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日産「NISMO(ニスモ)」と「AUTECH(オーテック)」とはなにが違うのか

似て非なる日産自動車のグループ企業

 一昔前では考えられなかったことだが、最近ではメーカー純正のカスタマイズモデルやチューニングモデルが多数リリースされ、新車ディーラーで普通に購入できるようになってきた。そんななかでも非常に多くのカスタマイズモデルを擁するのが”日産”だろう。NISMO(ニスモ)やAUTECH(オーテック)など、多彩なラインナップを持つ同社のカスタマイズモデルだが、果たしてどんな違いがあるのだろうか?

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 そもそも会社としては「ニスモ(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社)」と「株式会社オーテックジャパン」は、どちらも日産自動車が100%株主であり、いわゆる日産自動車のグループ企業となる。

 会社としてのニスモはモータースポーツ活動が活動の中心であり、スポーツカーを中心としたアフターパーツの開発・販売や、第2世代のスカイラインGT-Rの純正部品を復刻する「NISMOヘリテージパーツ」のリリースなどを行っている。

 一方のオーテックジャパンは、AUTECHやライダーといったカスタマイズモデルのほか、商用特装車や福祉車両など、日産車のカスタマイズや架装を一手に引き受けるスペシャリスト集団。2017年4月の組織変更で新たなに「ニスモカーズ事業部」が設立され、市販車ベースのNISMO仕様もオーテックジャパンが手掛けることとなった。

 つまり、現在日産ディーラーで購入できるNISMOとAUTECHはどちらもオーテックジャパンが手掛けるモデルというわけ。といっても名前が違うだけではなく、NISMOはよりスポーティに、AUTECHはよりプレミアム感を醸し出すようにハッキリとキャラクター分けがなされているのである。

 NISMOとAUTECH、両方の設定があるノートを例に挙げると、NISMOはアグレッシブなエアロパーツをまとうだけでなく、一番スポーティな”NISMO S”にはベース車に設定されない専用チューニングが施された1.6リッターエンジンと5速MTが組み合わされ、e-POWERベースの”e-POWER NISMO S”には、ベース車よりも大幅に出力が向上したモーターが搭載され、コンピュータも専用チューニングで武装されている。

 対するオーテックは、e-POWER NISMO同等のチューニングとなる”e-POWER AUTECH SPORTS SPEC”は設定されるものの、e-POWER NISMO S同等のものやNISMO Sのようなホットなモデルは用意されない。代わりに、プレミアム パーソナライゼーション プログラムという、シート表皮、ステアリングカラー、ステアリングステッチを用意されたカラーの中から自分好みに組み合わせることができるというスペシャルなプログラムが用意。これは注文を受けてから職人が手縫いで仕上げるというこだわりのものであり、よりプレミアムを求めるユーザーに高い評価を受けている。

 このように、万人受けするように作られたベース車両をよりコアなユーザー向けにチューニング、カスタマイズを施したものがNISMOであり、AUTECHであるというわけだ。購入するユーザーにとっては個性が際立つグレードが用意されているという点は嬉しくも悩ましいところかもしれない。

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