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「日米の最先端パーツで組み上げられた超完成度のチューンド86!」FA20エンジンは独立スロットル+ターボで武装!

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「日米の最先端パーツで組み上げられた超完成度のチューンド86!」FA20エンジンは独立スロットル+ターボで武装!

日米の最先端パーツを組み合わせて作り上げたハイパフォーマンスFR-S

独立スロットル+ターボ装着で最高出力314psを発揮!

「日米の最先端パーツで組み上げられた超完成度のチューンド86!」FA20エンジンは独立スロットル+ターボで武装!

アメリカでレイズやヨコハマホイール、プロジェクトμなどのインポーター(輸入販売元)を務めているのが、マッキン・インダストリー(以下マッキン)という会社だ。

そのマッキンでセールス・マネージャーとして働くブライアン・ドゥオンは、それらの日本製アフターパーツを商品として扱うビジネスマンであると同時に、プライベートでカスタマイズを楽しむ、ひとりのカーエンスージアストでもある。ブライアンが所有するサイオンFR-Sは、そんな彼の両面性を体現したような1台と言えるだろう。

ブライアンが当時アメリカで発売されたばかりのFR-Sを手に入れたのは、そもそもトヨタ党である弟と一緒にカスタマイズを楽しもうと考えたのがきっかけだった。実はブライアン自身は日産車のファンで、S13やS14、Z33、Z34などを所有してきた経歴を持っている。それから弟が別のクルマを購入したことなどもあって、いつしかFR-Sはブライアンの個人所有へと変化していったのだが、そのカスタマイズの完成度が上がるにつれて、2017年のSEMAショーに出展するプロジェクトカーへと発展していったそうだ。

マッキンのブースに展示する以上は、もちろん自社で取り扱う商品のデモカーとなるのが前提だが、あくまで車両のコンセプトメイクはブライアン自身が行った。

例えばバリスの神風ワイドボディキットは、ブライアンが2017年の東京オートサロンで発表されたのを知って、「ぜひ自分のクルマに装着したい」と決め、カリフォルニアにあるEvasive Motorsportsでフィッティングを行った。。グロスホワイトのラッピングを施し、86後期用ヘッドライトやテールライトで個性化するアクセントも加えている。リヤディフューザーからセンター1本出しとなるテールは、GReddyのチタンパイプをドロップさせる工夫をプラス。

同キットだけではなく、ブライアンのFR-Sは同じく2017年の東京オートサロンでデビューしたレイズのTE37SAGAも装着。オプションカラーのマグブルーで塗装され、11.0J×18+13の極太サイズでバリス神風ワイドフェンダーと見事なツライチを実現させている。プロジェクトμの鍛造ブレーキキャリパーには『タフラム』と呼ばれるアルマイトとフッ素樹脂を組み合わせた特殊コーティングを施工。耐久性や耐熱性を高めている。フロントに355φ、リヤに316φの大径ディスクもインストール。

それらのメイドインジャパン製品を『アメリカで初めて装着したFR-S』としてSEMAで大きな話題を呼んだ。

インテリアは、ATCのステアリングやカーボンシフトノブを備える他、GReddyのブーストコントローラー、クスコのロールケージ、ブリッドのストラディアIIなど、インテリアにも日本製パーツを多数装備。車高調はFIAのGTレースなどの実績で知られるMOTON製で、前後の別タンクをエンジンルームと室内に備える。サスペンションには、段差を超える時などに車高が調整できるStanceparts製エアカップも装備。トランクにエアタンクをインストールしている。

そして現在、ブライアンのFR-Sにさらなるインパクトを加えたのが、トラストUSAがFA20用に開発したITB(独立スロットルボディ)である。ほかとは違うオリジナリティを実現し、エンジンのパフォーマンスもアップするITBは、今アメリカで再び脚光を浴びる古くて新しいチューニングパーツだ。

このシステムは、もともと4A-GE20バルブ用に開発された48mmスロットルボディをベースに、ドライブ・バイ・ワイヤに対応した独自のリンク機構を追加している。インテークと連結するアルミ製インマニと4本の連結パイプ、ブレーキブースターに代わってバキュームを供給するエアキャニスターなども付属している。

同じくGReddyのGTX2871R V3ターボとインタークーラーを使用したオリジナルの吸気レイアウトも構築。ITBとターボの相乗効果で最高出力は314ps、最大トルクは36.5kgmを発揮する。

しかもブライアンのFR-Sはターボ化もされているのだから、日米を通じて86/BRZの最先端を行く1台と言っても過言ではない。SEMAショー終了後にITB装着を決断したブライアンは、その狙いについて語ってくれた。

「まずは私のFR-Sが、同じFR-Sや86/BRZを所有しているオーナーにとって、生きたショーケースになることが大きな目標です。今はこんなパーツもあるんですよという、旬な情報を提供できる存在でありたい。それにはもちろんビジネスの側面もありますが、私自身、若い頃からインポートカスタムシーンに影響を受けて育った、ひとりのクルマ好きです。だからこそ、ありきたりなものは作りたくない。一番になること、最先端であることが、昔から好きなんです。やるならベリークレイジーで、ベリーユニークでないと(笑)。FR-Sは今後も楽しくアップデートしていきますよ!」

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