2019年3月5日、三菱自動車は3月17日までスイス・ジュネーブで開催される第89回ジュネーブ国際モーターショーでコンセプトカー「MITSUBISHI ENGELBERG TOURER(エンゲルベルグ・ツアラー」とコンパクトSUV「ASX(日本名:RVR)」の2020年モデルを世界初披露した。
フロントマスクは新型デリカD:5風。これが次期アウトランダーになるのか!?
ASXの2020年モデルに関しては既に当サイトでも紹介しているので、そちらをご覧いただきたい。
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「エンゲルベルグ・ツアラー」は、ツインモーター4WDのプラグインハイブリッド車だ。スイスのスキーリゾート地であるエンゲルベルグの名にふさわしく、上質かつ機能的なオールラウンドクロスオーバーSUVとしてデザインされた。
どんな道でも走破できる力強さや頼もしさを表現したボディデザインや、多人数が快適に過ごせる十分なキャビンスペースと細部にまで質感と機能性にこだわったインテリアで、三菱らしいデザインを目指すとともに、フォグランプを配備した自動開閉するルーフボックスや、前後バンパーのアンダーガードを装備し、よりアクティブなSUVに仕立てられている。
PHEVシステムは、容量の駆動用バッテリーを車両中央フロア下に搭載し、高出力・高効率モーターをフロントとリヤに搭載したツインモーター方式としながらも、広大な室内空間を確保し3列シートパッケージを可能とした。
エンジンは2.4LのPHEV専用ガソリンエンジンを搭載し、シリーズ走行モードにおける発電では高出力ジェネレーターによる高い回生率を発揮するとともに、余裕のある排気量とすることで、静粛性や燃費性能の向上に貢献する。
これらPHEVシステム自体の高効率化に加え、ラジエター部ではグリルシャッターによる空気抵抗の低減など、きめ細かい低燃費化技術を採用している。WLTPモードでEV航続距離は70km以上、満充電・燃料満タン状態からの走行族距離は700km以上に達する。
ツインモーターのフルタイム4WDにはランサーエボリューションで培ったヨーコントロール(AYC)をはじめ、走る・曲がる・止まるといった運動性能を飛躍的に高める車両運動統合制御システム「S-AWC(スーパー オール ホイール コントロール)」を採用している。
また、ナビゲーションで目的地を設定すると、ルート上の天候、気温、地形、道路交通、路面状況の情報をもとに、システムがあらかじめ最適な走行モードを選択、駆動用バッテリーのエネルギーマネジメントや四輪統合制御により適した駆動力配分を行うといったコネクティッドカーシステムも採用している。
さて、このエンゲルベルク・ツアラーは、何のデザインスタディなのだろうか。システムなどから推測すると、次期アウトランダーでは…と思われるのだが、さて?
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