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“日産車”ベースの新型「コンパクトミニバン」初公開! 「角目」レトロ顔がカッコイイ! 新型「ソノバ」の魅力とは

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“日産車”ベースの新型「コンパクトミニバン」初公開! 「角目」レトロ顔がカッコイイ! 新型「ソノバ」の魅力とは

■キャルズモーター第一弾「カリカ」がラインナップを拡充

 カスタマイズカーの企画・開発・販売を行うアルパインニューズは、2024年1月12日から14日まで開催された「東京オートサロン2024」に、オリジナルカスタマイズカーの「Cal’s Motor(キャルズモーター)」シリーズ5モデルを出展しました。
 
 カリフォルニアの青い空と海をイメージしデザインされたこのシリーズのうち、ミニバンタイプの「Carica(カリカ)」と、今回が一般初公開となるニューモデル「Sonova(ソノバ)」を紹介します。

【画像】めちゃカッコいい! レトロミニバン「Sonova」「Carica」を画像で見る(30枚以上)

 トヨタの商用ワンボックス「ハイエース」をベースとしたカリカは、昨年2023年に発売が開始された、まさにキャルズモーターシリーズのトップバッターという位置付けのクルマです。

 そのデザインは他のシリーズと同様に、キャルズモーターシリーズのアイコンともいえるフロント角目のヘッドライトとともに、横基調のフロントグリルをデザイン。

 そしてボンネットは、カスタムマイズの世界で一般的に用いられるFRP造形ではなく、精度の高い造形と強度を確保できる、型成型によるスチール製です。

 また、ボンネット裏側は純正ボンネットの構造をそのまま採用することで、安全性や剛性にも配慮しているそうです。

 いずれにせよ、完成度の高さはこういったところからも感じられます。

 またメッキのバンパーは完全オリジナルデザインで、強度や品質に優れたポリプロピレンによるもの。素材の配合にもこだわり、純正クオリティの独自の配合で作られています。

 メッキ部分にはABS素材が使われていますが、メッキグレードのABS素材を使い、高品質を実現しています。

 リアに回り込むとこちらもメッキのバンパーガーニッシュを採用するとともに、リアパネルを貼り付けることでナンバーを右にオフセット。ここにもメッキグレードのABS素材が使われていますので、非常に品質の高いメッキの印象が漂っています。

 そしてカリカに新たな特別仕様車として、「Mini-Van(ミニバン)パッケージ」と「Retreat(リトリート)パッケージ」が新たに追加されました。

 これは市場から「3列シートが欲しい」「多人数で移動したい」「車中泊やプライベート空間を手軽に手に入れたい」といった声が多かったことから、3列シート仕様やアクティブなカーライフに更に活用できる機能を持たせた特別仕様が設定されたのです。

 アルパインマーケティング リテールマーケティング部 リテール企画開発グループの松崎卓也(「崎」は、たつさき)さんは、その経緯について次のように説明します。

「カリカは、ノアやヴォクシー、セレナなどのミニバンに乗られる子育て家族ユーザーが、次に乗りたいクルマとしてショッピングリストに挙げていただくことが多いです。

 奥様方からは『デザインも可愛い』と言っていただきますが、一方で問題になるのが、2列・5人乗りのみだったことでした。

 そこで今回、3列シート仕様の追加に踏み切りました」

 カリカ ミニバンパッケージはベース車両のシートを交換するとともに3列目のシートを装備して、8人乗りを実現しました。

 バタフライ式REVOシート(ISO FIX対応)を採用し、3点シートベルトが装備されます。

 また、簡易なキッチンが搭載されるので、アウトドアなどでのシンクやコンロ(着脱式)も使用でき、特殊用途自動車(8ナンバー)としての登録です。

 またカリカ リトリートパッケージの“Retreat(リトリート)”とは、日常生活から離れて心も身体もリフレッシュするといった意味や、隠れ家といった意味合いの言葉で、まさに自分だけの移動できる隠れ家といった仕様を目指しているのです。

 リアシートはこちらもREVOシートを採用し、後席3名の合計6名乗車(前後2列シート車)が可能です。

 着脱式のテーブルを装備し、対面シートでの食事やワーキングスペースにも使え、また大人2人が就寝可能なフルフラットで車中泊も快適に過ごせる仕様です。

 こちらも簡易なキッチンを装備していますので、アウトドアなどでのシンクやコンロ(着脱式)使用も可能で、同じく8ナンバー登録です。

 なおカリカの販売は他車と同様新車とともに、中古車をベースにカリカを作るパターンや、自分のハイエースを持ち込んでカリカに生まれ変わらせるプログラムも展開中とのことでした。

■カリフォルニアビーチの世界観をイメージした新型「ソノバ」

 人気を集めたカリカですが、サイズが少し大きいという声もあったことから、2024年1月9日に新型モデルのソノバが誕生しました。

 ハイエースよりもコンパクトな日産「NV200バネット」をベースにした新型ソノバには、ワゴンタイプ(2列シート仕様と3列シート仕様)、バンタイプ(4WD・2列シート仕様)の3タイプがラインナップされています。

「潮風と共に、家族を乗せてどこまでも」というフレーズとともにデビューした新型ソノバ。

 自由に生きること、青い海と青い空と共生することを夢見て、若者たちが世界中から集まるカリフォルニアのビーチの世界観をイメージしているといいます。

 そのデザインはミニバンでありながらも、ワイド&ローフォルムと角型縦4灯ヘッドライト、鋭いスラントのグリル形状により、個性的なデザインとなりました。

 特にサイドから見ると、スラントしたフロント部分の低さが際立ちます。さらにAピラーの前から全て変更されているのですが、全く違和感はありません。

 正面から見てもその印象は変わらずに、低く広くというキャルズモーターシリーズのモチーフが際立っています。

 さらに新型ソノバは他のシリーズよりもクロームバンパーの厚さが加わり、強い押し出し感も加わりました。

 松崎さんは、新型ソノバのこだわりについてこう話します。

「フロントの押し出しの強さが1番のポイントです。

 そしてこれまでと違うのは、ボンネットとともにフェンダーもスチールで作っていることです。

 どうしても面積が大きくなりますので、ゆがみなどが出やすくなることや、プレスラインなどの精度を出したかったのです。

“アルパイン”の名を冠していますので、品質にも非常にこだわっています」

 当然のことながら、サイドにあるピンストライプもずれなくきれいに引かれているので、相当なレベルの完成品質を求めているようです。

※ ※ ※

「キャルズモーターシリーズのデザインは、1970年代や80年代のアメリカ車のイメージです。

 その時代のクルマを実際に買うと、維持費だけでなくパーツを買うのにも苦労することがあります。

 しかしそれらをイメージできるデザインをまといながら、中身は新しい日本車であり、もちろん最新のナビもついてきますので、“古き良き”と“新しき良き”を融合したクルマたちなのです」

 キャルズモーターシリーズの魅力について、松崎さんはこのようにまとめてくれました。

 個性の多様化といわれる時代、ノーマルだけでなく様々なクルマの楽しみが出てきました。

 一方でカスタマイズしたクルマの中には、まだまだ品質に乏しいものも見られるのが現状です。

 しかし、アルパインスタイルのキャルズモーターシリーズからは全くそういったことは感じさせず、見事に作り上げられていました。

 まさにアルパインの名に相応しい完成度といえるでしょう。

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みんなのコメント

2件
  • hsj********
    車も音楽も80年代のが来てるね
  • ユパ様
    この形、外観!アストロやん!懐かしい方が強いです。昔はアストロに憧れたものです。なんか中古車のアストロを探してしましました笑。

    アストロの中古車は古いのでこの形なら欲しいいですね。若い頃に戻った感じです。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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