイオーディオ向け専用スマホアプリである「CarAVAssist」。

このアプリにお気に入りのウェブサイトをブックマークしておくことで、高精細な大画面でアクセスできる。

YouTubeの映像だって9型の画面で存分に楽しむことができるわけだ。

そのうえディスプレイオーディオの画面にタッチして映像を選べるなどコントロール性も抜群。もはやYouTubeを内蔵ソースのように手軽に楽しめると考えていい。

ただ、車内での映像視聴となれば、スマホの通信データ料の増加が気になる人もいるだろう。

そんな人には同社がラインナップしている「車載用Wi-FiルーターDCT-WR100D」との組み合わせが役立つ。年額1万3200円の利用料で通信機能が使い放題となるからだ。

スマホだけでなくタブレットやノートPC、通信ゲーム機など同時に5台までのネットワーク機器を同時接続できるし、ドコモのLTE通信を使用するため実用的な速度を確保できるのも嬉しい。

最上級はオーディオも抜かりなし

取材班を唸らせたのは、オーディオとしての機能にこだわっていること。

USBやBluetoothオーディオなどで外部メディアとの接続ができ、FLAC/WAVのハイレゾ音源を臨場感あふれるネイティブ再生(96kHz/24bit)で楽しめる。

さらに、「マスターサウンドリバイブ」機能を使えば圧縮音源もハイレゾさながらの高音質に変換することも可能だ。

なにしろDVDやCDといった「メカ」を内蔵していないこともあり、そのぶんノイズ対策面では有利で、厳選された高音質パーツも数多く搭載されている。

こだわり派のユーザーなら、タイムアライメントや13バンドグラフィックイコライザー、ハイパス/ローパスフィルター(カットオフ調整)などを駆使して自分だけのサウンドを生み出すこともできる。

オーディオマニアも満足できる拡張性も備え、ネットワークモードに切り替えればマルチアンプ・マルチスピーカーシステムの構築に対応。スピーカーの能力を最大限に引き出し、乱れのない自然な音のつながりを追求したくなる。

「アレクサ!」にも対応

スマホを目いっぱい活用したカーライフ。そんな時代のニーズにディスプレイオーディオはぴったり。

AIアシスタントの「Amazon Alexa」を活用すれば音声によってさまざまな情報の取得やコトントロールができ、音楽配信サービスの「Amazon Music」で好みの曲を再生することもできる(別途、会員登録が必要)。

「アレクサ、◯◯を聴きたい」と話しかければ、タッチ操作をせずとも好きな音楽が車内に響きわたるのは、じつに新鮮な体験だった。

パイオニアは2014年に、市販カーエレクトロニクス商品として国内で初めてApple CarPlayに対応するディスプレイオーディオをリリースしたメーカー。

それだけ技術とノウハウの蓄積があり、現在のフラッグシップとなるDMH-SF700はスキのない1台に仕上げられている。今回のように、カーナビアプリのCOCCHiとセットで利用すれば毎日のドライブの満足度がさらに高まるだろう。

サイバーナビや楽ナビといったカーナビに話題が集まることの多いカロッツェリアだが、これからはディスプレイオーディオにもぜひ注目してみよう。

愛車を買い替える、愛車のカーオーディオが調子悪い、なんていう人は最新ディスプレイオーディオを手に入れる良いチャンスでは?

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みんなのコメント

2件
  • ふじわら
    クロストレックに後づけできないので、なんとかして欲しい
  • AT
    DMH-SF700ってテザリングで使う無線LANが2.4GHz(1〜10ch)しか使えないんだよね。2.4Gが使えるスマホでもiPhoneなど11ch以降を自動的に選ぶ端末では使いたくてもDMH-SF700側から検出されない。5GやWi-Fi6の6Gの時代には物足りない速度。ウェブブラウジング時のページ遷移が遅いから信号待ちの間のような短い時間では操作出来ないしストレス感じる。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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