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大阪が育んだ日本を代表する軽商用車! ダイハツが歴代ハイゼットを展示【大阪オートメッセ2022】

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大阪が育んだ日本を代表する軽商用車! ダイハツが歴代ハイゼットを展示【大阪オートメッセ2022】

ダイハツブースに大集合の歴代ハイゼット&アトレーを振り返る

 1960年の登場から現在まで、62年・11世代と軽自動車のなかではもっとも長い歴史を誇る「ダイハツ・ハイゼット」。2月11日(金)から13日(日)までインテックス大阪で開催されている「大阪オートメッセ2022」のダイハツブースでは、歴代のハイゼット&アトレーが一堂に会しているので、今回は写真とともに歴代モデルを振り返ってみたい。

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初代

 1960年11月に登場した初代ハイゼット。当初はトラックモデルのみが先行して販売され、およそ半年後にライトバン仕様が追加されている。現在のようなキャブオーバータイプではなく独立したボンネットを持つスタイルとなっており、乗用車に近いスタイルは、一家に一台というマイカー時代の到来を感じさせるものだ。

2代目

 1964年4月に登場した2代目ハイゼットトラックは、現在まで続くキャブオーバータイプとなり、車名もハイゼットキャブとなる。ドアはリヤヒンジの前開きとなっており、遅れて追加されたバンモデルも後部ドアはスライドドアではなくヒンジドアが採用された。

3代目

 1968年4月デビューの3代目は、軽キャブオーバータイプの車両としては初となる角型ヘッドライトを採用。また併売されていた初代ハイゼットが終売となったため、車名はハイゼットキャブからふたたびハイゼットへと戻された。またいち早く電気自動車仕様も登場し、1970年の大阪万博で遊覧用車両として採用されている。

4代目

 1971年9月にはトラックが4代目へとフルモデルチェンジ(バンは翌年2月)。バンモデルは軽自動車初のスライドドアを採用し、利便性を拡大していた。1976年4月には軽自動車規格の改訂に合わせてエンジンを360ccから550ccへ拡大する一方で、当時存在していた軽自動車免許ユーザー向けに360ccモデルも併売し、1981年8月まで継続販売が続けられた。

5代目

 先代モデルは軽自動車規格の変更に合わせて排気量のみの拡大で、ボディサイズはバンパーの延長のみとなっていたが、1977年6月に登場した5代目はボディサイズも新規格サイズとなり「ハイゼット55ワイド」として登場。拡大されたボディによって荷室スペースも広くなり、ゆとりある空間を実現。1980年にはハイルーフバンも追加され、さらなる荷室空間の拡大がなされた。

6代目

 1981年4月にはトラックとバンが同時にフルモデルチェンジ。丸目ヘッドライトの上にウインカーを配したフロントマスクは、「まゆげハイゼット」の愛称でも親しまれた。バンはハイルーフを前提として大型のリヤゲートを備えたほか、乗用ユースを意識した豪華仕様の「ハイゼット・アトレー」も設定。1983年10月にはトラックにキャビン後方を延長した「ジャンボ」が追加され、これは現在でもラインアップされる人気車種となった。

7代目

 7代目となるハイゼットは1986年4月に登場。それまで2気筒だったエンジンは新型の3気筒エンジンへと置き換えられた。4WDモデルにはスーパーデフロックを採用し、悪路での走破性を高めている。1988年10月には「デッキバン」が追加され、1990年4月には再び改訂された軽自動車規格に合わせて660ccエンジンへと換装されている。

8代目

 1994年1月に登場した8代目モデルは、新規格となった軽自動車規格に合わせて大型化されたボディを採用して登場。エンジンも新設計のEF型となり、出力・トルクともに向上して軽快な走行性能を実現した。アトレーはバンの1グレードから派生車種となり、車両型式も専用のものが与えられ、片側スライドドアの専用ボディも用意された。

9代目

 今まではトラックとバンで共通した車体を使用していたハイゼットであるが、1999年1月に登場した9代目モデルはバンボディのみがセミキャブオーバータイプとなり、ジウジアーロが手掛けた流麗なデザインを纏っていた。派生車種のアトレーには1999年6月に乗用モデルとなる「アトレーワゴン」が追加。2004年にバンモデルのカーゴのみフルモデルチェンジを実施し、トラックは2014年まで継続販売された。

10代目

 バンモデルのハイゼットカーゴのみが2004年12月に10代目へと進化。トラックとはまったく異なる新規プラットフォームを採用し、大型のグローブボックスやユーティリティホールの設置など、使い勝手の面でも大きく進化を果たした。2017年のビッグマイナーチェンジでは先進安全装備である「スマートアシストIII」を採用し、エクステリアも大きく変更されている。

 一方のトラックは2014年10月に10代目へと進化。軽トラックながら豊富なカラーバリエーションを設定し、2018年には軽トラック初の衝突被害軽減ブレーキを含むスマートアシストIIIを搭載。2021年のマイナーチェンジではAT車をCVTへと置き換え、スマアシはステレオカメラを装備した次世代型となっている。

11代目

 2021年12月にはバンモデルのみが11代目へとフルモデルチェンジ。軽商用車としては初の「DNGA」を採用し、AT車は全車CVTとなった。またアトレーはワゴンからふたたびバン登録へと戻され、ターボエンジンを搭載した「アトレーデッキバン」も設定。バンのロールーフ仕様やターボのMT仕様は廃止となった。

 先進安全のスマートアシストはステレオカメラを採用した新世代型となって全車標準装備となったほか、軽のキャブオーバータイプバンとしては初となる、両側パワースライドドアとイージークローザーが設定されている。

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みんなのコメント

5件
  • 軽トラのMT車は楽しいよね。
  • 年表を見ると意外に「ミゼット」と「ハイゼット」ってラップしてますね。
    1957年新登場のミゼットがまだバ-ハンドルタイプを1961年まで継続販売している時代にハイゼットが登場してます。
    1959年に丸ハンドルのMP型が登場してから生産終了の1972年まで15年間も併売だったのですね。

    面白い事に同時期にマツダ、ダイハツはオート3輪トラックでも有名。
    1952年から1972年まで2t積み(全長6m/1500cc-2000cc4気筒ガソリン)の巨大トラックを製造していました。

    小さいクルマのダイハツがミゼットやハイゼットを造っていたとイメージする人が多いと思うけど
    どちらかという普通トラックを造っていたダイハツが軽トラックにも進出してきてビッグヒットさせたと言う方が、
    当時の認識としては正しい。

    当時ホンダは4輪どころかスーパーカブをリリースした頃、スズキが1955年軽自動車「スズライト」を発表した頃
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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