■新型「プリウス」の「進化」を象徴する「エモいデザイン」
トヨタは2022年11月16日、5代目となる新型「プリウス」を世界初公開しました。
歴代のフォルムを継承しながら、さらにワイド&ローなスタンスでスタイリッシュさをアップさせた新型プリウスの先鋭的なデザインについて、新色を含め8色が用意されたカラーバリエーションとともに読み解きます。
【画像】「ワクワク」感アップ! トヨタ新型「プリウス」のエモいデザインとカラバリを写真で見る(40枚)
1997年、世界初の量産型ハイブリッドカーとして初代が登場して以来、世界をけん引する低燃費なエコカーの象徴として、25年に渡る歴史を重ねてきました。
トヨタによると、歴代プリウスシリーズのグローバル累計販売台数は約505万台で、削減できたCO2は約8200万トンに及ぶといいます。
その間トヨタでは、コンパクトカーからSUV、ミニバン、商用車に至るまでほぼすべてのモデルにハイブリッドシステムを搭載し、広く普及させるまでに至っています。
そんななかで、7年ぶりのフルモデルチェンジを実施した5代目新型プリウスが掲げたコンセプトは「Hybrid Reborn(ハイブリッド リボーン)」です。
トヨタでは次の25年に向けプリウスの在り方を再検討し、プリウス自身が生まれ変わることで、もっとハイブリッドの魅力をアピールしたいとの思いが込められているといいます。
低燃費・低排出ガスといったエコなハイブリッドカーらしい高い環境性能は当然のこと、「ひとめぼれさせるデザイン」と「とりこにさせる走り」を兼ね備えたモデルにしたのです。
その象徴となるのが、2代目プリウスが採用して以来継承される「プリウスらしさ」の象徴である「モノフォルムシルエット」(トライアングルシルエット)の進化です。
トヨタでは、新型プリウスは「ハイブリッド リボーンのアイコンとして、よりワクワクするエモーショナルなデザイン」を目指したといいます。
低重心でワイドなスタンスで走りの良さをイメージさせるとともに、よりスタイリッシュなプロポーションに進化。
低いスタンスという意味では、現行(4代目)プリウスのデザインも同様のコンセプトでしたが、新型ではより徹底させました。全高を40mmダウンさせ、車幅は20mm、全長は25mm拡大させるとともに、タイヤも19インチの大径サイズに拡大させるなど、スタイリッシュ路線をさらに加速させたのです。
造形面では、キャラクターラインを最小限に抑え、シンプルながら抑揚あるボディ造形とし「感性に響くエモーション」と「普遍的な美しさ」を表現したといいます。
※ ※ ※
このように「ワクワク」する「エモーショナル」なデザインを目指した新型プリウスは、カラーバリエーションにも同様の価値観を求めました。その象徴となるのが新色の「ASH(アッシュ)」と「MUSTARD(マスタード)」です。
アッシュは、ニュートラルなソリッドグレーに、色味のあるマイカを加え、ニュアンスのある表情を狙っています。
マスタードは、彩度を抑えた黄色にメタリックを加え、ハイライトのみが輝く独特の質感を目指したといいます。
新色2色を含め、ブルーやレッド、ホワイトなど、カラーバリエーションは全8色を用意します。
新型プリウスは今冬に発売を予定しており、11月中旬時点では価格やグレード展開といった詳細はまだ明らかにされていません。トヨタによると、全8色のカラーバリエーションは地域やグレードにより設定が異なるとのことです。
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そして来年には新型アルファードとプラド。
トヨタ盤石過ぎる。