現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > スイスポよりもシビックが圧勝!? 国産MTでほしいクルマ1位を獲得した理由が衝撃

ここから本文です

スイスポよりもシビックが圧勝!? 国産MTでほしいクルマ1位を獲得した理由が衝撃

掲載 57
スイスポよりもシビックが圧勝!? 国産MTでほしいクルマ1位を獲得した理由が衝撃

 ベストカーのインスタグラムでスイフトスポーツ、ロードスター、シビックの3車種でアンケートを実施した。題材は「MTが選べる日本車対決! 買うならどれ?」。結果はなんと一番高価なシビックの圧勝だった。

 シビックは高価な上に、車重が重く、ボディサイズが大きい。マニュアルの「操作して楽しい」とは一番離れているように思えるのに、なぜ1位を取れたのか? シビックのMTモデルの魅力に迫る!

スイスポよりもシビックが圧勝!? 国産MTでほしいクルマ1位を獲得した理由が衝撃

文/ベストカーWeb編集部、写真/HONDA、MAZDA、SUZUKI

■勝者はスイスポか、ロードスターだろうと予想が見事にハズレ

 ベストカーのインスタグラムでアンケートを取ったところ驚きの結果となった。「MTが選べる日本車対決! 買うならどれ?」という題材でスイフトスポーツ、ロードスター、シビックの3台でアンケートを実施した。

 マニュアル車といえば「操作して楽しい」を求める人が買うクルマだと思う。そう思うと軽量×FRという点でロードスターが1番人気だと予想をしていた。もしくは、クルマというのは家族の物で、2シーターはあまりにも使い勝手が悪いと言う人が、安さ×利便性を兼ね備えたスイスポを選ぶのではないかと……

インスタのベストカーアカウントでアンケートを実施した。スポーツカーとしての代名詞2台を相手にシビックは厳しい結果になると思ったが、大差の票を獲得した

 しかしこの予想が大きくハズレた! 3台の投票結果はスイフトスポーツが20%、ロードスターが27%、そしてシビックがなんと53%という結果だった。

 「買うならどれ?」と聞いた以上クルマの価格は非常に大切。スイフトスポーツが208万8900円。ロードスター990Sが289万3000円。そしてシビックのMTモデル(EXグレード)が353万9800円と価格的には2台よりかなり高い。

■エンジンスペックは3台の中で1番!! 大人4人がしっかり乗れるパッケージング

シビックは3台の中で最も高出力、高トルクをマークしている。ボディサイズは大きく不便に感じることもあるかもしれないが、その分室内は広い

 ではなぜ、シビックは1番多い投票率だったのか? 確かにシビックは5ドアで使い勝手がいい。エンジンも1.5L、直4+ターボで最高出力182ps、最大トルク24.5kgmと3台の中ではいずれもトップ。3台とも排気量は1000~1499ccに属すため税金だって同じ。そうなると急にシビックが魅力的に思えてきた。ボディサイズは全長4550×全幅1800×全高1415mmと2台よりも大きめ。特に横幅は1800mmと幅広さが気になる。

 とはいえ、これまでクラウンが横幅1800mmにこだわり続けていたのは「日本でも乗りやすい幅であること」であり、最近のクルマの横幅がどんどん大きくなっていることを思えば、シビックの横幅1800mmは決して大きいとは言えない。

 ボディサイズが大きいからには後席にも大人がしっかり座れるだけのスペースがある。先代からホイールベースが伸びたことで、後席の足元空間は35mmも延長された。

 座った際の膝とシートバックとの間は十分にあり、これであれば後席であってもロングドライブも窮屈感はないだろう。シビックはパワフルで、ボディサイズは時代に合ったサイズ。そうなるとわざわざMTモデルを選ぶ必要があるのかという話になる。

■わざわざMTを選ぶメリットは?

MTモデルはCVTモデルに対して車重が軽く、軽快感がある。MTでも運転支援が備わっていて長距離も楽だ。MTに対して拒絶反応がないならMTを選ぶのもアリ!

 シビックの車重1340kgと重くスポーツカーとしてはイマイチだ。ロードスターは990kg、スイスポは970kgといずれも1トンを切っている。それでもシビックのMTモデルはCVTモデルよりも軽いためスポーツカーとして運動性能はMTモデルの方が格段に上。

 MTモデルはCVTモデルと比べて車重が30kgも軽い。それもその30kgはクルマの末端が軽くなるのだから乗り味も大きく異なる。軽快感が圧倒的にMTモデルに軍配が上がるのだ。それにスポーツカーの代表格の2台と比べれは重いだけであって、安全装備が山盛りの現代のクルマにしては1340kgは軽い部類に入る。

 さらにMTにも関わらずホンダセンシングが搭載されている。もう一度言うが、MTにも関わらず、だ。運転支援が欲しいならCVTしか選べない…と悩む必要がない! CVTモデル、MTモデル問わず運転支援が使うことができるのだ。

 ただし渋滞時の運転支援は対応がされてないため、渋滞にハマった時に超便利なアクセルにもブレーキにも触れず勝手にクルマが進んでくれることはないが、長距離を運転する際に自動で前との車間調整をしてくれるだけで、ぐっと運転が楽になるはず。

■購入者の多くが20代ってマジか!? 若者がなぜシビックを買える?

 実際、ホンダの広報サイトでは購入層について多い順に20代が23.9%、次に50代が22.2%と20代の購入率が一番高いとされている。日本は世界に比べて年収が少なく、クルマが300万円を超えると高い! と言われる時代。それでも20代で350万円を超えるクルマを購入するのは素直にすごいなぁ……と羨望のまなざしの20代の編集担当である。

 一方、若者のクルマ離れが騒がれる時代なのにこの結果は、ここ数年で楽しい魅力あるクルマが日本から登場しているからではないかと感じた。趣味に没頭できる今の時代。給料の多くを自らのために費やす人も多いはず。この時代に自動車メーカーが楽しいクルマ作りをしてきたからこそ、シビックのMT人気を支えられているとも言える。

 シビックのクルマ作りはどこでもMTを楽しめるクルマに仕上がり、しかもユーティリティを損なうことなく作られた手の込んだクルマと言えるだろう。そして現代でも楽しい車を作ってラインナップできる力があった。これが1位を獲得できた理由だ。

 ベストカーのインスタグラムアカウントはこちらから

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

「AI EV時代のトヨタ」めざすファラデー・フューチャー、新型EV『FX』最初の試作車が完成
「AI EV時代のトヨタ」めざすファラデー・フューチャー、新型EV『FX』最初の試作車が完成
レスポンス
待ってろスイスポ!!! FF1.3Lターボのピリ辛ボーイズレーサー[新型GRスターレット]は若者にも手が出しやすい250万円で登場か!?
待ってろスイスポ!!! FF1.3Lターボのピリ辛ボーイズレーサー[新型GRスターレット]は若者にも手が出しやすい250万円で登場か!?
ベストカーWeb
Team HRC、S耐の2年計画を完遂。初期メンバーの武藤「楽しい環境がいつまでも続けばいいな」
Team HRC、S耐の2年計画を完遂。初期メンバーの武藤「楽しい環境がいつまでも続けばいいな」
AUTOSPORT web
F1関係者への入国拒否が続くラスベガス。角田裕毅も足止め「危うく帰国させられるところだった。来られてラッキー」
F1関係者への入国拒否が続くラスベガス。角田裕毅も足止め「危うく帰国させられるところだった。来られてラッキー」
AUTOSPORT web
“45年ぶり”マツダ「サバンナGT」復活!? まさかの「オープン仕様」&斬新“レトロ顔”がサイコー!ワイドボディも魅力の「RXカブリオレ」とは?
“45年ぶり”マツダ「サバンナGT」復活!? まさかの「オープン仕様」&斬新“レトロ顔”がサイコー!ワイドボディも魅力の「RXカブリオレ」とは?
くるまのニュース
“ボロボロ”のランボルギーニ「ミウラ」に価値はある? マニア垂涎“ジャンクヤードのガラクタ”がオークションに登場! 気になる価格は?
“ボロボロ”のランボルギーニ「ミウラ」に価値はある? マニア垂涎“ジャンクヤードのガラクタ”がオークションに登場! 気になる価格は?
VAGUE
なんとハイブリッド仕様も!! クラシックなボディに6気筒を押し込んだ[クラウン]セダンがスゴすぎる
なんとハイブリッド仕様も!! クラシックなボディに6気筒を押し込んだ[クラウン]セダンがスゴすぎる
ベストカーWeb
ミニバンなら日本車……とも言い切れんぞ! ちょっとマイナーだけどヨーロッパにも個性派ミニバンが存在した
ミニバンなら日本車……とも言い切れんぞ! ちょっとマイナーだけどヨーロッパにも個性派ミニバンが存在した
WEB CARTOP
「すごい多重事故…」 関越道で「トラックなど3台が衝突」発生! 2車線が一時通行規制で「通過時間70分」の大渋滞 圏央道も混雑
「すごい多重事故…」 関越道で「トラックなど3台が衝突」発生! 2車線が一時通行規制で「通過時間70分」の大渋滞 圏央道も混雑
くるまのニュース
SS12は“安全上の問題”でキャンセルに。SS11を終えた時点でトヨタ勝田貴元は総合3番手|WRCラリージャパンDAY3午前
SS12は“安全上の問題”でキャンセルに。SS11を終えた時点でトヨタ勝田貴元は総合3番手|WRCラリージャパンDAY3午前
motorsport.com 日本版
コンチネンタル、車内の生体情報を検知する革新的ディスプレイ発表へ…CES 2025
コンチネンタル、車内の生体情報を検知する革新的ディスプレイ発表へ…CES 2025
レスポンス
[圧倒的燃費]と環境性能! [トヨタ・ヤリス]を超えるクルマってぶっちゃけある? 
[圧倒的燃費]と環境性能! [トヨタ・ヤリス]を超えるクルマってぶっちゃけある? 
ベストカーWeb
給与が高いスイスに拠点を置くザウバーは例外? ハースF1小松代表、FIAが検討する予算上限”優遇措置”に反論「皆反対している。シンプルなままでいい」
給与が高いスイスに拠点を置くザウバーは例外? ハースF1小松代表、FIAが検討する予算上限”優遇措置”に反論「皆反対している。シンプルなままでいい」
motorsport.com 日本版
日産「新型スカイライン」発売! 歴代最強「匠“手組み”エンジン」×旧車デザインの「特別仕立て」登場も「次期型」はもう出ない…? 「集大成」完売した現状とは
日産「新型スカイライン」発売! 歴代最強「匠“手組み”エンジン」×旧車デザインの「特別仕立て」登場も「次期型」はもう出ない…? 「集大成」完売した現状とは
くるまのニュース
実は大きく違う!? モータースポーツ総合エンターテイナー濱原颯道が開催した「クシタニライダー台湾人スクール」で感じた台湾人ライダーと日本人ライダーの練習環境の違いとは
実は大きく違う!? モータースポーツ総合エンターテイナー濱原颯道が開催した「クシタニライダー台湾人スクール」で感じた台湾人ライダーと日本人ライダーの練習環境の違いとは
バイクのニュース
旧車への憧れ、理由の1位は「デザイン」、人気車種は…旧車王が調査
旧車への憧れ、理由の1位は「デザイン」、人気車種は…旧車王が調査
レスポンス
いずれスポーツカー[バブル]は崩壊する!! その時あなたは買う勇気があるか!?
いずれスポーツカー[バブル]は崩壊する!! その時あなたは買う勇気があるか!?
ベストカーWeb
レゴとF1、パートナーシップを締結…2025年からクリエイティブな遊び提案へ
レゴとF1、パートナーシップを締結…2025年からクリエイティブな遊び提案へ
レスポンス

みんなのコメント

57件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

193.7235.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.0234.9万円

中古車を検索
シビックの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

193.7235.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.0234.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村