現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「謎の“軽セダン”」ってどんなクルマ? 新車でも売ってる!? 「見た目は軽」なのに何が違う? どういうモデルなのか

ここから本文です

「謎の“軽セダン”」ってどんなクルマ? 新車でも売ってる!? 「見た目は軽」なのに何が違う? どういうモデルなのか

掲載 更新 34
「謎の“軽セダン”」ってどんなクルマ? 新車でも売ってる!? 「見た目は軽」なのに何が違う? どういうモデルなのか

■「軽」なのに「セダン」 どんなクルマ?

 クルマのボディ形状にはセダンやステーションワゴン、ミニバンなどさまざまなタイプがあります。
 
 そのなかでも「軽セダン」というものが存在しますが、一体どのようなクルマを指すのでしょうか。

【画像】超カッコイイ! これが「軽セダン」です! 画像で見る(53枚)

 クルマのボディ形状は多様で、近年ではクロスオーバーSUVやミニバン、スーパーハイトワゴンが人気となっているのはご存知の通りでしょう。

 これらとは逆に不人気となりつつあるのがセダンであり、現在は輸入車や上級モデルにわずかに残るだけとなり、コンパクトサイズからミドルクラスまでのセダンはほぼ絶滅状態となっています。

 そもそも、セダンとはエンジンルーム、乗員スペース、トランクスペースに明確な隔壁を持ち、いわゆる3ボックスタイプの構成となった車種を指します。

 もっとも知られているのはトヨタ「カローラ セダン」のように、独立トランクを持つ“凸”のような形状を持つもの。

 一方で「ミニ」(ローバー「ミニ」などのいわゆる“クラシックミニ”)やホンダ「シビック」(初代)の初期モデルなど、独立したトランクはないものの、ハッチバックではなく、独立したトランクスペースを持つ車体もセダンの一種となっています。

 そんなセダンですが、実は軽自動車のカテゴリに「軽セダン」というものがあるのです。

 具体的に軽セダンとはどのような車種を指すのかというと、現行モデルではスズキ「アルト/ラパン」やダイハツ「ミライース」が該当。

 とはいえ、これらのモデルは独立したトランクは持たず、一般的なハッチバックタイプとなっているにも“セダン”と呼ばれているのです。

 これは全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が軽乗用車の分類を、全高1550mm以下を「セダンタイプ」、1550mm以上を「ミニバンタイプ」としていることが影響していると言えるでしょう(それ以外には「キャブワゴン」、「スポーツカー」、「オフロードタイプ」が存在)。

 また現在はスズキ「ワゴンR」のようなトールワゴンや、ホンダ「N-BOX」のようなスーパーハイトワゴンが軽自動車の主流となっていることから、全高の低いエントリーモデルをベーシックなクルマの基本形に照らし合わせ、セダンと称しているということもあるかもしれません。

 ただ、過去には実際に独立したトランクルームを持つ軽自動車も存在しており、360cc時代に存在していたダイハツ「フェローMAX」やホンダ「トゥデイ」(2代目・前期型)などがそれに該当します。

 さらに1998年には、短いながらもしっかりとしたトランクスペースを持つダイハツ「オプティ」(2代目)が登場。

 ボディサイズの限られる軽自動車でありながら、独立したトランクルームを持つオプティは意欲的なモデルであり、ドアサッシを持たないハードトップスタイルでもあったことから、今のところ軽自動車としては唯一のノッチバックスタイルの4ドアハードトップセダンとなっています。

 現在は軽自動車もスペース効率を求められる時代となっているため、今後本当の軽セダンの新型車が登場する可能性は低いかもしれませんが、1車種くらいはこんな個性を持ったモデルがあっても面白いのではないでしょうか。

こんな記事も読まれています

ダイハツの「4ドア“クーペ”」!? 全長4.2mボディ×旧車デザイン採用! まるで「小さな高級車」な豪快内装もイイ「DNコンパーノ」とは
ダイハツの「4ドア“クーペ”」!? 全長4.2mボディ×旧車デザイン採用! まるで「小さな高級車」な豪快内装もイイ「DNコンパーノ」とは
くるまのニュース
トヨタ・ホンダ対抗!? 日産「斬新・小型ミニバン」どんな人が買う? 「車中泊最強かも」 バネットとは
トヨタ・ホンダ対抗!? 日産「斬新・小型ミニバン」どんな人が買う? 「車中泊最強かも」 バネットとは
くるまのニュース
スズキ新型「ジムニー」いつ登場? めちゃ便利な“5ドア仕様”「発売待ってる!」日本導入に期待する声も!?
スズキ新型「ジムニー」いつ登場? めちゃ便利な“5ドア仕様”「発売待ってる!」日本導入に期待する声も!?
くるまのニュース
日産が新型「軽“ワゴン”」発表! ホンダ「N-BOX」対抗の「超背高モデル」! 超スゴイ“ピンク”も追加の「新ルークス」に販売店でも反響あり
日産が新型「軽“ワゴン”」発表! ホンダ「N-BOX」対抗の「超背高モデル」! 超スゴイ“ピンク”も追加の「新ルークス」に販売店でも反響あり
くるまのニュース
200万円超え! ホンダ「29年落ち軽トラ」出現! 8万キロ走行“傷アリ”なのになぜ「新車価格」超えた? 5速MT&4WDの「アクティ」が米で高額落札
200万円超え! ホンダ「29年落ち軽トラ」出現! 8万キロ走行“傷アリ”なのになぜ「新車価格」超えた? 5速MT&4WDの「アクティ」が米で高額落札
くるまのニュース
「まさかお前が…!?」 セダンやクーペから「“SUV”に変身していた」意外な国産車3選
「まさかお前が…!?」 セダンやクーペから「“SUV”に変身していた」意外な国産車3選
くるまのニュース
MTも選べる! 新型「小さな“高級セダン”」実車公開! 丸目“レトロフェイス”が超カッコイイ! ミツオカ「“新”リューギ」登場
MTも選べる! 新型「小さな“高級セダン”」実車公開! 丸目“レトロフェイス”が超カッコイイ! ミツオカ「“新”リューギ」登場
くるまのニュース
ホンダの「バラード」まだあった!? 「シティ」や「アヴァンシア」まで現役… もはや懐かしい名称の海外モデルとは
ホンダの「バラード」まだあった!? 「シティ」や「アヴァンシア」まで現役… もはや懐かしい名称の海外モデルとは
くるまのニュース
トヨタ新型「カローラ」いつ登場!? 新パワートレイン搭載で「めちゃ燃費アップ」も? デビュー6年目の「超人気セダン&ワゴン」次期型どうなるのか
トヨタ新型「カローラ」いつ登場!? 新パワートレイン搭載で「めちゃ燃費アップ」も? デビュー6年目の「超人気セダン&ワゴン」次期型どうなるのか
くるまのニュース
スズキ「“スゴイ”後席」の軽ワゴン実車公開へ! 大人気「N-BOX」を超えた!? 軽スーパーハイト「スペーシア」アウトドアイベントで登場
スズキ「“スゴイ”後席」の軽ワゴン実車公開へ! 大人気「N-BOX」を超えた!? 軽スーパーハイト「スペーシア」アウトドアイベントで登場
くるまのニュース
日産「GT-Rワゴン」登場!? R34フェイス×R33 5速MT搭載!? “謎の日産車”の正体とは
日産「GT-Rワゴン」登場!? R34フェイス×R33 5速MT搭載!? “謎の日産車”の正体とは
くるまのニュース
1.3Lターボってマジかよ!! [新型カプチーノ]普通車で開発中!? でも初代もスズキのホンキっぷりがヤバすぎた
1.3Lターボってマジかよ!! [新型カプチーノ]普通車で開発中!? でも初代もスズキのホンキっぷりがヤバすぎた
ベストカーWeb
全長5m級!トヨタが新たな「ラージSUV」まもなく発売!? 17年ぶり復活! 斬新フェイス&車中泊出来そう空間の「クラウン」 発売はどうなった?
全長5m級!トヨタが新たな「ラージSUV」まもなく発売!? 17年ぶり復活! 斬新フェイス&車中泊出来そう空間の「クラウン」 発売はどうなった?
くるまのニュース
ほぼ200万円! イチバン安い「国産ミニバン」はどんなモデル? 国産車では“ダントツの安さ”でも「十分すぎる装備」のクルマとは
ほぼ200万円! イチバン安い「国産ミニバン」はどんなモデル? 国産車では“ダントツの安さ”でも「十分すぎる装備」のクルマとは
くるまのニュース
人気はあったのに……なんで消えた? 苦しくも生産終了になってしまったクルマ6選
人気はあったのに……なんで消えた? 苦しくも生産終了になってしまったクルマ6選
ベストカーWeb
トヨタ新型「シエンタ」発表! いくらで買える?  人気小型ミニバンの1番「安い&高い」仕様… 月々の支払いはいくらなのか
トヨタ新型「シエンタ」発表! いくらで買える? 人気小型ミニバンの1番「安い&高い」仕様… 月々の支払いはいくらなのか
くるまのニュース
[パジェロ]の弟分がスゴかった!! 超絶頑丈な背面タイヤ仕様がカッコよかったのよ
[パジェロ]の弟分がスゴかった!! 超絶頑丈な背面タイヤ仕様がカッコよかったのよ
ベストカーWeb
トヨタ新型「超スポーティ“クラウン”」現状は? 「ハリアーサイズ」にド派手デザイン採用! 300馬力超え「クラウンスポーツ」オーナーの評価とは
トヨタ新型「超スポーティ“クラウン”」現状は? 「ハリアーサイズ」にド派手デザイン採用! 300馬力超え「クラウンスポーツ」オーナーの評価とは
くるまのニュース

みんなのコメント

34件
  • gfd********
    謎、謎って、しつこいな。
  • 運転太郎
    本筋とはずれますが、
    「全高1550mm以下を「セダンタイプ」、1550mm以上を「ミニバンタイプ」としている」
    とありますが、それでは1550mmちょうどは両方に属してしまうことになります。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

106.5125.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.0400.0万円

中古車を検索
アルトの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

106.5125.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.0400.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村