エンブレムをインフィニティから日産へ付け替え、大きくマイナーチェンジ
13代目となる現行型のスカイラインが、6年前に登場した時には物議を醸した。
日産 スカイラインとして日本で販売するにも関わらず、北米のプレミアムブランドとして作られたインフィニティ Q50と同様のエンブレムを装着しているのだから。
しかし、ただ単にエンブレムを付けているのではなく、フロントグリルのデザインや質感の高い内装など、同社のプレミアムブランドにふさわしい車になっている。
日産ブランドのモデルに比べると、かなりのコストをかけて作られたことがわかる。
以前、他の記事でも紹介したが、オススメできる1台である。
もっと売れてもいいモデル スカイライン編はこちらこのたびのマイナーチェンジで、大幅なフロントマスクの変更と伝統的な丸テールを復活させ、インフィニティ スカイラインから日産 スカイラインへと生まれ変わった。
スカイラインは、昔から日本における他にはないスポーツサルーンだったという歴史がある。
ただ、サルーンであることだけにとどまらず、歴史的な日産のDNAを投入したモデルこそが“400R”である。
その名のとおり400psを超える3Lツインターボエンジンを搭載したFRは、まさに腕が試されるスポーツサルーンと言って良いだろう。
国産らしさを残した職人の仕事場
ハイブリッドモデルには、手放し運転が可能な「プロパイロット2.0」が付いているが、400Rには付いていない。
シート位置を調整してスタートする。エンジンが冷えているときは燃料が濃く圧力も高いため、とてもイイ音がするが、温まってくると至って普通のサルーンといった感じだ。
ブレーキを踏むと、カシッとした剛性感あるフィールがあり、400Rが特別な仕様であるということを再認識できる。
Dレンジに入れて発進だ。ゆっくりとアクセルを踏んでいく。
ATが完全に温まっていないせいか、同じギアで引っ張るホールド気味であるが、極めてリニアな立ち上がりだ。
10分ほど市街地を走り温めたあと、少し深めにアクセルを踏み込んでみる。
ATの歯切れは良く、伝達ロスを最小限にとどめガッチリした印象だ。
エンジンの特性とATとのプログラミングもイイ。通常のスカイラインのV6ターボよりもレスポンシブだ。
高速道路に入る。高速コーナーでもステアリングの修正なしにオンザレーンでトレースできる。
ステアリングの剛性も高く、S字のような道でも真っ直ぐな道に思えるような操作感だ。
直線でグッとアクセルに力を込めて加速した。この加速、どこまでも踏み込んでいきたくなる。
クルージングはBMW的なサルーンの味付けだが、サスペンションのストローク感は国産車らしいというところに愛嬌を感じる。
しばらく走り、続いては山間部へ入る。
タイトコーナーでもステアリングの反応は上々だ。
もう少しロールを抑えた感じの方が私は好みだが、400Rは路面とのコンタクトを大切にしている印象が強い。
少し荒めにアクセルをオンにすると、あっという間にリアのトラクションが失われそうになるところには、昔気質のFRっぽさを感じる。
何もかもを電子制御することで誰でも上手く操れるわけではなく、ドライバーの腕によって様々な挙動を示す。
この400Rというモデルは、職人が自分自身の技をもって製作に没頭できる仕事場のような車だ。
文/松本英雄、写真/尾形和美【試乗車 諸元・スペック表】●3.0 400R型式5BA-RV37最小回転半径5.6m駆動方式FR全長×全幅×全高4.81m×1.82m×1.44mドア数4ホイールベース2.85mミッション7AT前トレッド/後トレッド1.53m/1.56mAI-SHIFT-室内(全長×全幅×全高)2m×1.48m×1.18m4WS-車両重量1760kgシート列数2最大積載量-kg乗車定員5名車両総重量2035kgミッション位置フロア最低地上高0.13mマニュアルモード◯ 標準色ダークメタルグレーメタリック、ブリリアントシルバーメタリック、スーパーブラックオプション色HAGANEブルーメタリック、オーロラフレアブルーパール2コートパール、ブリリアントホワイトパール3コートパール、メテオフレークブラックP 2コートパール、インペリアルアンバーパール、カーマインレッドカラークリアーメタリック掲載コメント-型式5BA-RV37駆動方式FRドア数4ミッション7ATAI-SHIFT-4WS-標準色ダークメタルグレーメタリック、ブリリアントシルバーメタリック、スーパーブラックオプション色HAGANEブルーメタリック、オーロラフレアブルーパール2コートパール、ブリリアントホワイトパール3コートパール、メテオフレークブラックP 2コートパール、インペリアルアンバーパール、カーマインレッドカラークリアーメタリックシート列数2乗車定員5名ミッション位置フロアマニュアルモード◯最小回転半径5.6m全長×全幅×全高4.81m×1.82m×1.44mホイールベース2.85m前トレッド/後トレッド1.53m/1.56m室内(全長×全幅×全高)2m×1.48m×1.18m車両重量1760kg最大積載量-kg車両総重量2035kg最低地上高0.13m掲載用コメント-エンジン型式VR30DDTT環境対策エンジンH30年基準 ☆☆☆☆種類V型6気筒DOHC使用燃料ハイオク過給器ターボ燃料タンク容量80リットル可変気筒装置-燃費(10.15モード)-km/L総排気量2997cc燃費(WLTCモード)10km/L└市街地:6.5km/L└郊外:10.6km/L└高速:12.5km/L燃費基準達成-最高出力405ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm475(48.4)/5200エンジン型式VR30DDTT種類V型6気筒DOHC過給器ターボ可変気筒装置-総排気量2997cc最高出力405ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm475(48.4)/5200環境対策エンジンH30年基準 ☆☆☆☆使用燃料ハイオク燃料タンク容量80リットル燃費(10.15モード)-km/L燃費(WLTCモード)10km/L└市街地:6.5km/L└郊外: 10.6km/L└高速: 12.5km/L燃費基準達成-
日産 スカイライン(現行型)のカタログはこちら
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
200万円台! スズキ“新型ミニバン”「クルーズ」実車展示! 全長4.4m級ボディ×MT設定あり! 精悍エアロが超カッコイイ「エルティガH」インドネシアで登場
660ccの「小さな高級車」って最高! めちゃ上品な「オトナの軽自動車」に称賛の声! ダイハツ本気の「ラグジュアリー仕様」が凄かった!
「覆面パトカー」どうやって見分ける? 「クラウン」だけではない!? 「走り方」や「ナンバー」にも注目! 共通する特徴とは
1.5リッターエンジンで「300馬力」オーバー! 超パワフルな「小さな高級車」発表に驚きの声! リーズナブルな「低価格」も実現した新型イヴォークとは
もしやヴェゼル窮地!? お、値段以上に立派なバカ売れWR-Vってコスパ最強じゃない!?
みんなのコメント
発売して結構たつのに。
広報車ないとテレビ番組にも取り上げてもらえないし。
400Rは私にとって評価は高いです。