2030年までに新車販売の50%以上をEVと燃料電池車にするという方針が掲げられている北米の自動車業界。そうしたなか米自動車最大手ゼネラルモーターズ(GM)はCES2022において、自動運転技術を盛り込んだ最新のEVのコンセプト「キャデラック インナースペース」を発表した。
インナースペースはキャデラックが未来の交通手段として提示するコンセプト群「ハロー・ポートフォリオ」の1台。昨年の同見本市では垂直離着陸可能な有人ドローンや自動運転のピープルムーバーを発表したが、今年はラグジュアリーな2人乗りクーペに自動運転を組み合わせた。
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アピールポイントは完全自動運転を前提としたインテリアで、シートの前にはステアリングホイールやメーター類の代わりに大型のLEDディスプレイが設置される。GMによると、乗員はこのディスプレイを通じてAR(拡張現実)技術を使った様々なコンテンツを楽しむことで、運転ではなく「旅」に集中することができるという。また、ワイヤレス管理システムによりバッテリーを車体全体に搭載したことでキャビンを拡張することにも成功。フロアを薄く設計することでスポーツカー並みの低い着座位置も実現している。
デザイン上で特徴的なのは、ルーフからボディサイドの一部にまで広がる巨大なパノラマガラス。これにより、流麗な低いルーフラインにもかかわらず、遮るもののない視界が確保された車内は、広々としたラウンジのように居心地の良い空間となっている。しかも、このガラス天井は全体をキャノピーのように上方へ開けることが可能で、大型のドアやサイドへ回転するシートも相まって従来のモデルにはないスムーズな乗降性を確保しているのだ。
さらに、超大径ホイールに装着されるグッドイヤー製タイヤも快適性に貢献。その素材には石油系オイルに代わって大豆油ともみ殻由来のシリカが使われ、内部には音波の共鳴を緩和して静かな乗り心地を実現するサウンドコンフォート技術を採用している。加えて、自動運転では乗員がタイヤの異常に気付くのが遅れるため、空気圧、温度、荷重、その他の性能に関する重要な情報を車両側へ伝達するシステムも搭載される。
未来型EVの姿を次々に打ち出すGM。今後の動きにも是非注目したい。
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