新車スクープの達人、流通ジャーナリストの遠藤徹氏。今回は、CR-V、レクサスESといった新型車情報、さらにジュークの追加モデル、アウトランダーPHEVのマイチェン情報もお届け! この夏はクラウン、カローラスポーツ、ジムニーなど新車ラッシュとなっていますが、まだまだその流れは続きます!!
文:遠藤徹
【毎年改良のメリットとデメリット】マツダの年次改良戦略は歓迎すべきか!?
初出:『ベストカー』2018年8月26日号「遠藤徹の地獄耳スクープ」より
■レクサスES300hを10月24日に発表、発売
レクサスは新型ES300hを10月24日に発表、発売する予定です。同モデルはトヨタのカムリをベースにしたFF最高級セダン。ボディサイズは全長4907mm、全幅1865mm、全高1446mmでGSやカムリよりひと回り大きくなります。
GSの後継モデルとの情報もありますが、実際はそうではなく、GSは300hも含めて継続されます。GSが廃止となるのはヨーロッパ仕様だけのようです。
ES300hのグレード構成は、標準、バージョンL、Fスポーツの3タイプです。ES300hはFF駆動ですから、レクサス最上級セダンのLSより室内が広いのが売りのひとつとなります。9月中旬に価格を決め、予約受付をスタートさせます。
■8月29日、ジュークに「スタイルニスモ」を設定
日産は8月29日、ジュークにニスモ仕様の新モデル、「スタイルニスモ」を追加設定し発売します。
スタイルニスモは、エアロパーツの採用や足回りを強化したモデルで、特別色のホワイト、ブラック、シルバー系のボディカラーをラインアップ。価格はベースグレードの20万~30万円程度高い装備内容で仕立てる見込みです。
なお、従来モデルの改良は今回、行わない予定です。
■ホンダハイブリッド専用セダンの国内投入は来春に延期か?
ホンダは今年末にも予定していた1.5Lのハイブリッド専用セダンの投入を、来春に延期する見通しです。
7月発売の新型軽商用車であるN-VAN、8月30日に発表する次期CR-Vの販売がいずれも好調なスタートを切りつつあることから、今年後半はこの両モデルを軸に増販を図るほうが得策だという判断と思われます。
新型ハイブリッド専用セダンは新開発の1.5Lハイブリッドシステムによって、同クラス最高の低燃費と走行性能の両立が可能であるため、相当の売れゆきを見込んでいるのでしょう。そのため、N-VANと新型CR-Vの初期受注が一巡したタイミングを見計らい、万全を期して投入することにするようです。
■新型CR-Vは8月30日に発表、翌31日から発売!
ホンダは新型CR-Vを8月30日に発表、翌31日から発売します。ハイブリッド車は同時に発表しますが、発売は11月1日からとなります。
グレード構成と価格は下表のとおりです。EXと上級グレードマスターピースの装備差は、ハンズフリーアクセスパワーテールゲート、助手席4ウェイパワーシート、本革シート&専用インテリア、電動パノラミックサンルーフ、ルーフレールなどです。
7人乗りの3列シート車は、2列シートの約19万1000円高になります。各グレードに4WD車の設定があり、FF車に対して21万6000円高となります。
■新型ジムニーが絶好調の滑り出しで納期は半年以上先!
スズキが7月5日に発表、発売した新型ジムニー/ジムニーシエラの売れゆきが、絶好調の滑り出しとなっています。発売直前から予約受注を開始しましたが、多数のバックオーダーを抱えており、7月中旬現在の納期は半年以上先になる予定で、年内納車が難しくなりつつあります。
グレード別では、最上級のXC(ジムニー)、JC(シエラ)の引き合いが多くなっています。当分は生産が追いつかない状況が続きそうです。
■新型ジムニーの最新記事はこちら!
■アウトランダーPHEVを8月末にマイナーチェンジ
三菱自動車はアウトランダーPHEVを8月末にマイナーチェンジします。内外装のデザイン変更、PHEVのパワートレーンの改良などが主な変更点になります。
外観はフロントバンパー&グリル、アルミホイールのデザインを変更して見栄えをよくします。
パワートレーンはPHEVの2Lエンジンを2.4Lに排気量拡大し、バッテリーの容量アップやモーターの大型化が図られます。これにより、航続距離は従来の60kmから65km(暫定値)に向上します。エンジンは排気量アップすることで動力性能は向上しますが、燃費性能は多少悪化する見込みです。
なお、ガソリン2.4L車の変更は今回、行われません。
■新型アウトランダーPHEV 試乗記事はこちら!!
■ポルテ/スペイドの生産中止が秒読みに
コンパクトハイトワゴンの「ポルテ/スペイド」の生産中止が秒読み状態になっています。今年6月までの月間販売台数では、ポルテが500台、スペイドが400台近辺で、前年同期実績に対しては半減しています。
2016年11月に同じハイトワゴンでより使い勝手のいい、両側スライドドアのルーミー/タンクがダイハツからのOEM供給で発売されたことが大きな要因となっています。こちらにほぼ需要がシフトしており、扱うトヨタ系列店では「ルーミー/タンクの登場でポルテ/スペイドの役割は終わった」と囁かれています。こうしたことから、年内いっぱいあたりで生産中止になる可能性があります。
トヨタは2025年までに国内乗用車ラインアップを半減させる方針を内々に各販社トップに伝えており、ポルテ/スペイドの廃止もその一環となりそうです。
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