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新型セレナ11月28日発表!? クラウンは電動化でもトヨタの旗手に! マツダ・ホンダの戦略は 国内メーカー最新動向

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新型セレナ11月28日発表!? クラウンは電動化でもトヨタの旗手に! マツダ・ホンダの戦略は 国内メーカー最新動向

 毎月足しげく新車ディーラーを回り、「生」の新車情報を届けてくれる流通ジャーナリストの遠藤徹氏。

 今回は、次期型日産セレナの登場時期、トヨタの電動化ラインナップでも先導役を果たすクラウン、改良型ハリアー&RAV4の納期、CX-80の投入やCX-8のビッグマイナーチェンジなどマツダの活発な動向など、遠藤氏自らの足で入手した情報をまとめてお届けします!!

新型セレナ11月28日発表!? クラウンは電動化でもトヨタの旗手に! マツダ・ホンダの戦略は 国内メーカー最新動向

※本稿は2022年10月のものです
文/遠藤徹、予想CG/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年11月26日号

■日産 新型セレナは11月28日発表へ

次期型セレナは11月28日発表との情報あり。同日に2Lマイルドハイブリッド車が発売され、1.4L・e-POWER車は2023年4月の発売になるもよう(画像はベストカーによる予想CG)

 日産販売店筋によると、日産は11月28日に次期型セレナを発表し、2Lマイルドハイブリッド車を同日に発売、1.4L・e-POWER車を2023年4月に発売するという情報です。2Lマイルドハイブリッド車は8人乗りで2WDと4WDを設定しますが、1.4L・e-POWERは2WDのみの設定となります。

 また次期型セレナには7人乗りで最上級バージョンの「ルキシオン」が設定されます。

 こちらは現行スカイラインに設定している高速道路でのハンズフリー運転が可能な先進運転支援機能のプロパイロット2.0が設定されます。そのほかのグレードはプロパイロットが現行モデルに引き続き装備されます。

■新型クラウンシリーズは電動化でもトヨタ車を先導

4つのボディバリエーションが公表されている新型クラウン。そのひとつであるクラウンスポーツはパワーユニットにEVが設定される可能性がある

 トヨタ関係筋によると、新型クラウンシリーズはトヨタの電動化ラインナップでも先導役を果たすといいます。

 7月15日のワールドプレミアでは9月から生産を開始しているクラウンクロスオーバーを筆頭に、2023年以降は「スポーツ」「セダン」「エステート」のボディバリエーションを順次投入して行くことを明らかにしていますが、パワーユニットなどのメカニズム面はまだ明確になっていません。

 そのパワーユニットは販売店筋によると、クラウンクロスオーバーの2.5Lハイブリッド、2.4Lターボハイブリッドのほか、FCV(燃料電池車)やEV(電気自動車)があり、これらの開発を進めているといいます。

 現在までのところスポーツがEV、セダンがFCV、エステートはハイブリッド、EV、FCVのすべてが積まれる可能性があります。駆動方式は4WDが中心になる見込みです。

 クラウンクロスオーバーはすでに約2.5万台のバックオーダーを抱えており、2023年初めから登録、納車されます。現時点契約分の納期は2023年4月以降で受注は好調です。

■トヨタ、2023年ニューモデル展開はハイブリッド専用車が拡大か

 トヨタブランドにおける2023年のニューモデル展開は、アルファード、ランドクルーザープラド、C-HRが世代交代し、クラウンに新モデルの追加などがある見通しですが、多くはハイブリッド専用ないしは、ハイブリッドが中心のモデルとなる可能性が高くなっています。

 ランドクルーザープラドにもハイブリッド車が設定されるのか? 注目されます。

■トヨタ、改良型のハリアー&RAV4は納車1~2年待ち

 今年9~10月に一部改良したハリアー&RAV4は好調な受注ペースを続けており、ハイブリッド車の納期はハリアーが2年待ち、RAV4は1年待ちになっています。

 なおハリアーは「プラグインハイブリッドZ」、RAV4は「ハイブリッドアドベンチャーオフロードパッケージ」と、それぞれ最上級グレードの引き合いが多く、受注構成比の大部分を占めています。

■トヨタ、ハリアーPHEVは抽選での販売へ

 今年9月下旬に発表、発売したハリアーPHEVは生産枠が決まっており、各販社への割り当て台数が数台しかありません。そのため、販売方法については、購入希望者が一定台数まとまった時点で抽選によって決めています。

 ハリアーPHEVの生産枠は、全国で毎月1000台以下に留まっているようです。

■ホンダの2023年新型車はフリード、アコードの世代交代

 ホンダによる2023年のニューモデル展開は、夏にアコード、秋にフリードの世代交代があるという情報が有力です。

 2車種ともキープコンセプトの世代交代となり、パワーユニットはフリードが1.5L・e:HEV、アコードは2L・e:HEVと、2モーターハイブリッドを搭載する見込みです。

 アコードは引き続きハイブリッドのみとなり、フリードはガソリンエンジンとハイブリッドの2タイプを搭載しますが、ハイブリッド専用モデルに切り替えられる可能性もあります。

■ホンダ 改良型フィットは年内の納車が可能

 ホンダはこの10月上旬にフィットをマイナーチェンジしましたが、10月中旬現在の納期はまだ多くのグレードで年内納車が可能な状況にあります。ハイブリッドモデルの受注構成比はシリーズ全体の80%と、従来モデルに比べて30ポイントも跳ね上がっています。

■マツダは2023年秋にもCX-80を国内投入

 マツダは2023年秋にも3列シート仕様新型SUVのCX-80を国内投入する見込みです。CX-80は、CX-60をベースにホイールベースを延長し、3列シート6~7人乗り仕様に仕立てたラグジュアリーな新バージョンです。

 パワーユニットはCX-60と同じエンジン縦置きのFRベースの後輪&4WD駆動になります。9月に一部グレードを除き発売されたCX-60は、10月上旬までの受注累計が1万台を突破するほどの人気ぶりであり、同じパワーユニットを搭載するCX-80への期待も高まっています。

■マツダ、12月中旬にCX-8がビッグマイナーチェンジ

 マツダは今年12月中旬にもCX-8をビッグマイナーチェンジしますが、中心となる一部のグレードについては現行CX-5と同様のヘッドランプやフロントグリルのデザインを採用する見込みです。このほか、今回のマイナーチェンジではグレード構成の見直し、カラーリングの再編、特別仕様車の設定などが行われます。

■マツダ、2023年初めにもマツダ2を一部改良

 マツダは2023年初めにもマツダ2を一部改良します。この改良では、排ガス&騒音規制の対応とグレード構成の見直し、ボディカラーの再編などが行われます。

■マツダ、12月中旬、マツダ6に30周年特別仕様車を設定

 マツダは12月中旬、マツダ6の発売30周年を記念した特別仕様車を設定し、発売します。この特別仕様車はボディカラーに特別色のワインレッドを採用するなどした仕様になります。

■スバル、2023年1月にインプレッサスポーツをフルモデルチェンジ

インプレッサスポーツは2023年1月にフルモデルチェンジする見通し。新型は2Lマイルドハイブリッド車のeボクサーのみの設定となる(画像はベストカーによる予想CG)

 スバルは、2023年1月にインプレッサスポーツをフルモデルチェンジします。この新型は11月11日に発表、発売するXVの後継モデルであるクロストレックと基本コンポーネンツを共用する5ドアハッチバックモデルです。

 新型では、最新のスバルグローバルプラットフォームにフルインナーフレーム構造を採用してボディ剛性をアップ。エクステリアデザインはキープコンセプトで、シンプルに仕立てられます。

 パワーユニットは現行型の1.6Lエンジンを廃止し、水平対向4気筒2Lマイルドハイブリッド車のeボクサーのみを搭載。駆動方式はFFと4WDが設定されます。先進安全装備は新世代アイサイトを装備します。

 なお、4ドアセダンのG4は新型では廃止されます。

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みんなのコメント

9件
  • ガセネタばかりだ。 廃刊で良さそう。 
  • 遠藤君 CX-8はすでにマイチェンしました。
    しょっちゅう通ってる割には…
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