もくじ
ー レクサスES新型 エクステリア
ー レクサスES新型 インテリア
ー GA-Kプラットフォーム + 2.5ℓハイブリッドシステム
ー 第2世代「レクサス・セーフティ・システム+」
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レクサスES新型 エクステリア
北京モーターショーでレクサスES新型が発表され、2018年秋に「ES」としては日本初導入されることが分かった。
57枚の画像はいずれも海外仕様で、ゴールドの車両が「ES300h」、ホワイトが中国仕様のES260となっている。ここでは新型ESの詳細情報をお届けしよう。
レクサスES主要諸元(海外仕様)
・全長:4975mm
・全幅:1865mm
・全高:1445mm
・ホイールベース:2870mm
GA-Kプラットフォームがもたらす重心の低さを活かし、ワイド&ロー・プロポーションとなった新型ESは、フロントピラーの後方配置や、リアピラーの傾斜で、引き締まったキャビンシルエットを創出。また、クラストップレベルの空力性能を目指したボディ形状や、広く快適な室内空間、質感の高い細部の造形など、機能美と上質さを追求したという。
スピンドルグリルは、鋭利に折り返すフレームと波紋のように連続する縦フィン形状のグリルメッシュを組み合わせ、ESのシャープなノーズを強調する形状。さらに小型の3眼LEDヘッドランプで、端整かつ鋭い表情を生み出している。
リアは、タイヤの踏ん張り感を強調する造形としたほか、3つのL字を層状に重ねた奥行きのあるデザインとしたリアコンビネーションランプで、レクサスとしての個性を際立たせた。
ボディカラーは、エレガントさを強調するアイスエクリュマイカメタリックや、華やかかつ引き締まった印象を与えるサンライトグリーンマイカメタリックといった新規開発色を含め、多彩なバリエーションを設定している。
レクサスES新型 インテリア
インテリアは、乗客がくつろげるゆとりある空間を目指した。
センターコンソール・アームレストとの連続感を持たせた上下2分割構成の意匠とした前席シートバックは、ステアリング操作がしやすいショルダー形状に。また、ディスプレイやスイッチ類を操作時の姿勢変化や視点移動が少ないレイアウトとすることで、運転に集中できる空間を創出。また、水平基調のインストルメントパネルからドアトリムまで連続する構成によって、空間の広がりを表現した。
ドライビングポジションは、ペダル配置、ステアリングの傾角や調整幅、シートのホールド性など、徹底的な走りこみやデータ解析に基づく細部にこだわったレイアウトにしたという。
後席は、広い足元の空間による開放感と、包み込まれるような安心感を両立。また、シートは、快適な座り心地と上質な仕上がりを追求するとともに、電動リクライニング機能を付与した。
センターコンソール・ドアアームレストの表皮には立体的なパターンで加工を施すビスコテックス技術を採用。深みのある表現で、室内空間に程よい包まれ感と広がりを演出し、エレガントな印象を与えている。
GA-Kプラットフォーム + 2.5ℓハイブリッドシステム
歴代ESがDNAとして継承してきた上質な乗り心地をさらに進化させるとともに、新世代レクサスにふさわしいスポーティな走りを実現。具体的には、GA-Kプラットフォームや新世代ハイブリッドシステムなど、レクサスの最新技術を導入。また、人間の反応や動作を徹底的に分析し、乗る人にとっての自然さを追求したという。特にドライバーの運転操作に忠実な、優れた車両応答性や、心地よさを感じる空間作りにこだわったのが特徴だ。
GA-Kプラットフォーム
新プラットフォーム採用による高剛性化・低重心化のほか、ダブルウィッシュボーン式リアサスペンションの採用や、ジオメトリーの最適化で、高い操縦安定性を確保。また、ラック平行式電動パワーステアリングによる優れたステアリングレスポンスで、レクサス独自の「すっきりと奥深い」走りを目指した。さらに低いヒップポイントや調整幅の広いステアリングにより、ドライバーが的確な操作をできる運転姿勢としている。
音源対策、吸音・遮音性能は、風洞実験による車体形状の検証や吸音材・遮音材の最適配置のほか、ノイズリダクションホイールや遮音性の高いアコースティックガラスの採用など、フラッグシップセダン「LS」で培った技術を継承。また、人が心地よく感じる周波数帯を解析し、エンジンやオーディオのサウンドと調和した快適な室内空間を提供するという。
2.5ℓハイブリッドシステム
2.5ℓ直列4気筒エンジンは、吸気効率の向上や燃焼室内の気流強化による高速燃焼で、世界トップレベルの熱効率を実現。高い動力性能と環境性能を両立するとともに、優れたレスポンスを可能とした。
新型のトランスアクスルやPCU(パワーコントロール・ユニット)を採用し、ハイブリッドの持ち味である圧倒的な燃費性能はそのままに、ダイレクトな加速フィーリングを実現。また、ハイブリッドバッテリーを小型化し、リヤシート下に配置することで、軽量化・低重心化に加え、荷室容量の拡大にも寄与した。
Fスポーツは、ドライバーの運転操作に忠実でよりスポーティな走行性能を実現するため、きめ細かい減衰力の制御を行うリニアソレノイド式AVSを採用したほか、パフォーマンスダンパーを車体の前後に配置し、ボディ剛性のバランスを向上させるとともに、細かい振動を減衰吸収。優れた操縦安定性と上質な乗り心地を目指したのも特徴。
グリルメッシュとサイドグリルをこれまでの縦基調のメッシュを継承して発展させたブランド統一の新Fメッシュパターンを採用。さらに、19インチ・アルミホイールやシート、ステアリング、メーターなど、スポーティさを強調する内外装とした。
Fスポーツの鋭く磨き上げられた走りを表現するため、日本刀の仕上げ工程「刃取」に着想を得たFスポーツ専用アルミオーナメントパネルを新開発。最新の生産技術で匠の研磨技術を再現し、日本刀の刃文をイメージさせる紋様を作り出しましたという。
第2世代「レクサス・セーフティ・システム+」
高度運転支援機能については、「Lexus CoDrive」を含む予防安全パッケージ、第2世代の「Lexus Safety System +(レクサス・セーフティ・システム+)」を搭載した。具体的には、現在、第1世代に採用している「単眼カメラ+ミリ波レーダー」の構成はそのままに、各機能を進化させ、事故の防止や交通事故死傷者の更なる低減と、ドライバーの負担軽減を目指している。特にESでは、運転支援時にドライバーにとって自然で、安心感のある車両挙動を追求した。
それぞれの機能は以下の通り。
・プリクラッシュセーフティ(PCS)
単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により、昼間の自転車運転者や夜間の歩行者も検知可能
・高度運転支援機能Lexus CoDrive(レーダークルコン、レーントレーシングアシスト)
自動車専用道路等において設定した車速内で前走車との距離を一定になるよう加減速制御するとともに、同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援
・アダプティブハイビームシステム(AHS)
先行車や対向車を眩惑しないよう、ハイビームの照射を制御
・ロードサインアシスト(RSA)
カメラで主要な道路標識を読み取り、メーターとヘッドアップディスプレイ内に表示
また、駐車場などにおけるアクセルペダル踏み間違い時の衝突や、接近する後方車両との接触事故による被害の軽減に寄与するパーキングサポートブレーキを採用。対後方歩行者にも対応し、リアカメラで歩行者を検知することで、衝突の危険がある場合には、警報およびブレーキ制御で被害軽減に寄与。加えて、車両周辺の安全確認をサポートするパノラミックビューモニターなど、先進安全装備を積極的に導入している。
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