現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ クラウン クロスオーバー【3分で読める国産車解説/2023年版】

ここから本文です

トヨタ クラウン クロスオーバー【3分で読める国産車解説/2023年版】

掲載 1
トヨタ クラウン クロスオーバー【3分で読める国産車解説/2023年版】

トヨタ クラウン クロスオーバー(TOYOTA CROWN CROSSOVER)
現行モデル発表日:2022年7月15日
車両価格:435万円~640万円

RSはエンジンとモーターがいい仕事をしている
まず、2.5L 直4NAエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステム(THS II)搭載の「Gアドバンスド」に試乗した。走り出すと、ちょっと不満を感じた。モーター走行している時はジェントルでいいが、エンジンがかかると、車内に聞こえてくるその音があまり気持ち良くない。加速感と協調していない印象もある。このクラスなら、もう少しエンジン音を刺激的にしてほしい。これは、2.4Lターボエンジン+モーターのRSに期待したいと思いながら試乗を終えた。

トヨタが新型「クラウン」を初公開。4バリエーションを同時にお披露目! まずはクロスオーバーから発売予定

ほどなくして、2.4Lデュアルブースト ハイブリッドシステムを搭載した「RS」に試乗する機会を得た。こちらには期待していたのだが、先に結果を書くと、RSは期待を上回っていた。デュアルブースト ハイブリッドシステムは、2.4Lターボエンジンとモーターを直結させて前輪を駆動、さらにリアを駆動させるeアクスルと呼ばれる大型モーターを搭載している。

エンジンは、最高出力272ps/6000rpm、最大トルクは460Nmを2000rpmを発生する。これにフロント82.9ps/292Nm、リア80.2ps/169Nmを出力するモーターを組み合わせる。ちなみにシステム最高出力は349psだ。実際に走るとドライバーの意志に素早く反応し、とても扱いやすくワインディング路に持ち込んでも気持ちいいドライブフィールが味わえる。これはトヨタ初採用となるマルチリンク式リアサスペンションの効果も大きい。

駆動方式は、E-Fourと呼ばれる4WD。これは前後トルク配分を状況に合わせ0:100~20:80に可変させることができる。ただしトランスミッションは6速AT。これはぜひとも多段化してほしい。試乗後、クラウンは2.4Lターボ車が本命、パワートレーンもこれ1本だけでよかったのではないかと思い、開発者に聞いてみると、2.5Lモデルが必要な理由として「価格差」と「燃費」を挙げていた。

車両価格は2.5Lエンジン車のXが435万円から、RSが605万円からと170万円の差がある。燃費は、WLTCモードでXがレギュラーガソリン仕様で22.4km/L、RSがプレミアムガソリン仕様で15.7km/Lと6.7km/Lもの違いがある。これが2.5Lモデルの存在理由だという。

2.5L自然吸気エンジンと2.4Lデュアルブースト ハイブリッドシステム。この2モデルの性格はかなり違い、これらの選択肢が用意されていることこそ新型クラウンの特徴なのだが、そのパフォーマンスを考えると、できればRSを選びたいところだ。

トヨタ クラウン クロスオーバー RSアドバンスド 主要諸元


●パワーユニット:2.4L 直4DOHCターボ+モーター
●総排気量:2393cc
●エンジン最高出力:200kW(272ps)/6000rrpm
●モーター最高出力:前61kW(82.9ps)/後89kW(80.2ps)
●エンジン最大トルク:460Nm(46.9kgm)/3600rpm
●モーター最大トルク:前292Nm(29.8kgm)/後169Nm(17.2kgm)
●駆動方式:4WD(E-Four)
●サスペンション形式:前ストラット、後マルチリンク
●タイヤサイズ:225/45R21
●車両価格:640万円

[ アルバム : トヨタ クラウン クロスオーバー はオリジナルサイトでご覧ください ]

こんな記事も読まれています

【2024年版】ホンダ ステップワゴンVS日産 セレナを徹底比較
【2024年版】ホンダ ステップワゴンVS日産 セレナを徹底比較
グーネット
乗って、触って、新型フリードここが変わった!【工藤貴宏】
乗って、触って、新型フリードここが変わった!【工藤貴宏】
グーネット
アレックス・マルケス、グレシーニとの契約延長へ。ドゥカティMotoGP陣営で3シーズン目に挑む
アレックス・マルケス、グレシーニとの契約延長へ。ドゥカティMotoGP陣営で3シーズン目に挑む
motorsport.com 日本版
[カーオーディオ・素朴な疑問]メインユニット…アルパイン『ビッグX』のオーディオ機器としての実力は?
[カーオーディオ・素朴な疑問]メインユニット…アルパイン『ビッグX』のオーディオ機器としての実力は?
レスポンス
最新パワーユニットを搭載した「メルセデスAMG CLE53 4MATIC+ クーペ」を追加発売
最新パワーユニットを搭載した「メルセデスAMG CLE53 4MATIC+ クーペ」を追加発売
月刊自家用車WEB
日産新型「最上級3列SUV」まもなく登場! 全長5.4m級の巨大ボディ&超豪華インテリア採用! 新型「QX80」米国で発売へ
日産新型「最上級3列SUV」まもなく登場! 全長5.4m級の巨大ボディ&超豪華インテリア採用! 新型「QX80」米国で発売へ
くるまのニュース
TomTomがBMWモトラッドのグローバルラインナップへナビゲーションスタックの提供を発表!さらに革新的なモデルへ
TomTomがBMWモトラッドのグローバルラインナップへナビゲーションスタックの提供を発表!さらに革新的なモデルへ
バイクのニュース
アストンマーティンF1、ランス・ストロールとの契約を”2025年以降”まで延長。ホンダPU搭載マシンもドライブへ
アストンマーティンF1、ランス・ストロールとの契約を”2025年以降”まで延長。ホンダPU搭載マシンもドライブへ
motorsport.com 日本版
アルピーヌF1のブリアトーレが、サインツ獲得に動く。ウイリアムズ、アウディとの争奪戦を展開
アルピーヌF1のブリアトーレが、サインツ獲得に動く。ウイリアムズ、アウディとの争奪戦を展開
AUTOSPORT web
魔改造の夜に「Sズキ」登場!! ワニちゃん水鉄砲でエンジニアが壮絶な闘い
魔改造の夜に「Sズキ」登場!! ワニちゃん水鉄砲でエンジニアが壮絶な闘い
レスポンス
なぜD1グランプリ王者はレイズを選ぶ?「gram LIGHTS 57NR」をトヨタ「GR86」にセットする「Team TOYO TIRES DRIFT」を紹介します
なぜD1グランプリ王者はレイズを選ぶ?「gram LIGHTS 57NR」をトヨタ「GR86」にセットする「Team TOYO TIRES DRIFT」を紹介します
Auto Messe Web
7年ぶりにラリー・ポーランドがWRCに復帰、勝敗を分けるポイントは?【WRC第7戦開幕プレビュー】
7年ぶりにラリー・ポーランドがWRCに復帰、勝敗を分けるポイントは?【WRC第7戦開幕プレビュー】
Webモーターマガジン
首都高沿いの神田川がぐにゅ っと曲がる場所で「橋を撤去します」 変わる“印刷会社銀座” 都バスも経路変更
首都高沿いの神田川がぐにゅ っと曲がる場所で「橋を撤去します」 変わる“印刷会社銀座” 都バスも経路変更
乗りものニュース
メルセデス・ベンツ、CLEカブリオレを発売
メルセデス・ベンツ、CLEカブリオレを発売
月刊自家用車WEB
BYDが“フラッグシップモデル” EV「SEAL」発売 「ブレードバッテリー」が長い航続距離と安全性確立
BYDが“フラッグシップモデル” EV「SEAL」発売 「ブレードバッテリー」が長い航続距離と安全性確立
くるまのニュース
アストンマーティン『バリアント』発表、745馬力のV12を6速MTで操る…世界限定38台は完売
アストンマーティン『バリアント』発表、745馬力のV12を6速MTで操る…世界限定38台は完売
レスポンス
日本全国いますぐチェック! 梅雨&台風シーズンに向けて必須の「愛車チェック&メンテ」6つ
日本全国いますぐチェック! 梅雨&台風シーズンに向けて必須の「愛車チェック&メンテ」6つ
WEB CARTOP
金利ゼロ! 通常のローンを断られても使える! 魔法のように聞こえる中古車屋の「自社ローン」の落とし穴
金利ゼロ! 通常のローンを断られても使える! 魔法のように聞こえる中古車屋の「自社ローン」の落とし穴
WEB CARTOP

みんなのコメント

1件
  • kvg********
    累計が3万台を超えると、色々なところで見ることが多くなったな。あのえげつない2トーン色以外は。割に目立たない。自分は職業病ですぐ見つけてしまうが。
    先代が登録台数30位付近をうろうろしていたけど、このモデルは20位付近で安定しているようだ。(その上に、ランクルやアルファードがあるのが驚きだが)
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

509.9575.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

26.8879.0万円

中古車を検索
クラウンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

509.9575.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

26.8879.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村