■「エステート」といえばやっぱ「ステーションワゴン」でしょ!
これまでの概念を破って2022年に生まれたトヨタの新生「クラウン」シリーズ。4つのボディのうち、ラージSUV型の「エステート(新型クラウン エステート)」はまだ発売が始まっていません。
しかし新型の正式発売を前に、従来のようにセダンベースで構築した「クラウン ツーリング」のレンダリング(イメージCG)画像が公開され、話題を呼びました。
【画像】めちゃカッコいい! トヨタ「新型クラウンエステート」を画像で見る(30枚以上)
「後輪駆動のセダン」という初代以来の伝統から一変し、2022年7月にFFベースのクロスオーバーSUVとセダンのハイブリッド的なキャラクターで出現した現行型・16代目クラウン(クラウン クロスオーバー)。
さらに発表時には、マッチョなボディが特徴のクロスオーバーSUV「クラウン スポーツ(以下、スポーツ)」、伸びやかなボディを持ち、既存のクラウンセダンの系譜を残す「クラウン セダン(以下、セダン)」、そしてこちらもクロスオーバーSUVながらも、ステーションワゴンかつラージサイズSUVとされた「クラウン エステート」の3車種も同時にワールドプレミアが行われました。
15代目までのクラウンはおおむね国内専売モデルでしたが、この代からは世界でも販売されることになったのです。
その後、スポーツ、セダンが相次いで2023年11月頃から発売をスタート。残る新型クラウン エステートも、2024年半ば頃には発売されると発表されています。
ところで“エステート”とは、ステーションワゴンと同義語です。
歴代クラウンの多くには、ステーションワゴンが設定されてきた歴史があります。そのほとんどが、セダンをベースに、リアドアから後部を箱型にして、積載性をアップしていました。
世代によっては、商用バンと車体を共用していた時代もありました。
現在のところ「最後に発売された」クラウンのステーションワゴンは、11代目クラウンに用意された「クラウンエステート」で、1999年から2007年までカタログに掲載されていました。
しかし、16代目クラウンリリーズのクラウンエステートは大径タイヤ、黒いオーバーフェンダーやアンダーカバー、高めの最低地上高によって、完全なSUVスタイルとなっています。
これは筆者(自動車ライター 遠藤イヅル)の所感ではありますが、従来のクラウンステーションワゴン/エステートが持っていた優雅なワゴンのイメージは薄く、一抹の寂しささえ感じられます。
それと同じことを、クルマのバーチャルチューナーである「Theo throttle」氏は考えたのかもしれません。
というのも、彼はこれまでのクラウンステーションワゴン/エステートの伝統に従い、16代目クラウンセダンをベースとした、空想上の“新型”「クラウン エステート」(Theo throttle氏は“クラウン ツーリング”と表記)をレンダリングで生み出したのです。
16代目のクラウンセダンは、新生クラウンファミリー共通の細い目をしたフロントマスクと、全長5m超のサイズがもたらす伸びやかなフォルム、シャープな全体の造形、そして横一文字のテールライトが特徴です。
Theo throttle氏が描いたCGのクラウン ツーリングは、その基本スタイルをトレースしつつ、クーペ的なフォルムを持つ新型クラウンセダンのなだらかなルーフエンドをボックス形状に修正。
その一方でテールゲートには強めの傾斜を設け、スタイリッシュなサイドビューを作り上げています。
CGの完成度は極めて高く、「今度のクラウンエステートはこれになります」と言われても信じてしまうレベル。
セダン派生で生まれた後輪駆動のステーションワゴン、という伝統も守られています。
※ ※ ※
かつて隆盛したステーションワゴンも、国産メーカーではすっかり姿を消してしまいました。
しかし海外では、SUV勢に押されつつも、BMWやメルセデス・ベンツ、アウディ、そしてフォルクスワーゲンなどが、セダンやハッチバックをベースに、「非クロスオーバーSUV」のステーションワゴンを作り続けています。
世界規模で展開される新型クラウンだけに、Theo throttle氏が描いた、このクラウン ツーリングが販売されたら、日本を含め市場に需要があったかもしれない…などと考えてしまいました。「これなら欲しい」と思った人もきっと多いことでしょう。
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